(レポ&写真) [修斗] 10.6 名古屋:野中、サバイバル二回戦へ。フェザー新人王は小松
ALIVE "SHOOTO GIG CENTRAL Vol.2" 2002年10月6日(日)愛知・名古屋市公会堂
レポート&写真:井田英登
メインイベント フェザー級 サバイバートーナメント一回戦 5分3R ×吉岡広明(パレストラ東京/4位) ○野中公人(PUREBRED大宮/7位) 判定3-0 (30-27,30-27,29-28)
パンチからタックルに繋ぐコンビネーションで若い吉岡が積極的に仕掛けるが、野中は着実に捌いて、テイクダウンを許さない。下からのシザースで、チャンスを掴みたい吉岡だが、野中は上のポジションをキープしてパンチを落とし、付け入る隙を見せない。試合中何回もみられたアリ猪木状態でもスタンド側で常に攻め続けたベテラン野中が、危なげなく判定を勝ち取った。
※今年から修斗の試合中継を行なっているJスカイスポーツTVが後援。フェザー級ランカーを中心とした精鋭8名が8ヵ月に渡って、賞金100万円と次期王座挑戦権を賭けた闘いを繰り広げるトーナメント。
第6試合 ウェルター級 5分2R ×鈴木洋平(パレストラ東京) ○松下直揮(ALIVE) 判定0-3(18-20,19-20,18-20)
打撃に定評の有る鈴木に対して、松下は自分からパンチを放ち、鈴木の打気を誘った所で組みついてロープ際まで押し込む戦法。リズムを分断されて、有効打のないまま、グラウンドに持ち込まれた鈴木は後手後手に回ることになり、なかなか自分のリズムが掴めないまま、上のポジションを支配され続けた。
第5試合 02年度新人王トーナメント フェザー級決勝戦 5分2R *延長5分1R ×木部 亮(ALIVE) ○小松 晃(総合格闘技道場コブラ会) 判定0-2(19-20,20-20,18-20)
スタンドでのパンチの打ちあいでこそ木部が小松の顔面をいくつか捕らえたものの、タックルはことごとく受け止められ、逆に序盤から着実にテイクダウンを重ね上のポジションを支配した小松がマイペースで試合を支配、新人王一番乗りを決めた。
第4試合 グラップリング・マッチ 63.0kg契約 5分2R ○梅村 寛(ALIVE) ×大河内 衛(GUTSMAN・修斗道場) ポイント18-1
寝技では抜群のテクニシャンぶりを見せる梅村が、スタンドレスリングから大河内を翻弄。前に出る大石をいなして引き倒したかとおもうと素早くパス。ニーインザベリー〜マウント、相手の腕を襟巻きのようにして締めるなどやりたい放題の攻めを見せる。大河内がなんとかハーフに戻しても、素早く足を抜いてマウントに戻し、バックを奪ってのスリーパーに持ち込む。左右に転がってなんとか抜け出そうとする大河内を玩ぶように、ぴったりとバックに張り付いたロデオ状態でゴングを聞いた第1ラウンドだけで12-0の大差が付いてしまう。 2Rも大河内のタックルを切った直後に仕掛け返して素早くテイクダウン、足をとってパス、バックに張り付いて1R終了時の状態に持ち込んだ梅村。なんとか上半身を起こして、梅村を押しも倒す形でトップを取り返した大河内がようやく1Pを取り、パーフェクトゲームこそ逃れたものの、終わってみれば18-1で梅村の圧勝であった
第3試合 バンタム級 5分2R ×赤木康洋(ALIVE) ○生駒純司(直心会格闘技道場) 1R 4'41" スリーパーホールド
若さを見せて果敢に攻め込む赤木に対して押され気味の生駒は、下からの十字、三角狙いでなんとか対抗する流れだったが、スタンドでのコーナーの攻防でバックを奪った一瞬のチャンスを逃さず逆転勝利。
第2試合 バンタム級 5分2R ○蔵田圭介(ALIVE) ×澤田健一(パレストラ東京) 判定3-0(19-18,19-17,19-18)
第1試合 ライト級 5分2R ○日沖 発(ALIVE) ×菅谷 Gatch 正徳(直心会格闘技道場) 1R 2'29" スリーパーホールド
Last Update : 11/27
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