(レポ&写真) [キングダム] 4.13 多摩:エルガイツルールは一本決着でプロローグ
キングダム・エルガイツ "プロローグ 〜復活への序章〜" 2003年4月13日(日)東京・エキサイトスペースZ-Zone
レポート:新小田哲 写真:井田英登 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・総合全般スレッド]
第8試合 キングダム異種格闘技戦 エルガイツルールLevel1 無差別級 10分1R ○大橋秀幸(キングダム・ダークウルフ) ×水埜正之(シラット) 3'27" チョークスリーパー
試合前に新ルール「エルガイツルール」の説明が行われ、リング外の各コーナーに赤いTシャツを着た4人のオブザーバーが配置される。チーフオブザーバーはルール創始者の入江秀忠が務めた(左上写真)。 水埜はインドネシアの武術・プンチャック・シラット暦8年で、リングインするとシラットの型を披露。ゴングが鳴るといきなりパンチの連打で猛ラッシュをかける。これに対し「落ち着いて対処出来た」という大橋は引き込んでフロントチョークの体勢へ。がっちりロックされているように見えたが、水埜は長い時間をかけてこれに耐え、首を抜くと再び上からパンチの連打からバックマウント。しかし大橋が体勢を入れ替えてハーフガードからマウントへ移行しパンチの連打。たまらず水埜が背中をむけたところでスリーパーに捕らえ、水埜はしばらく抵抗していたがたまらずタップした。
第7試合 スーパーファイト グラップリングバウト クルーザー級 10分1R ×アンソニー・ウェイン・ハス(マッハ道場) ○小林 歩(フリー) ロストポイント0-0 エキストラポイント1-2
この試合は打撃禁止のグラップリング・ルールで行われた。小林(写真右)はレスリングの強豪で、今年はコンバットレスリングやアブダビ予選にも参加しているが、プロの試合はこれが始めて。セコンドにはMAX宮沢がついた。 体格が二周り小さい小林だが、タックルからハスを豪快に持ち上げて叩き付け、スープレックス・ポイントを奪取。しかし総合ルールで一日の長があるハスはうまく体を入れ替えて腕を取りにいく。これは小林がなんとかクリアしてスタンドへ。
今度はハスが強引にフロントスープレックス気味に投げ、スープレックス・ポイントを取り返す。素早くバックを取りサイドへ回るが、逆に小林が下から腕を取り、ロック・ポイントを奪う。これは1回転して逃れたハスだがガードポジションを強いられてしまう。 以後、スタンドレスリングでは小林が強さを発揮し、ハスはガードポジションを強いられる場面が目立ち始める。セコンドの桜井“マッハ”速人の指示で下から関節をいろいろと狙うハスだが、小林の固い守りを崩すことは出来ず。緊迫した好勝負はあっという間に10分が過ぎ、小林が僅差でプロ初勝利を上げた。最近はキックボクシングのジムで打撃の練習もしているという小林は、総合ルール進出にも意欲を見せている。
第6試合 グラップリングバウト スーパーミドル級 10分1R △膠着 保(キングダム・サテライト) △市川勢一郎(KWK) ロストポイント0-0 エキストラポイント2-2
第5試合 キングダムルール ウェルター級 10分1R ○森山“九州”邦昭(キングダム・サテライト) ×菅野敦志(G-イタクラ) 6'09" KO (2ダウン)
第4試合 キングダムルール ミドル級 10分1R ×安藤信也(格闘技道場 信) ○大森健太(IMNグラップリング) 1'44" チキンウィングアームロック
第3試合 キングダムルール フェザー級 10分1R △佐藤博昭(IMNグラップリング) △樋口弘信(J-BLOW) ロストポイント0-0 エキストラポイント0-0
第2試合 キングダムルール ウェルター級 10分1R △矢内秀和(キングダム・サテライト) △吉沢君生(J-BLOW) ロストポイント1-1 エキストラポイント1-1
<アマチュアバウト>
キングダムルール ミドル級 5分1R ×安藤信也(格闘技道場・信) ○佐々木北斗(IMNグラップリング) 1'57" 腕ひしぎ十字固め
スタンディングバウト ウェルター級 3分2R ○野呂晴彦(キングダムジム) ×高橋宣久(非公開) 不戦勝
スタンディングバウト ライト級 3分2R ○薬師寺浩之(キングダムジム) ×上野丈彦(非公開) ポイント0-0
Last Update : 04/23
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