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[PRIDE.33] 2.24 ラスベガス:ビューの相手は初参戦のKOTC王者に

DSE "PRIDE.33 - Second Coming -" 2月24日(土) ラスベガス 【→カード&チケット】 【→掲示板】


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(2/23 up) 負傷欠場の中村和裕の代役が、PRIDE初参戦のアメリカ人・ジェームス・リーに決定した。トラビス・ビューと対戦する。リーはKOTCライトヘビー級王者の33歳。04年12月にパンクラスに参戦し、謙吾にチョークで秒殺勝ちしている。これで全カードが揃った。試合順は下記一覧のとおり。

中村負傷欠場。ハリトーノフが出場

(2/21 up) 中村和裕が練習中の負傷(左膝外側半月板損傷全治3ヶ月)により欠場する。対戦予定であったトラビス・ビューのカードについては現在調整中だ。
 セルゲイ・ハリトーノフが出場し、初参戦のアメリカ人・マイク・ルソー(Michael Russow)と対戦する。ルソーは188cm/120kg。アメフトでは全イリノイ州高校オールスターでプレーしたこともある。格闘技のベースはレスリング。アルロフスキーやマット・ヒューズらと練習し、1年前の総合デビューからXFO等のローカル大会で4戦3勝1ノーコンテストの戦績を残している。職業は警察官。

三崎、DEEP出場の石川らと公開練習

(2/12 up) アメリカの強豪・フランク・トリッグと対戦するPRIDEウェルター級GP覇者・三崎和雄が、2/16(金)DEEP後楽園大会に出場する石川英司、小池秀信らとともに9日、公開練習を行った。
 「相手がレスラーなんで、上から殴ってくるとどこかに隙ができる。待って待ってチャンスを狙いたい」という三崎。スパーリングでは下からの腕十字や、大みそかに青木が使ったフットチョークも披露。この技は三崎も以前から練習で使っていたという。最近は打撃のイメージのほうが強いが、「GRABAKAなんで寝技もやりたい」と話していた。
 初めてのアメリカでの試合に不安を感じつつも「初心に戻り、0からスタートするつもりで乗り込む」構え。「日本人の凄さを戦いで伝えたい」とも話した。
 PRIDEウェルター級GPで郷野とも対戦したヘクター・ロンバートとDEEPで戦う石川英司は「ヘクターは凄い強いけど、何が何でもチャンスをものにしたい」とコメント。石川は過去に長南亮、桜井隆多にも勝利しており、PRIDEファンならぜひ注目しておいて欲しい選手だ。
 16日のDEEPのチケットは完売だが、サムライTVでの当日中継が決定している。(井原芳徳)

ホジェリオ&ハンセンの相手決まる
 
(2/8 up) アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラとヨアキム・ハンセンの対戦相手が決まった。いずれも初参戦の相手。ホジェリオに挑む選手はソクジュという名のカメルーン人。フルネームはRameau Thierry Sokoudjou。柔道USオープン選手権01年金メダル、03年銅メダル。篠原信一を破ったこともあり、次代の五輪代表候補と目されたが、総合に出会いのめり込む。チーム・クエストに所属し、現在22歳。WEC等で総合を3戦し2勝1敗。これからの成長が期待できる選手だ。ハンセンの相手はジェイソン・アイルランド(アメリカ/TAP OR SNAP)。デトロイト出身の27歳で総合戦績23戦16勝6敗1分。最近はKOTCを主戦場としている。チョーク系の技を得意とする。

ショーグン×アリスター、1年半ぶり激突

(2/1 up) ミドル級・マウリシオ・ショーグン vs. アリスター・オーフレイムが新たに決定した。ショーグンは前回ラスベガス大会に続く連続出場。両者は05年8月、PRIDEミドル級GPの準決勝で対戦。ショーグンがアリスターの寝技を凌いだ後、マウントパンチで勝利をもぎ取った。アリスターはここ2戦はリベンジマッチだったが、いずれも怪我の影響もあり、ホジェリオアローナに返り討ちにされてしまっている。
 

