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(写真追加) [UFC 39] 9.27 コネチカット:宇野×ペン、来年再戦へ

UFC "UFC 39 : The Warriors Return"
2002年9月27日(金)米国コネチカット州アンカスビル:モヒガン・サン・アリーナ
観衆:7514人(主催者発表)
 [→掲示板・UFCスレッド]

レポート:井原芳徳
photos : Ricardo Perez & Shu Hirata

<テレビ放送予定> WOWOW
9/29 16:00-18:00(本放送)
10/28 22:30-23:00 (UFC増刊号:舞台裏情報満載) 23:00-25:00 (UFC39再放送)
お問い合わせ:WOWOWカスタマーセンター 0570-008008(年中無休9〜20時)

メインイベント UFCヘビー級王座決定戦 5分5R
×ランディ・クートゥア(米国/チーム・クエスト)
○リコ・ロドリゲス(米国/チーム・パニッシュメント)
5R 3'04" TKO (レフェリーストップ)

 ジョシュ・バーネットのヘビー級王座が無効となったことで行われた王座決定戦。クートゥアがスタンドでプレッシャーをかけ、リコのタックルを足腰の強さではねのける。レスリング仕込みの巧みなテイクダウンで上になると、金網際まで運んでパンチで攻める。3R中盤までは完全にクートゥアのペース。だが、後半から体格と持久力に勝るリコが一気に逆転。ハーフガードから肘を押し付けクートゥアの体力を奪う。4Rになるとリコが勢いあるタックルであっさり上になり、ねちっこい肘攻撃を続ける。5Rも同じ展開で、インサイドガードからリコが肘とパンチで攻めつづけたところでレフェリーが試合をストップ。リコがヘビー級王者となった。


第7試合 ヘビー級 5分3R
○ティム・シルビア[Tim Sylvia](米国/ミネソタ・マーシャルアーツ・センター)
×ウェスリー・コレイラ[Wesley Correira](米国/グラップリング・アンリミテッド)
2R 1'43" TKO (タオル投入)

 両者とも初参戦。コレイラ(写真右)はハワイのスーパーブロウルで活躍し「キャベツ(Cabbage)」の愛称でも親しまれてきた選手。普通なら第1試合に置かれるカードだが、ペイパービューの空き時間調整のためセミファイナルにて行われた。シルビアがパンチの連打と膝で攻めつづけ、派手な打撃戦に観客は大喜び。『ハワイのマーク・ハント』と呼びたくなるほどの打たれ強さを見せたコレイラだが、2Rラッシュを浴びたところでセコンドがタオルを投入した。


第6試合 UFCライト級王座決定トーナメント 5分3R
○BJペン(米国/ノヴァ・ウニオン)
×マット・セラ(米国/ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)
判定3-0 (29-28,29-28,29-28)

 セラが片足タックルでペンをつかまえるが、ペンは倒れずにそのまま金網まで後退し、セラが押し込むという展開が何度も繰り返される。ペンの徹底したスタンド勝負を望む戦法は、ジェンズ・パルバーを思い出させる。結局スタンド打撃で上回ったペンが僅差の判定勝ち。両者ともいい内容の試合ができなかったことを観客に詫びた。


第5試合 UFCライト級王座決定トーナメント 5分3R
×ディン・トーマス(米国/ユナイテッド・チャンピオン・オブ・マーシャルアーツ)
○宇野薫(日本/和術慧舟會東京本部)
判定0-3 (27-29,27-29,27-29)

 柔術のテクニックを磨いたトーマスのポジショニングに宇野が苦戦。下からの三角絞めに2度つかまりそうになる。だが2R中盤、ガードポジションのトーマスがカカトで宇野の後頭部を蹴る反則を犯したところから流れは一転。スタンドで再開し、攻め疲れたトーマスを宇野がテイクダウンし、インサイドガードからパンチと肘を効かせる。3Rも宇野が上から攻める展開が続く。結果は後半にポイントで挽回した宇野の判定勝ち。ペンとの決勝に駒を進めた。

 大会後の共同記者会見で宇野は「試合中何度もあきらめようと思ったのですが、どうしてもペン選手に挑戦したかったので、それだけを考えて頑張りました」と激闘を振り返った。ペン戦について「とにかくいっぱい練習をして、いい試合ができればいいと思います」と意気込みを語った。
 一方のペンは「宇野は伝説のファイターと言えます。ビデオでも何度も観て研究したぐらいですから、わたしのアイドルでもあるんです。11月に、自分の大好きなラスベガスで、一番尊敬する選手と闘えるのですが、これ以上に光栄な事はありません」とコメント。だがこれに対し宇野は「え、11月で決まったの?」と驚き、ペンは「そうだよ。11月と言われた」と答えるという一幕もあった。
 なお主催者のZUFFAは大会の2日後、ペン対宇野のタイトル戦を来年初頭に行なう予定であると発表した。

第4試合 ヘビー級 5分3R
×ペドロ・ヒーゾ(ブラジル/ファスVTシステム)
○ガン・マギー[Gan McGee](米国/ルイス&ペデネイラスVT)
1R 終了後 TKO (タオル投入)

 208cmのマギーに対し188cmのヒーゾが右ローを着実に効かせていたが、リーチのあるマギーの左フックを浴び鼻の上を出血。1ラウンド終了後にドクターチェックとなり、ヒーゾのセコンドがタオルを投入した。

第3試合 ミドル級 5分3R
×デイブ・メネー(米国/チーム・エクストリーム)
○フィル・バローニ(米国/ラスベガス・コンバットクラブ)
1R 0'18" KO (スタンドでのパンチ連打)

 前に詰めたバローニが右ストレートを一発当てると、メネーは金網まで後退。さらにバローニがパンチラッシュしたところでレフェリーが試合を止めた。バローニは元チャンピオンからの金星。

第2試合 ミドル級 5分3R
×アイバン・サラベリー(米国/AMCパンクレイション)
○マット・リンドランド(米国/チーム・クエスト)
判定0-3

第1試合 ウェルター級 5分3R
○ショーン・シャーク(米国/ミネソタ・マーシャルアーツ・センター)
×ベンジー・ラダック(米国/ビクトリー・アスレチック)
1R 4'16" TKO (グラウンドでのパンチの連打)

Last Update : 10/01

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