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(レポ&写真) [ブラジリアン柔術] 11.17 全日本オープン:中井、早川に敗れる

パレストラ "カンペオナート・ジャポネーズ・デ・ジュウジュツ・アベルト(全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント)"
2002年11月2日(土)-11月17日(日)
東京・台東リバーサイドスポーツセンター

 レポート&写真:井原芳徳

<6日目(11月17日(日))>

第38試合 アダルト黒帯レーヴィ級決勝(エントリー2名) 10分
○早川光由(ストライプル)
×中井祐樹(パレストラ東京)
ポイント0-0 アドバンテージ5-0

 のべ486名がエントリーし、6日間に渡って開催されたカンペオナート。中井が1階級上げてきたことで実現した国内初の日本人黒帯対決は、大会の最終試合にふさわしい白熱の好勝負となった。
 先にグラウンドに引き込んだ中井に対し、早川は果敢にパスガードを狙い続ける。満員の観衆は高度な駆け引きに固唾を飲む。早川は何度かハーフガードの体勢まで持ち込み、アドバンテージを4度獲得するが、中井の防御もしぶとく、ポイントを奪わせない。
 早川が息を荒げながらも攻める展開が続いたが、残り1分、中井が大逆転のチャンスを得る。沸き返る歓声の中、タックルでテイクダウンを奪おうと中井は必死に早川にしがみ付く。中井が早川を倒しポイントを得たかに思えたが、惜しくも場外。レフェリーの「待て」の声がかかった後で、逆転はならなかった。

 結局終了間際にも早川がアドバンテージを獲得し、アドバンテージ5-0で勝利。見事中井越えを果たした。この試合は文句無しで最終日のベストバウト賞を獲得。来年2月11日(祝)にプロ柔術Ground Impactの第2回大会がディファ有明で開催されることも発表され、両選手の出場も予定されている。


◆早川「こんなしんどい試合は初めてですね。最後は意識が飛ぶほどで…。最後まで一瞬も気が抜けませんでした。(中井選手は練習と試合では違った?)あまり変わらないですね。練習ではまだまだかなわないです。勝ちはしたけど、まだ中井さんを越えたとは思わないですね。今日は道場のみんなに責任を果たせたことが大きいです」

◆中井「(最初引き込んだ理由は?)あまり考えてなかったです。試合前に作戦は真っ白にしたので。(早川選手は練習と試合では違った?)同じですね。(再戦はしたいか?)機会があれば。また試合はできるんじゃないですかね。今度は勝ちたいです。(1階級上げて重さは感じた?)感じなかったですね。」

Last Update : 11/18

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