(レポ&写真) [シュートボクシング] 6.1 後楽園:チャップマン、緒形にも完勝
シュートボクシング協会 "“S”of the world Vol.3" 2003年6月1日(日)東京・後楽園ホール
レポート:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・キック&K-1中量級スレッド]
第8試合 71kg契約 3分5R ×緒形健一(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級王者) ○シェイン・チャップマン(オーストラリア/フィリップ・ラム・リーガージム/HKMTC世界ミドル級王者) 判定0-3 (41-50,41-50,42-50)
着実にローやストレートを当てる場面もあった緒形だが、2R、カウンターのストレートと膝で2連続ダウン。3Rと4Rも右ストレートで1度ずつダウンを喫する。ろっ骨を負傷しながらも5Rまで戦い抜き、アンディー・サワー戦同様脅威のタフネスを発揮したものの、チャップマンとの技術と体格の差は歴然で、「外国人天国」攻略は失敗した。
勝ったチャップマンは解説席にいた後藤龍治を次の相手に指名。マイクを持った後藤は「外国人天国は僕が終らせます。ここに上がって勝ち逃げしている外人、俺が1人ずつぶっ潰す」と宣言した。後藤は昨年12月のオーストラリア大会で敗れた強豪・ジョン・ウェインと、7月4日(金)大阪府立体育会館第2競技場大会のメインで再戦することが既に決定している。チャップマン戦を前に、ウェインへのリベンジは必須となる。
第7試合 85kg契約 3分5R ○ネイサン・コーベット(オーストラリア/ブンチュウジム/SB日本ライトヘビー級1位) ×伊賀弘治(龍生塾/SB日本ヘビー級3位) 2R 0'57" KO (左フック)
コーベットが1Rから重いパンチと膝で攻め、2R、ローを散らしてからの右左のパンチ連打で伊賀をノックアウト。
第6試合 66.68kg契約 3分5R ○宍戸大樹(シーザージム/SB日本スーパーライト級王者) ×加藤督朗(PHOENIX/WMTAサウスパシフィック・ムエタイライト級王者) 延長2R 判定2-1 (10-9,9-10,10-9) ※延長1R 判定0-1 (9-10,10-10,10-10) ※本戦 判定0-1 (50-50,50-50,50-50)
宍戸が右ロー、加藤が左右のミドルを主体に一進一退の攻防を繰り広げ、本戦では決着がつかず延長へ。左右のハイを当てるなど加藤が優位に試合を進めたかに見えたが、2票を獲得できず再延長に突入。それでも一進一退の攻防が続き、ジャッジは割れたものの、パンチの連打を当てた宍戸がなんとか勝利をものにした。 マイクを持った宍戸は「僕がライト級を全部制覇したい。でも今日は僕自身も勝ったとは思ってません。ムエタイルールでも構いませんので、加藤選手ともう一回やりたいです」とマイクアピール。加藤も再戦を希望した。
第5試合 79kg契約 3分5R ×YU IKEDA(湘南ジム/SB日本ライトヘビー級4位) ○薮 英平(龍生塾) 4R 2'02" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
薮はアマチュアSBと関西グローブ空手の準優勝者。今回がプロデビュー戦だったが、プロ12戦のキャリアのあるYUをパンチラッシュで圧倒。3Rにダウンを奪い、4Rもコーナーに詰めパンチを連打したところでレフェリーが試合をストップした。
第4試合 スーパーフェザー級 3分3R ○歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン) ×植松辰弥(シーザージム) 判定3-0 (30-28,30-27,30-29)
第3試合 ライトヘビー級 3分3R ○杉澤英樹(シーザージム) ×高橋 渉(高田道場) 判定3-0 (30-28,30-28,30-28)
第2試合 スーパーライト級 3分3R ○金井健治(ライトニングジム) ×小武悠希(U-FILE CAMP.com) 判定3-0 (30-28,30-28,30-29)
第1試合 フェザー級 3分3R ×中林英貴(シーザージム) ○所 一通(SSSアカデミー) 判定0-2 (28-28,27-28,28-29)
Last Update : 06/03
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