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[バンゲリングベイ] 1.13 新宿:新田引退試合はK-1ルール採用

バンゲリングベイ "縁 〜enishi〜" 2008年1月13日(日) 新宿FACE  【→カード&チケット】  [→掲示板スレッド]


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(1/7 up) 新田明臣のキックボクシング引退試合のルールがK-1ルールとなり、契約体重も70kgから72kgに変更された。その他の試合も下記一覧のとおり決定し、全て肘打ちなしのキックボクシングルールが採用される。プロ本戦の開始前に行われる2分2Rのセミプロマッチには、梶原龍児の双子の兄・梶原洋樹が出場する。
 なお、大会当日昼に新宿FACEで他興行が開催されるため、開場・開始時刻等が変更された。16:30 ロビー開場(ホール入場不可)、17:00 ホール開場・VTR公開、18:00 セミプロマッチ開始、18:30 オープニング開始。VTR内容は寒川直喜の去年8月のラウェイマッチをはじめとした出場選手の試合や、サムライTVスタッフ制作のプロモーションビデオとなっている。
 大会の模様はサムライTVにて2月6日(水)23:00〜24:00に初回放送。インターネット動画サイト「プレイヤーズTV」では興行情報やインタビュー動画などを公開予定だ。
 
新田、カシューバ戦でキック引退

(1/27 up) バンゲリングベイ主催興行のセミファイナルに登場する新田明臣が、今回のヤン・カシューバ戦をキックボクシング最後の試合にすることを表明した。34歳の新田のキック戦績は55戦34勝(16KO)17敗4分。NJKF、全日本キック、WKA、IKUSA、UKFのタイトルを獲得し、05年のK-1 MAX日本代表決定トーナメントでは準優勝の結果を残した。以下の主催者が収録したインタビューで、引退に至った考えを明かしている。

――突然ですが、次の試合、1月13日のヤン・カシューバ戦で引退されるということを聞きました。

新田 プロボクサーがリング上でテンカウントゴングを贈られて引退するという形ではありません。けれど、この試合を区切りにします。

――区切り?

新田 “キックボクサー”新田明臣を最後にするということです。そして、「新しい自分」が始まる。その為の宣言です。

――キックボクシングを辞めて、他の格闘技に転向するということですか?

新田 そういう意味ではないです。今年、自分が代表を務めるバンゲリングベイをNPO法人化しました。これは、選手たちの安全確保や選手生活の安定などを目的としているのですが、これを立ち上げから発展維持するには沢山のエネルギーがいるので、それらに自分の意識を向けたいのです。

――区切りというのは、次を最後にもうキックの公式戦に出場しないということですか?

新田 はい。ですので、キック関係者の皆さん、僕へのオファーはストップしてください。

――イジワルな質問ですが、1月13日は初めての自主興行でもあるだけに話題作りで最後ということにして、時間が経てば「やっぱりやります」と復活するということはありませんか?

新田 はい。話題作りなんかでは絶対にありません。僕は今まで、試合がしたくなったらしていたし、オファーが来るから受けていたというところがありました。タイのムエタイ選手がバンコク中央のリングに上がらなくなっても声がかかればどこでも試合をする感覚に似ているかもしれません。逆にそういう常在戦場的武道家の精神性に憧れて格闘技を始めたのが第一でしたし、そう成れたんじゃないかなと思っています。ここでの区切りは、そこから更に新たなステージに上がる為のケジメです。

――いわゆる、「グローブを壁に吊るす」ということですね?

新田 いや、それは違います。僕は、元々、空手やテコンドーから格闘技の世界に入ったので、「試合をしない=引退」というのは自分に当てはまらないんです。キックボクサーは引退しますが、生涯いち格闘家ということでは何も変わりません。だから、選手と一緒に走りもするし、新しい稽古だってします。今までやったことのない柔術や異種競技だって勉強して格闘家としての自分を高めることは一生し続けます。今年11月11日には、宇都宮で藤波辰巳さんとタッグを組んでプロレスをさせていただきましたけれど、そういう事はこれからドンドンしていきたいです。格闘技のお陰で「縁」が出来てたくさんの人に出会えました。格闘技界に恩返しがしたいんです。

――1月13日、カシューバ戦は、どんな気持ちで臨むのでしょう?

新田 最後のキックボクシングです。入場から退場まで“キックボクサー”新田明臣を見てもらいたいです。

――突然の宣言なので驚きましたが、気持ちは前向きのようですね?

新田 区切りをつけて、新しい自分が始まるスタート地点に立てるのだから、「地に足付け、頭雲抜け、進む前に前に前に」って晴れやかな気持ちです!■■

 

須藤信充「来年こそパーッと行く」

(12/14 up) バンゲリングベイ主催興行のメインで激突する寒川直喜と須藤信充が12日、都内で揃って記者会見し、2008年最初の試合に向けての意気込みを語った。
 寒川の所属ジムの大会のため、本来寒川をフューチャーすべきところだが、多くのキックファンがその動向を気にしているのは、10月28日のR.I.S.E.で龍二に1R KO負けした須藤のことだろう。
 K-1 MAXを目指しNKBベルトを返上してフリーとなり、R.I.S.E.を主戦場としてきた須藤だが、負傷欠場や苦戦が続き、有言実行を果たせていない。だが龍二戦でのKO負けはいい薬になったようで、ボクシング時代からの師匠である高橋ナオト氏も「相手を見下していたこれまでの試合と違って、今回は相手を高く見ている」と、須藤の意識の変化を評する。
 須藤も「尾崎戦と龍二戦はパンチ一発で倒せると思ってナメていた。NKBの頃までは蹴りとパンチをバランス良く使えていた」と気づき、ムエタイ元9冠王のチャモアペット・ハーパラン氏が亀有で運営するチャモアペット・ムエタイ・アカデミーの門をくぐった。とはいえ蹴りに偏らず、チャモアペット氏は須藤のパンチの破壊力を活かしたスタイルを考え伝授しているという。
 今回の相手の寒川について「テクニックは日本一。ごまかしの効かない相手」と評する須藤。「2回ヘマしてるから、今度は勝たないとダメ」と覚悟を示し、「来年こそはパーッと行く」とお得意のフレーズで決意を現した。

