(レポ) [UCC] 9.17 ハワイ:バレット・ヨシダがKO負け
UCC "UCC Hawaii - Eruption in Hawaii" 2002年9月17日(火) 米国ハワイ州・プレイスデイルアリーナ
▼カナダを拠点とするUCC(Universal Combat Challenge)が、米国の有力プロモーターのモンテ・コックス氏と、スーパーブロウルのプロモーター・T・ジェイ・トンプソン氏の協力を得て初めてハワイに進出した。 試合はカナダとハワイの対抗戦の形でマッチメイクされた。カナダのIvan MenjivarがハワイのJay R. Palmerをジャーマン・スープレックスでTKOで下し、カナダのStephan Potvinが来日経験のあるロナルド・ジューンをカカト固めで下すなど、意外な決着が続出。中でも衝撃的だったのが、メインイベントのジェフ・カラン(Jeff Curran) vs. バレット・ヨシダで、なんとバレットがノックアウト負けを喫したのだ。 カランはUCCの常連で、パット・ミレティッチが指導するチーム・エクストリームの新メンバー。これまでエクストリーム・チャレンジやフックン・シュートに出場し、今回の勝利で戦績は11戦6勝4敗1分。対戦相手は日本では無名の選手ばかりだが、8月31日のWEC4コネチカット大会では、9月16日の修斗横浜大会で植松直哉に判定勝ちしたバオ・クアーチと対戦し、判定2-1で勝利している陰の実力者だ。 Full Contact Fighterの記事によると、柔術茶帯のカランはバレットとグラウンドで柔術的な動きで渡り合う。だが、スタンドではカランの技術の方が上で、2R 2分08秒、右フックでバレットを見事ノックアウトした。 だが試合後ヘウソン・グレイシーがリングに上がりバレットを侮辱したため、バレットの弟子たちと口論になるという事件が発生したという。好勝負が続いた大会だけに、後味の悪い結末となってしまった。(井原芳徳)
Last Update : 09/19
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