[全日本キック] 小林聡、全日本キックのゼネラルマネージャーに就任

▼ (5/13 up) 3月にキックボクサーを正式引退した小林聡氏が、全日本キックのゼネラルマネージャー（GM）に就任した。
　11日の全日本キック後楽園大会の休憩明け、小林氏の選手時代の入場曲、映画「キッズ・リターン」のテーマが流れ、スーツ姿の小林氏がリングイン。宮田充興行部長から、小林氏のGM就任が発表された。
　小林GMは「自分でも何をやるのかよくわからないけど、俺の方が目立つことが無いよう、選手には頑張って欲しい」と就任の挨拶。するとリングサイドに全日本スーパーフェザー級王者の石川直生がマイクを持って現れ、「僕らの“恐怖の遠足”を引率して欲しい」と、6月17日のタイ遠征の“監督”を依頼した。小林GMは「旅費は出ますか？」と宮田氏に冗談めかして尋ねたが、その仕事を快諾した。
　大会終了後、小林GMは「とりあえず1年契約。口約束ですけど」「これからもっと厳しく激しいリングになって欲しい」と改めてコメントした。キック界では選手経験者のフロント入りは当たり前の出来事。しかし選手時代、頑固な美学に基づき、周囲の意表を突く言動で数々の伝説を作ってきた小林GMなら、フロントの立場からもキック界に新風を巻き起こしてくれそうだ。（井原芳徳）

Last Update : 05/13 13:40