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[全日本キック] 1.4 後楽園:新春興行出場全選手が計量一発パス

全日本キック "New Year Kick Festival" 2008年1月4日(金) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]


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(1/3 up) 後楽園大会の前日計量が17時より都内ホテルで行われ、全出場選手が1回でクリアした。
 70'sトーナメントの本命・山内裕太郎は白虎と対戦。白虎が06年10月の初対決のようなパンチの打ち合いを希望すると、山内は「前回と同じ試合をするつもりは無い。けど打ち合いは嫌いじゃない。白虎選手次第です」と返答した。
 反対ブロックで同じく山内へのリベンジの機会を窺う望月竜介は「(準決勝の相手の)スターリンは穴が無いけど、少しでも穴をみつけてそこを突き、作戦通りに戦って勝ちたい」と抱負。スターリンは「1試合目も2試合目も素早く勝ちたい。肘打ちも使いたい」と語った。

 全日本フェザー級王座の初防衛戦を行う山本真弘は「明日は勝つことしか考えていない」「(相手の変更は)急じゃ無かったので特に問題ない」とクールにコメント。挑戦者の水落洋祐は「山本選手は完璧な選手」「練習したことを出して勝てるよう頑張る」と謙虚に語った。

 NAOKICK試練の七番勝負の初戦を控えた石川直生は「僕は精神的に変わった。石川直生は(初戦の相手の)ファイヤー原田を越えられるのかが明日のテーマ」と語り、2月の新宿大会との約1ヶ月間隔の連戦となることに関しては「タイ人に比べ日本人は試合経験が少ない」「7番勝負が終わってから、逆にもう1試合突きつけられるぐらいに頑張りたい」と前向きな気持ちで受け止めていた。ファイヤーも石川の連戦は気にせず「その日その日に燃え尽きるのが自分。1月4日に後楽園ホールに来たお客さんに『見に来て良かった』と思ってもらえる試合をしたい」と熱く語った。(井原芳徳)

新春興行直前情報。本戦開始前にGM挨拶

(12/31 up) 当日券は午後4時より「SRS席¥15,500/RS席¥10,500/S席¥7,500/A席¥5,500/スタンディング¥4,000」が販売される。各指定席は併せて数十枚のためお早めに。
 午後6時からの本戦第1試合開始前に、小林聡GMが正月らしく紋付羽織袴で年頭の挨拶を行う。大会パンフレット購入者先着100名に「全日本キック2008年賀状」を進呈。グッズ売場にて以下のDVD・グッズの正月特別割引セールを行うほか、次回2/9新宿大会の前売チケット先行発売も行われる。

☆DVD
・全日本キック20周年“THE TRUTH” 定価¥10,000→¥9,000
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・小林聡 野良犬伝説 定価¥5,600→¥5,000
・大月晴明 豪腕伝説 定価¥5,600→¥5,000
・2005年ベストバウト 定価¥5,600→¥5,000
・2006年ベストバウト 定価¥5,600→¥5,000
・小林聡伝説FINAL  定価¥4,800→¥4,000
☆グッズ
・山内裕太郎“Natural One”Tシャツ 定価¥3,000→¥2,700
・10.25代々木Kick Return Tシャツ 定価¥3,500→¥2,000
・全日本キックステッカー&ストラップ 定価¥800→¥600

山内、前田宏行との練習でパンチ対策

(12/27 up) 70'sトーナメントに出場する全日本スーパーウェルター級王者の山内裕太郎が、準決勝&決勝をKO勝ちで完全制覇すると誓った。
 25日、東京・大久保のAJジムでの公開スパーリングの相手は、来年2月のK-1 MAX日本代表決定トーナメント参戦も決まった、元プロボクシング日本3階級王者の前田宏行。以前から一緒に練習していたが、今回は準決勝の相手であるパンチャーの白虎を想定し、前田との練習の頻度を増やした。中島トレーナーによると「最初のうちは山内も1Rで息が上がっていたけど、回を重ねるごとにレベルが上がっている」という。この日も打ち合いで逆にパンチを当て、コンビネーションからのハイキックも度々ヒットさせていた。
 山内は「普段ジムでは自分がやられるスパーというのが無いので、前田さんとのスパーは勉強になる。同階級だからパンチが重いので、緊張感を持った練習ができる」と感想を語る。11月の一回戦の喜入戦では、直前にサムゴーから相手が変わり集中力を欠いてしまったことから、集中力の大事さは「身に染みてわかった」といい、そのことも充実した練習の背景にあるようだ。
 優勝のためには1日2試合勝たないといけないが、昨年4月のスーパーウェルター級王座決定トーナメントで経験済み。他の3選手は全て一度対戦済みで、唯一勝てていないスターリンとの決勝が実現した場合でも「最初やる前は過大評価があった。次はもっと自分を出した試合ができる」と勝利に自信。「2試合ともKOで勝つことが一つ。あとは応援している人を喜ばせる試合をしたい」と目標を掲げた。
 スパーを見た小林聡GMも「調子が良さそう」と評価。「優勝が絶対条件。優勝したことの無い俺が言うのもなんだけど。負けても客席にグローブは投げるなよ。グローブは連盟のものなんだから」と自虐ネタを交えつつ山内を激励した。(井原芳徳)
 