 対する寒川も11月のJ-NETWORKミドル級王座防衛戦で、新鋭の廣野祐相手にまさかのドローに終わったことから、「みっともない試合をしてしまったので、それを消すため出る」と今度の試合を再起のチャンスを捉える。
 最近は他のスポーツのトップクラスのアスリートと練習する機会を得て、ストレッチや呼吸法を重視するように。須藤同様、K-1出場の具体的な目標を掲げることなく、「トップアスリートの彼らは肉体も精神も僕とかなり違う。今は彼らと同じ練習をすること自体が目標」と、足元を見つめ直していることを明かした。
 なお、寒川の師匠の新田明臣はヤン・カシューバ(カナダ/アイアンアックス/ワールド士道館空手ミドル級'05優勝)と対戦が決まったが、今回は寒川らの引き立て役に徹するつもりで「一気にしめたい」とだけシンプルに意気込みを語った。

NPO法人で脳のダメージ早期発見システムを普及へ

 NPO法人化したバンゲリングベイでは「STシステム」と呼ばれる脳のダメージを早期発見できるというコンピュータソフトのスポーツ界への普及を目指す。
 CTスキャンやMRIと違い、発症前からダメージの度合いを計ることができるのが特徴。オーストラリアでは政府公認でラグビーやサッカー等で採用されている。日本の医師が日本での専売特許を得た。オーストラリアでの名称は異なるが、格闘技の試合のダメージで植物人間状態になったというバンゲリングベイの所属選手のイニシャルを取り、STシステムと名付けられた。
 今大会出場の須藤も10月28日のR.I.S.E.でKO負けしたが、STシステムでの診療の結果、試合出場は問題無しと判断された。新田もその検査結果を受け、試合間隔を空け、今回出場することに。
 同NPO法人代表の新田は、選手としての経験を活かした興行運営で選手を育成したい考え。一方で、観客の立場も重視し、今度の大会ではK-1やPRIDEのような主要選手の紹介VTRを作ったり、選手の詳しい紹介の載ったパンフを無料で配布するという。大会の模様は2月上旬にファイティングTVサムライでOAされる。(井原芳徳)

初の自主興行で寒川直喜×須藤信充

(11/22 up) 新田明臣が代表を務めるキックボクシングジム「バンゲリングベイ」が、今秋よりNPO法人となり、ジム経営、プロ選手マネージメントのみならず、様々な活動をしていくことに。その一つとして、初の自主興行を来春1月13日(日)に新宿FACEにて開催する。
 そしてそのメインイベントは、バンゲリングベイのエース、J-NETWORKミドル級王者の寒川直喜と、“ハイテンションの天才”須藤信充の一戦だ。新田からメインを大役を任された寒川は「強い日本人選手とやりたい!」と希望し、須藤が選ばれた。須藤は10月のR.I.S.E.での復帰戦で龍二に1RでKOされてしまったが、今も彼の強さを信じるファンは少なくない。崖っぷちの須藤、自主興行のメインの寒川。両者とも負けられない一戦だ。(井原芳徳)

 

バンゲリングベイ "BUNGELING BAY 縁 〜enishi〜"
2008年1月13日(日) 東京・新宿FACE
開場・16:30 セミプロマッチ開始・18:00 オープニング開始・18:30(予定)
審判:JKBレフェリー協会


メインイベント キックルール(肘なし) 75kg契約 3分5R
寒川直喜(バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
須藤信充(team SUDO)

セミファイナル K-1ルール 72kg契約 3分3R
新田明臣(バンゲリングベイ/UKF世界ミドル級王者、K-1 WORLD MAX 2005 日本代表トーナメント準優勝)
ヤン・カシューバ(カナダ/アイアンアックス/ワールド士道館空手ミドル級'05優勝)

フェザー級 3分3R
出貝泰佑(バンゲリングベイ)
友麻(ファイティングマスター)

ライト級 3分3R
藤田祐貴(谷山ジム)
飛猿(AXKICK)

75kg契約 3分3R
加藤智亮(バンゲリングベイ)
SENZO(club EDO)

[セミプロマッチ]

第3試合 ライト級 2分2R
梶原洋樹(バンゲリングベイ)
Roberto(club EDO)

第2試合 67kg契約 2分2R
鈴木宏典(バンゲリングベイ浜松)
林 徹(ファイティングマスター)

第1試合 72kg契約 2分2R
高本博文(バンゲリングベイ)
嶋津直樹(ソウルガレージ)

※選手の怪我などによりカードの変更や中止が余儀なくされる場合がございますのでご了承ください。

◆チケット料金
SRS席 ¥15,000(¥15,500)
RS席 ¥10,000(¥10,500)
S席 ¥7,000(完売)
自由席 ¥5,000(¥5,500)
※ カッコ内は当日料金。当日券は16:00より販売
※ 全てワンドリンク及び20ページのパンフレット付き。
※ 自由席は席が埋まり次第、立見観戦となります。

◆チケット販売所
チケットぴあ 
プレイヤーズTVオフィシャルチャンネル
バンゲリングベイ 03-3950-1865

◆お問合せ:
バンゲリングベイ 03-3950-1865
広報担当・大島 k-tribe◆jcom.home.ne.jp(※迷惑メール対策のため◆を@に換えて下さい)

Last Update : 01/07 11:03

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