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(レポ&写真) [APKF] 3.30 ディファ:TURBO、大流血も桜井洋平への挑戦権獲得

アジア太平洋キックボクシング連盟 "THE SUPER KICK 2003 頂上シリーズ M-124"
2003年3月30日(日)東京・ディファ有明

  レポート&写真:新小田哲   [→掲示板・キック&K-1中量級スレッド]

メインイベント ライト級 3分5R
○清野浩志(MTONG/NKBライト級)
×トースー・ナ・ノンタチャイ(タイ/タイ国ライト級)
判定3-0 (50-49,50-47,50-49)


 昨年12月にAPKFに復帰していきなりNKBライト級ランカー飯田に逆転KO勝ちした清野の復帰2戦目。対するノンタチャイは昨年11月にNKBフェザー級トーナメント準優勝のTURBOと引き分けているベテラン。
 パンチで勝負に出る清野、ノンタチャイも応戦し打ち合いに。清野は体格差を生かして前に出てパンチを当て、首相撲の攻防でも互角に渡り合う。3Rにはパンチでラッシュをかけてポイントを奪い、4Rにはノンタチャイのカットに成功する。最終ラウンドまで激しいパンチの打ち合いが展開され、僅差ながら清野が判定で押し切った。

セミファイナル 68kg契約 3分5R
○ペッカセーム野獣(MTONG/タイ国ウェルター級)
×中村篤史(北流会君津/NKBウェルター級3位)
1R 2'00" KO (左ハイキック)


 日本人の中量級選手を総なめにしているペッカセーム。今回の対戦相手、中村の2度のローブローに怒ったペッカセームは、コーナーに詰め肘でひるませると左ボディから物凄い右ストレートでダウンを奪う。立ち上がったものの戦意喪失気味の中村に右フックから左ハイキックでKO勝ちした。

◆ペッカセーム「自分は本来首相撲の選手。でも日本では本当に怒った時しかヒザは使わない。大谷戦(3RKO)やHIROSHI戦(1RKO)ではヒザを使ったけど今回は使うまでもなかった。これからもう1試合出来そう?全然問題ない。若いときには1日4試合したこともあるよ。」

第9試合 71.5kg契約 3分5R
○チャイディー侍(MTONG/タイ国ウェルター級)
×ロペス金本(光/NKBミドル級)
判定3-0 (50-45,50-44,50-45)


 元ラジャダムナンライト級王者のチャイディー、ほとんどガードをせず金本のパンチを顔面にもらうが意に介せず重い右ミドルと、ラフだが力強い左右のボディで前進。3Rには2度のダウンを奪うが金本の頑張りもあってKOはならなかった。タイでチャイディーのジムで練習していたスネーク加藤によると、タイでは首相撲のトレーナーをしていたそうだ。

第8試合 フェザー級 3分5R
○TURBO(TaemOJ/NKBフェザー級1位)
×岩井伸洋(小国/NKBフェザー級2位)
判定3-0 (50-47,49-48,49-48)


 NKBフェザー級王者・桜井洋平への次期挑戦者を決める、同級1位と2位の重要な一戦。岩井がミドル、パンチで攻めるがスピードとタイミングで上回るTURBOはロー、パンチのコンビネーションをカウンター気味当て序盤を優位に進める。首相撲でも優位にヒザを当て、3Rにはハイをヒットさせるなど、予想以上の完全なTURBOペース。
 ところが4R打ち合いの中TURBOが額をカット。これが思いのほか流血の量が多く一転してTURBO大ピンチ。必死のアピールで2度のチェックを乗り切り、傷口を攻めようとする岩井の攻めも凌いだTURBOが判定で勝利した。

◆TURBO「勝ったとは全然思わないです。ちょっと気を抜いた瞬間にもらっちゃって。やる前から1位と2位の差を教えときたかったんですよ。圧勝したかったです。
 1、2Rは作戦どおりインロー狙って、右を中心に行こうと思ってたんで自分のペースでやれたと思うけど、切られてからは逃げてました。
 岩井選手は特にローもパンチも重くなかったです。首相撲もそうでもなかったし特に印象に残るものはなかったです。
(王者の桜井には)今のままでは勝てないです。やっぱりリーチがあるし、スピードで行こうとは考えてるんですけど、パワーで押し込まれたりするので、押し負けないパワーをつけたいです。」

第7試合 フェザー級 3分5R
○デンチャイ富士(MTONG/タイ国フェザー級)
×馳 大輔(JK国際/NKBフェザー級)
3R 2'06" KO (3ダウン:ヒザ蹴り)


 元ラジャダムナンのバンタム級7位だったというデンチャイは、馳のパンチをもらっても構わずに奇声を発しながらキレのある左ミドルを連発。2Rで早くも疲れたか首相撲に切り替えるが、ヒザを入れてから投げ、その際相手の体にヒザを落とす反則ギリギリのテクニックで馳を消耗させ、3Rにヒザ蹴りで3度のダウンを奪い勝利した。

 
第6試合 ライト級 3分3R
×堀口 聡(町田金子)
○佐々木靖卓(小国)
1R 2'39" KO (左フック)

第5試合 フェザー級 3分3R
×岩井弘一(光)
○戦え!ひでりん(パシフィック)
2R 0'31" KO (右フック)

第4試合 ウェルター級 3分3R
×横山力也(飛田)
○藤城健一(渡辺)
1R 2'15" KO (左フック)

第3試合 ライト級 3分3R
○道地 誠(飛田)
×伊東祐一郎(渡辺)
判定3-0 (30-24,30-24,30-24)

第2試合 バンタム級 3分3R
○生舞化物[なまけもの](町田金子)
×鳥山愛之(大阪真門)
判定2-0 (30-29,29-29,30-29)

第1試合 フライ級 3分3R
○加藤 誠(村越)
×小薗亮一(渡辺)
判定3-0 (30-27,29-27,29-27)

Last Update : 03/31

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