上松を欠場に追い込んだ水落が真弘挑戦

(12/11 up) 全日本フェザー級王者・山本真弘に挑戦する予定だった上松大輔が、11/18後楽園大会の水落洋祐戦で左目を負傷し、その後の検査で眼窩壁骨折であることが判明したため欠場する。その試合は王座挑戦者決定戦だったこともあって、代わって水落が真弘への挑戦者に抜擢された。
 水落は現在同級3位。04年4月デビューの23歳で戦績17戦8勝(5KO)8敗1分。今回がタイトル初挑戦となる。4月に上松と戦った時は、水落が1R 56秒でKO勝ちしたが、左フックによるダブルノックダウンの末に水落が立ち上がり勝利するという、異例の決着で話題を呼んだ。真弘も一撃のフックでダウンの山を築き、Kick Returnトーナメントを制したばかり。今回の王座戦も一撃のフックが勝負の鍵を握りそうだ。(井原芳徳)
 
サトルヴァシコバ、70'sリザーブ戦出場
 
(12/3 up) 70's 全日本キック中量級最強決定トーナメントのリザーブファイトがサトルヴァシコバ(勇心館/全日本ライト級1位) vs. 廣野祐(NPO JEFA/J-NETWORKミドル級1位)に決定した。ヴァシコバはここ4試合K-1 MAXで戦い、全日本キック出場は約1年半ぶり。今回よりスーパーウェルター級戦線へ本格参戦となる。対する廣野は昨年度の全日本新空手中量級で優勝し、同年10月プロデビュー。今年11月にはキャリア5戦にして寒川直喜が保持するJ-NETWORKミドル級王座に挑み、大接戦の末に惜しくもドローに終わっている注目株だ。
 さらに今年の全日本新空手軽量級の優勝者で、7/29後楽園大会のキックデビューから3連続KO勝ちを飾っている、18歳の瀧谷渉太(WSK/桜塾)が初のランキング戦。バンタム級5位の菊地慧[さとい](藤原ジム)との一戦は、ともにKO率が高いだけに壮絶な闘いが予想される。
 他にもライト級3R・渡部太基(藤原ジム) vs. 青津潤平(NPO JEFA)が追加され、本戦の全カードが決まった。試合順は下記一覧のとおり。
 

石川、新春興行でファイヤー原田と対戦

(11/20 up) 全日本スーパーフェザー級王者・石川直生が「NAOKICK試練の七番勝負」と題した7試合を2008年の1年間を通して行う。その第1戦の相手として、10月の代々木大会のKICK RETURNリザーブファイト・梶原龍児戦で観衆を沸かせた、J-NETWORKライト級3位のファイヤー原田が選ばれた。60kg契約・3分5Rで争われる。

 「軽量級キックボクシングを世にアピールできるチャンスをものにしたい」と60kgトーナメント・KICK RETURNに乗り込んだ石川だったが、8月の一回戦の村浜戦は消極的な試合となってしまい、10月の代々木の準決勝では宿敵・山本真弘相手になす術無く完敗。トーナメントの主役の座を真弘や前田尚紀らに奪われ、優勝の真弘には石川のお株を奪うような「僕がK-1 60kg級を作って世に出したい」という発言までもされてしまった。
 真弘に負けた後、引退の2文字も頭に浮かんだという石川。しかし真弘に計3度負けており、「真弘に負けたまんま生きていく事はできない」という思いが現役続行の力になった。そしてその気持ちを後押ししつつ、過酷な試練を与えたのが小林聡ゼネラルマネージャーだ。

