(レポ&写真) [全日本キック] 1.4 後楽園:大月晴明、ついにライト級王者に
全日本キック "ALL JAPAN KICKBOXING 2003 1th.BOUT - KICK ENERGY" 2003年1月4日(土)後楽園ホール
【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・キック&K-1中量級スレッド]
第8試合 メインイベント 全日本ライト級タイトルマッチ 5R ×林 亜欧(S.V.G./王者) ○大月晴明(AJパブリックジム/3位) 3R 1'32" KO (3ダウン:パンチ連打) ※大月が新王者に
序盤からストレート、フック、ボディを振り回す大月。林は落ち着いてブロックするが、大月はその上からでも林を叩き潰さんばかりの勢い。2Rになると林も左ミドルを当てるようになるが、大月はびくともせず攻め続け、3Rに立て続けに3度のダウンを奪い圧勝。デビュー以来10戦10勝(9KO)という恐るべき戦績で全日本ライト級王者となった。 それでも大月は「1年前に比べて力が落ちた」という。理由はここ1年精神的な浮き沈みが激しく、練習不足だったためだと語る。「もういっぺん練習しなおし、元に戻してからタイ人とやりたい」という大月の、2003年はまだ始まったばかりだ。
第7試合 セミファイナル 日本・韓国国際戦 70kg契約 5R ○清水貴彦(超越塾/全日本ミドル級2位) ×朴 載景[パク・ジェキョン](韓国/大韓ムエタイ協会スーパー・ウェルター級王者) 2R 2'33" KO (右ローキック)
開始早々から雄叫びをあげて突進した清水。左右の重いパンチと右ローで攻め続け、2Rに右ローで2度ダウンを奪ったところで朴が立ち上がれなくなり清水がKO勝ち。久々に快勝をとげた。
第6試合 日本・韓国国際戦 62kg契約 5R ×大月敦史(藤原ジム/全日本ライト級5位) ○任 治彬[イム・チビン](韓国/世界プロテコンドー・ミドル級王者,IKMF韓国格闘技協会ライト級王者) 4R 0'33" TKO (タオル投入)
落ち着いた表情でプレッシャーをかけ、着実に素早い攻撃を仕掛ける任。大月に全く攻めさせる隙を与えない。3R、任の右ローで大月が次第に下がり始める。さらに任はハイ、ボディも交え一気に攻め立て、ダウン寸前まで追い込む。4R開始まもなく、大月陣営がタオルを投入。任が打倒を目指す小林聡の前で圧倒的な強さを見せつけた。
第5試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ ○藤牧孝仁(はまっこムエタイジム/4位) ×湟川満正(AJパブリックジム/6位) 延長1R 判定2-1 (10-9,10-9,9-10) ※本戦判定0-1 (30-30,29-30,30-30)
3Rまでパンチ、肘、膝で一進一退の攻防が続き、延長戦へ。湟川も右ローで藤牧をスリップさせたが、左ボディを効かせた藤牧が評価され判定勝ち。
第4試合 全日本ウェルター級王座決定トーナメント準決勝 サドンデスマッチ ○三上洋一郎(S.V.G./2位) ×小松隆也(建武館/6位) 判定3-0 (30-29,30-29,30-29)
小松の勢いに押され気味の三上だったが、3R終盤に小松の左眉の下をカットすることに成功し、かろうじて決勝進出を遂げた。
第3試合 全日本ウェルター級王座決定トーナメント準決勝 サドンデスマッチ ×箱崎浩康(TEAM-1/1位) ○山内裕太郎(AJパブリックジム/7位) 判定0-2 (30-30,28-30,28-30)
12月大会で延長の末、諸星幸平を破り準決勝進出した山内が、1Rから右ローを着実に当て、パンチで前へ前へと出る箱崎を捕まえては膝を当てる。試合終了間際にはダウン一歩前まで追い込み、1位を破る金星。タイトルに王手をかけた。
第2試合 フェザー級 3R ×栗原 毅(AJパブリックジム) ○山本真弘(藤原ジム) 判定0-3 (27-30,27-30,28-30)
第1試合 フェザー級 3R ×デンジャー高山(TEAM-1) ○長 弘昌(S.V.G.) 判定0-2 (28-29,29-29,28-29) ※長はこの試合がラストマッチ
フレッシュマンファイト第3試合 65kg契約 3R ○前田大輔(はまっこムエタイジム) ×佐々秀幸(新空手,瀧澤学園) 判定3-0 (30-28,30-29,30-28)
フレッシュマンファイト第2試合 ウェルター級 3R ×荒木 光(はまっこムエタイジム) ○渡邊嘉也(勇心館) 1R 1'28" KO
フレッシュマンファイト第1試合 ライト級 3R ×笠原誠人(S.V.G.) ○梶村政綱(藤原ジム) 判定0-3 (29-30,28-30,28-29)
Last Update : 01/04
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