(レポ&写真) [修斗] 9.25 北沢:松根、11.15後楽園のトーナメント前に快勝
プロフェッショナル修斗公式戦 "SHOOTO GIG EAST 11" 2002年9月25日(水)東京・北沢タウンホール 主催:パレストラ東京
レポート&写真:井原芳徳
メインイベント 第8試合 フェザー級 5分3R ○松根良太(パレストラ松戸/5位) ×村田一着(NEW GROUND) 判定3-0 (30-26,30-26,30-26)
松根がポジショニングで終始試合の主導権を握り続ける。3Rはスタミナロスしたものの、ほとんどの時間バックポジションをキープし攻め続けた。松根の次の試合は11月15日の後楽園大会、フェザー級サバイバートーナメント一回戦に出場する。リング上では「もしフェザー級トーナメントで賭けをしている人がいれば、僕に賭けてください!」と堂々とアピール。弱冠20歳の新星は、トーナメントでさらに成長して行くことだろう。
第7試合 ウェルター級 5分2R ×藤原正人(パレストラ東京) ○大河内貴之(パレストラ東京) 4R 4'24" TKO(レフェリーストップ)※バックマウントからのパンチ連打
大河内は下からの三角絞めや立ち上がり際の腕絡みなどで積極的に攻める。2Rにはインサイドガードからのパンチで藤原の左目尻から出血を誘い、最後はバックマウントからのパンチの連打で完勝。内容的には同門対決とは思えないぐらいの激しい戦いとなった。
第6試合 グラップリングマッチ ウェルター級 5分2R ○タクミ(パレストラ東京) ×杉江“アマゾン”大輔(ALIVE) ポイント1-0(タクミ:トップ1点×1/杉江:トップ1点×1,注意-1点(タクミの目に指が入る反則があったため))
両者1Rにタックルからのテイクダウンでトップポジションを取り1点ずつを獲得するが、2R、スタンドでのいなし合いで杉江の指がタクミの右目に入ってしまい、減点1。ドクターのチェックが入り、あわや試合中止かと思われる事態だったが、タクミの試合続行の意志が固く、また打撃が無いルールということもあり試合再開。結局いなし合いのまま試合が終ってしまい、タクミはリング上から観客に凡戦を詫びたが、右目がふさがった状態で最後まで戦い続けた意気込みにファイターとしての心の面での成長を感じさせた。11月15日の後楽園大会では佐藤ルミナと対戦。そこでもこの気持ちの強さが発揮されることを期待したい。
第5試合 グラップリングマッチ バンタム級 5分2R ○端 智弘(PUREBRED大宮) דランバー”ソムデート吉沢(タイ/M16ジム) ポイント9-0(端:トップ1点×6,ハーフ1点×3)
今大会から始まる修斗グラップリングルール【→概要】。その記念すべき初戦にムエタイの強豪・ランバーが挑むというのは、なかなか味なマッチメイクだ。タイパンツではなくレスリングのシングレットを身にまとったランバーは、なぜか童謡の「ぞうさん」の曲に乗って入場。 だが試合はいたって真面目な内容で、グラップラーの端が何度もテイクダウンを奪い着実にポイントを溜める展開に。ランバーもスタンドで抱き着いてのギロチン、グラウンドでの膝十字とヒールホールドで果敢に攻めるが、キャッチポイントを奪うには至らず、端の完勝に終った。
第4試合 ライト級 5分2R △風田 陣(ピロクテテス新潟) △溝口なおすけ(誠流会) 判定1-0 (20-19,19-19,19-19)
1R風田はマウントを取り腕十字を狙うが失敗。逆に2Rにはガードポジションの溝口に腕十字を極められ、脱出したもののドローに持ち込まれてしまった。
第3試合 ライト級 5分2R △小島直人(パレストラ東京) △WILD宇佐美(無所属) 判定0-1 (20-20,19-19,18-20)
セコンドの桜田直樹と大河内衛のガッツマンコンビのアドバイスを聞きながら、宇佐見はバックマウントを取るなど優位に試合を運ぶが、スタンドでパンチをもらう場面もあり、復帰戦は惜しくもドローに終った。
第2試合 フェザー級 5分2R ×横山宜行(総合格闘技STF) ○三上洋平(東京イエローマンズ) 1R 0'26" KO(パンチ)
朝日昇の送りだす新人・三上が開始早々、カウンターのパンチをクリーンヒットさせ横山をノックアウト。鮮烈デビューを果たした。
第1試合 ウェルター級 5分2R ×橋本平馬(パレストラ東京) ○中蔵隆志(シューティングジム大阪) 2R 3'17" スリーパーホールド
1R終盤にバックマウントになった中蔵は、2Rも着実なポジショニングでバックを取りスリーパー。デビュー戦を白星で飾った。
Last Update : 11/03
|