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[WBCムエタイ] 9.8 ロス:増田がインターコンチネンタル王座決定戦

WBCムエタイ "3階級世界タイトルマッチ" 2007年9月8日(土) ロサンゼルス  【→カード一覧】  [→掲示板]


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(8/3 up) 山本元気がWBCムエタイ世界王座に挑戦する大会で、全日本キックのライト級王者・増田博正が、WBCムエタイ・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者決定戦に出場することが決まった。増田は最新のWBCムエタイ世界ランキングで同級10位。今回王座を争うオランダ人のムスタファ・エル・ファロシ(Mustapha el Farosi)は同級14位の選手だ。元気は15位から6位にアップしている。増田はライト級でも16位に入っている。

世界戦正式決定の山本元気が心境語る

(7/20 up) WBCムエタイ世界スーパーフェザー級15位の山本元気が、05年7月に判定で敗れた宿敵・ゲーオ・フェアテックスの持つ同級世界王座に挑戦することが正式決定した。

 元気は20日、DEION GYMの佐賀勝人会長とともに記者会見。元気にとってゲーオは「今迄戦った中で一番強かった」選手で、佐賀会長がこのオファーを伝えると「本人の目の色が変わった」といい「ジムでも口数が少なくなり、より集中している」と明かす。
 その集中の心理について元気はこう語る。「気合入ってるっていうより、強いから、怖いっすね。だから練習しないと。スタミナ練習一つ取っても『スタミナつけなきゃ』っていう気持ちじゃなく『勝ちたいからスタミナをつける』というように、気持ちのノリが違う」
 ゲーオへのリベンジを夢見続けてきた元気は、タイでのゲーオの試合映像も以前から何試合も取り寄せチェックしている。「あいつもパンチャーになって、凄く強くなってる。でもパンチで打ち合うので、俺にもチャンスがある」
 自身の成長についても、「バリバリいっぱい強い奴ともやったし、悔しい思いをした」と自負。運命の試合に向け「メニューは変わらない。サウスポーの人とたくさん練習する」方針で、「僕は倒すしか無い」とKOでのリベンジ&王座奪取を誓った。

 WBCベルトよりもゲーオへのリベンジが主眼の元気だが、ベルトについても「獲れれば凄いこと。道が残り、後に続く人が出て来る。是非獲りたい」と意欲。「国内のWBCランキングは日本の統一ランキングのようなもの。そこの世界ベルトということは権威がある。僕はその中の日本フェザー級1位だから、これからあれを軸に動いてくれれば。誰か日本でもWBCのベルトを作って、誰かが獲り、タイのWBCのベルトに挑戦するという流れができたらいい」と将来への希望を語った。

 全日本キックの宮田充興行部長は「タイトルを持って、10月25日の代々木大会のスーパーファイトに出て欲しい」とコメントした。代々木では60kg契約トーナメント「Kick Return」の準決勝&決勝が行われるが、元気は「60kgは重いのでやりたく無かった。ライト級の人と練習すると重いと感じる。ただ桜井洋平とやらせてくれるなら60に合わす」という考え。今後の階級については「57も落ちなくは無いけど、59がベスト」と話している。ライト級は135ポンド(61.235kg)、スーパーフェザー級は130ポンド(58.967kg)、フェザー級は126ポンド(57.153kg) 。スーパーフェザー級を主体に、場合によってフェザー級、60kgにも対応するつもりだ。

 なお、元気が出場するロサンゼルスの大会では、WBCムエタイ世界ミドル級王者・ラムソンクラーム・チューワッタナが、フランスのヨハン・リンドンを相手に防衛戦を行うことも決定している。(井原芳徳)

山本元気に宿敵ゲーオとの世界戦オファー

(7/7 up) 全日本キックは6日、全日本フェザー級1位・山本元気に対し、WBCムエタイ本部から世界タイトル戦のオファーがあったことを明らかにした。
 これはアメリカ・ロサンゼルスで9月8日(土/現地時間)に行われるWBCムエタイ認定大会への出場オファーで、同大会メインではWBCムエタイ世界3階級のタイトルマッチが予定されている。元気はWBCムエタイの6月度ランキングで世界スーパーフェザー級15位にランク入り。同級現王者は、元気が05年7月に判定で敗れた宿敵・ゲーオ・フェアテックスで、元気に王座挑戦&リベンジのチャンスが舞い込んで来た。元気はオファーを即了承。現在、WBCムエタイ本部で調整中で、近日中に正式決定となる運びだという。決定すれば05年のマグナム酒井の挑戦に続き日本人としては2人目のWBCムエタイタイトル挑戦になり、勝利すれば日本人初のWBCムエタイ王者誕生となる。

 元気は全日本キックを通じ次のコメントを発表した。

「初めて闘ってから2年間、ゲーオを目標にやってきたんで、話を聞いたときは夢が叶ったというか、信じられないぐらい嬉しかったです。2年前は何もさせてもらえなくて悔しかったけど、あれから俺もタイ人とバンバンやってるし、成長しているつもり。あの時の自分と勝負、っていう気持ちっすね」

 小林聡・全日本キックGMも「左の拳に根性を、右の拳には夢を」という詩的なコメントを発表している。(※当初発表と左右が逆になった)

 ゲーオは現在WBCムエタイだけでなく、ルンピニースタジアム・フェザー級王座と併せ2冠を保持している。

 

WBCムエタイ
2007年9月8日(土) 米国カリフォルニア州ロサンゼルス・ノルマンディーカジノ アウトドアアリーナ

■決定カード

WBCムエタイ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
ゲーオ・フェアテックス(タイ/王者/ルンピニースタジアム・フェザー級王者)
山本元気(DEION GYM/6位/全日本スーパーフェザー級1位)

WBCムエタイ世界ミドル級タイトルマッチ 3分5R
ラムソンクラーム・チューワッタナ(タイ/王者)
ヨハン・リンドン(フランス/挑戦者)

WBCムエタイ・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者決定戦 3分5R
増田博正(スクランブル渋谷/10位/全日本ライト級王者)
ムスタファ・エル・ファロシ[Mustapha el Farosi](オランダ/14位)

Last Update : 08/03 11:54

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