 「直生は来年29歳になるけど、俺が(当時ラジャダムナン王者の)テーパリットに勝ったのは29の時。お前も来年は勝負の年だ」と話す小林GM。その29歳だった2001年は年間7試合戦っていたことから、石川にも年間7試合を戦わせることに。その第1戦の相手に選んだのは、魂むき出しのハイテンションファイトが小林GMもお気に入りのファイヤー原田だった。
 ファイヤー戦を提示された石川は「いろんな意味でやりたくなかった相手。代々木大会でファイヤー選手は、僕が以前引き分けている梶原選手と戦ったけど、あの試合の判定はファイヤー選手の勝ちだと思った。だからイージーな相手だとは思わないけど、僕の実績を考えれば勝って当然の相手。ファイヤー選手の気迫やアクションとかが、僕の勝ちよりもお客さんの印象に残ったら僕の負け」とコメント。
 対するファイヤーは「熱い試合さえすれば負けてもいいという考えは全くありません。石にかじりついてでも勝つ姿を見せるのがファイヤー原田だと思っています」と、丁寧な口調ながらも対抗意識をむき出しにした。
 「毎年全日本キックは藤原祭りで終わるので、1年間無敗のまま、来年の藤原祭りで真弘戦にたどり着きたい」と語る石川。“未完のプリンス”の愛称を付けられて久しいが、1年後、真のプリンスとなることはできるだろうか?

 今大会は18日の後楽園大会で開幕した「70's 全日本キック中量級最強決定トーナメント」の準決勝〜決勝が最大の目玉。真弘も上松大輔を相手に全日本フェザー級王座の初防衛戦を行うことが決まっており、豪華カード目白押しの大会となる。完売確実のチケットは11月24日(土)から一般発売がスタートする。(井原芳徳)

 

全日本キックボクシング連盟 "New Year Kick Festival 2008 〜 70's 全日本キック中量級最強決定トーナメント・決勝戦 〜"
2008年1月4日(金) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:15 本戦開始・18:00

◆ 70'sトーナメント(70kg契約)

第2試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
サトルヴァシコバ(勇心館/全日本ライト級1位)
廣野 祐(NPO JEFA/J-NETWORKミドル級1位)

第3試合 Bブロック準決勝 3分3R(延長1R)
レイ・スターリン(オランダ/KBアーネム/WFCA世界ミドル級王者)
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位)

第4試合 Aブロック準決勝 3分3R(延長1R)
山内裕太郎(AJジム/全日本スーパーウェルター級王者)
白虎(和術慧舟會RANGER品川ジム/全日本スーパーウェルター級4位・元NKBウェルター級王者)

第8試合 決勝 3分5R(延長1R)
Aブロック準決勝の勝者
Bブロック準決勝の勝者

◆ その他の本戦のカード

第7試合 全日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
山本真弘(藤原ジム/王者)
水落洋祐(はまっこムエタイジム/3位)
※山本は初防衛戦

第6試合 NAOKICK試練の七番勝負・第一戦 60kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
ファイヤー原田(レグルス池袋/J-NETWORKライト級4位)

第5試合 バンタム級 3分3R(延長1R)
菊地 慧(藤原ジム/5位)
瀧谷渉太(WSK/桜塾/全日本新空手軽量級'07王者)

第1試合 ライト級 3分3R
渡部太基(藤原ジム)
青津潤平(NPO JEFA)

◆ オープニングファイト

第3試合 フェザー級 3分3R
KOTARO(SOUL GARAGE)
大前力也(WSK/KSS健生館)

第2試合 スーパーウェルター級 3分3R
丸山弘通(SOUL GARAGE)
ハイン・ディオ(チャモアペット)

第1試合 フェザー級 3分3R
金谷隆洋(AJジム)
石井振一朗(チャモアペット)

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますことをご了承ください。


■料金:
SRS席¥15,000 RS席¥10,000 S席¥7,000 A席¥5,000
※SRS席は全日本キックのみでの販売
※当日券は各500円アップ

■一般発売:11月24日(土)〜

■先行発売:11月18日(日)後楽園大会のロビー・グッズ売場にて、各席最前列より発売します

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999(12/24まで)
イープラス http://eplus.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
全日本キック 03-3365-1171
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■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 01/03 21:12

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