[M-1グローバル] 『大晦日埼玉旗揚げ』ロ側発表に米側・佐伯氏困惑

▼ (11/16 up) M-1グローバルのロシア版公式サイト「MFC M-1」は15日（現地時間）、M-1グローバルが大晦日にさいたまスーパーアリーナで旗揚げ興行を行い、そのメインイベントでM-1グローバルと2年契約を結んだエメリヤーエンコ・ヒョードルが試合を行うと発表した。ところが日本時間の16日夜、該当の記事は消去された。
　M-1グローバルのブライアン・パットン副社長もMMAウィークリーの取材に対し、この情報を否定。ロシアのサイトはM-1グローバルの管轄外で、現在M-1グローバルのスタッフ（モンテ・コックス社長ら）が日本に滞在しているが、それは来年5〜6月の日本大会のためだという。
　大晦日のたまアリでは、プロレスイベントのハッスルが昼に興行を開催する。そのため、ハッスルとPRIDEを4月まで運営していたDSEの旧スタッフらが、夜に同会場で総合の大会を開催するのではないかと日本の一部メディアでも報じられている。ヒョードルも自身の公式サイト等で大晦日の日本での試合を希望していたことから、MFC M-1の発表により、M-1グローバルと旧DSEスタッフの合体説が急浮上した。
　MFC M-1の発表直後、PRIDEの元広報の佐伯繁DEEP代表がDEEPの会見を行っていたため、その質問が飛んだが、佐伯代表は「ありえない話。漫才のM-1の間違いじゃないの？」と困惑した様子。「日本でやるとしても来年アメリカで旗揚げしてからだと思う。大晦日のさいたまはハッスルしか聞いていない」と語り、「仮にそういう話があっても、いつも僕には最後の最後にならないと降りてこない。自分だけ取り残されてるみたいで心配だなあ」と苦笑いを浮かべていた。（井原芳徳）

Last Update : 11/16 22:13