(レポ&写真) [Club DEEP] 11.10 名古屋:伊藤博之の復帰戦にリングスOB集結!
DEEP2001事務局 "Spy Master Presents Club DEEP 2nd in OZON" 2002年11月10日(日) 愛知・Club OZON 観衆:932人(満員札止め)
レポート&写真:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・DEEPスレッド]
<テレビ放映日程> ファイティングTVサムライ ●11/30(土) 17:00〜18:30 ●12/1(日) 13:00〜14:30 ●12/2(月) 18:00〜19:30 ●12/7(土) 13:00〜14:30 スターキャット・ケーブルネットワーク(中京地区) ●12/4日(水) 24:30〜26:00 ●12月22日(日) 24:30〜26:00
▼第2回となるClub DEEPは1000人近くのファンが詰め掛け大盛況となった。特に地元・名古屋の選手たちの頑張りが目立ち、一本決着が多く、攻守の激しい試合が多く見られた。普段のアマチュア大会と違い、ショーアップされた場での試合だったことも選手たちのハートを盛り上げる要因だったといえよう。佐伯繁・DEEP2001事務局代表は、今後大阪や九州でもClub DEEPを開催し、地方の格闘技シーンの活性化と有望な選手の発掘をする意向を示した。名古屋発の熱気が、東京一極集中の現状を打破していく予感のした大会だった。
第12試合 91kg以下契約 5分2R △伊藤博之(フリー) △山本孝夫(禅道会) 時間切れ
2月のリングス活動停止以降、怪我の療養で休んでいた伊藤の復帰戦。セコンドには元リングスの高阪剛、滑川康仁、横井宏考がつき、坂田亘も主催席から試合を見守る。夏に金原弘光とタイにムエタイ修行に行った伊藤は、「RINGS」の文字も入ったタイパンツで試合に臨み、立ち技では自分から積極的に鋭いローやミドルを放つ。だが「試合と練習では全然違った」と本人が試合後語ったように、コンビネーションで大きなダメージを与えるには至らず。山本に詰められて倒され、下になり山本のパンチを浴びる展開が繰り返される。結局上になったのは1Rの前半ぐらいで、時間切れドローに持ち込んだものの伊藤にとっては厳しい試合内容となった。
12月のDEEPではMAX宮沢との試合、1月のDEMOLITIONでは昨年のデビュー戦で敗れた門馬秀貴との再戦が控えている伊藤。内容的に反省点は多いが、連戦を控え「ちょっとは(連戦を)やっていけるなという自信になった」と気持ちは折れていない。「“前田日明の最後の弟子”と自称しているのは、自分にプレッシャーをかけるため。自分をバカにしてる奴らに、これだけできるんだぞということをアピールしていきたい」と語り、目を輝かせた。
第11試合 78kg以下契約 5分2R △大野敏彦(エスファイブ) △木村直生(EVOLUTION) 時間切れ
打撃で突進する木村を大野がつかまえテイクダウンし、上からパンチを落とすという展開が繰り返される。大野はアリ猪木状態でジャンピングパスガードを狙うなど果敢に攻めつづけたが、仕留めきれずドロー。
第10試合 グラップリングルール 契約体重なし 5分2R ○藤井惠(AACC) ×山岡愛子(ALIVE小牧) 1R 4'37" 腕ひしぎ三角固め
DEEPでは初となる女子の試合。サンボの強豪・藤井が素早く下に潜り込んで山岡の足をつかまえ、3分以上も関節技を狙いつづける。山岡は脱出し上になり一安心かと思われたが、すぐ藤井の下からの三角絞めに捕まってしまった。
第9試合 84kg以下契約 5分2R ○伊藤充裕(The Body Box) ×稲吉啓太(四王塾) 1R 0'30" TKO(レフェリーストップ:トップポジションパンチ連打)
パンチの打ち合いから始まったが、伊藤がいいパンチを一発当て稲吉を倒し、上からパンチを連打したところでレフェリーストップ。豪快な勝ちっぷりを見せた。
第8試合 78kg以下契約 5分2R ×兼定 力(The Body Box/翼鍛練所) ○魚住敦志(EVOLUTION) 2R 0'45" TKO(タオル投入:バックマウントパンチ連打)
兼定が序盤からサイドポジションをキープし、コツコツとパンチを当て続けるが、残り1分、魚住が脱出してバックを取り挽回。2R早々も兼定の首投げで魚住は下になるものの、またも立ち上がって差し合いを制して上になると、再びバックを取りパンチを連打。兼定のセコンドからタオルが投入された。DEEPの佐伯代表は「気が強くてU-FILEの長南選手に近い匂いがする」と魚住を高く評価しており、今後の躍進が期待できそうだ。
第7試合 グラップリングルール 63kg以下契約 5分2R ○梅村寛(ALIVE小牧) ×小林悟郎(U-FILE CAMP.com) 判定
柔術紫帯の梅村がポジショニングで小林を圧倒。ポイント制ではないもの、パスガード、マウント、スイープと攻め続けジャッジの評価を得た。
第6試合 BRIDGE提供試合 キックルール 62kg以下契約 2分3R ○西村貴親(親心會館) ×近藤昌志(早川ジム) 3R 1'22" KO(右パンチ) 第5試合 BRIDGE提供試合 キックルール 57kg以下契約 2分3R ×池田一樹(闘真ジム) ○野田幸宏(大和ジム) 判定0-2 第4試合 70kg以下契約 5分2R ○今野康博(G-スクエア) ×日置幸宏(大和ジム) 1R 3'02" アームロック 第3試合 67kg以下契約 5分2R ×武重賢司(P's LAB大阪) ○伊佐地宏樹(大和ジム) 2R 0'52" TKO(レフェリーストップ:トップポジションパンチ連打)
第2試合 67kg以下契約 5分2R ×河合隆一(名古屋ブラジリアン柔術クラブ)[写真右] ○河野竜也(四王塾)[写真左] 2R 2'18" 腕ひしぎ三角固め
休憩までの前半6試合で最も沸いたのがこの試合。軽量級らしくスピーディーな攻防に。いきなり飛び蹴りで突進した河合は、ガードになるもののすかさず腕十字で河野をつかまえる。あわやという場面だったが、河野は何度も河合を持ち上げマットに叩き付け脱出する。 河合が下になる猪木アリ状態が繰り返されるが、河合は三角狙い、河野はパスガード狙いとアグレッシブさでは相譲らず。だが河合は河野の上からの攻撃で額をカットし出血し、その影響も加わってか2Rにはやや息が上がってきた様子。1R同様猪木アリ状態が繰り返された後、スタンドで河野がカウンターの飛び膝を放つ。河野はその勢いのまま下になってしまったが、河合のお株を奪うような下からの腕ひしぎ三角固めを決め見事一本勝ちをおさめた。
第1試合 84kg以下契約 5分2R ×清水康一(CMA京都成蹊館) ○高井史郎(大和ジム) 2R 4'18" TKO(レフェリーストップ:マウントパンチ連打)
Last Update : 11/14
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