五味×ディアス、三崎×トリッグ他決定

(1/23 up) 次の4試合が新たに決定した。

 ライト級・五味隆典(ラスカル) vs. ニック・ディアス(シーザー・グレイシー)
 ウェルター級・三崎和雄(GRABAKA) vs. フランク・トリッグ(RAW)
 ミドル級・中村和裕(吉田道場) vs. トラビス・ビュー(エクストリーム)
 ライト級・桜井“マッハ”速人(マッハ道場) vs. マック・ダンジグ(エクストリーム)

 榊原信行DSE代表は「日本の侍が魂を込めて戦う場は、UFCやBodogやエリートといった他の団体には無い」「顔見せじゃなく、アメリカ人に直球で届くカード」と追加カードに自信。五味も「日本人で連勝して、PRIDEの強さを見せたい」、三崎も「侍の魂をもう1回見たいと思わせる試合をしたい」と話し、日本人とPRIDEをアメリカにアピールする気持ちを示した。残りカードは4試合を予定。日本人のカードがさらに追加される可能性があるという。

 五味は今年の展望について「PRIDEの1年目はさいたま(スーパーアリーナの男祭り)に出場し、2年目はGPで勝ち、3年目は王座を防衛した。4年目は新しいチャレンジの年。挑戦者の気持ちで行く」と話す。大みそかの男祭りでは石田光洋を豪快にKOしたが「勝利にひたってる場合じゃない」と気を引き締める。9日から練習を再開し、国士舘大学のレスリング部への出稽古も始め、早くも戦闘モードだ。
 今回の相手・ディアスは、02年12月に修斗に参戦し、弘中邦佳に判定2-1で負けはしたが、当時はまだ19歳。ここ3年間UFCを主戦場にし、UFCで10戦6勝4敗のまずまずの結果を残している。去年4月のショーン・シャーク戦まで3連敗したこともあり、王座挑戦の機会は無かったが、ここ2試合は一本勝ちとKO勝ち。UFCウェルター級の77kgからPRIDEライト級の73kgに落としてくるため、パワーと破壊力は五味にとって脅威になる上、目標に掲げるマット・ヒューズ、BJペン、シャークらとの戦いに到達するためには、失態の許されない試合となる。
 五味はディアスの印象について「同じ柔術でも、アウレリオみたくガッチリ極めるタイプじゃなく、自分のペースでやっている」とコメント。「この間の(石田との)試合みたいに、自分の攻めのスピードで試合を進め、一気に仕留められたら」と展望を語った。

 三崎は去年のPRIDEウェルター級GPを制して以来の試合。大みそかは怪我で休んだが、体調は問題なさそう。「去年の流れをもって、そのまま一発目に臨みたい」と抱負を語る。
 相手のトリッグは99年11月のPRIDE.8でファビアノ・イハに勝利して以来のPRIDE。日本では以降、00年12月に修斗でマッハと試合しただけで、三崎もその試合は生で観戦したという。その後はWFAの常連として活動した後、UFCで2勝3敗。ヒューズに2連敗サンピエールに1敗し、頂点には届かなかった。UFCではノンTVの扱いの多かったディアス同様、マニア層の支持率の高い選手といえよう。PRIDEのアメリカ版PPVにてコメンテーターを務め、以前から「PRIDEで見たい選手はフランク・トリッグだ」と再上陸を熱望していたという。

 前回ラスベガス大会と連続出場となる中村の相手・トラビス・ビュー(Travis Wiuff)は、レスリングをベースに、02年の総合デビュー後、なんと51戦42勝9敗の結果を残した28歳の鉄人ファイター。ニックネームは「ディーゼル」。UFCには05年4月に一度だけ参戦し、ババルに敗れた。中村もこの試合について「ブラジル修行中になんとなく見た」と振り返る。それ以外はマイナー団体での試合ばかりだが、アメリカの格闘技バブルに乗り、昨年はIFLに参戦した。去年は3勝3敗と苦戦したが、PRIDEで再起し、脚光を浴びることになるか。

 マッハの相手・マック・ダンジグ(Mac Danzig)は総合16勝3敗1分の27歳。 グラジエーター・チャレンジとキング・オブ・ザ・ケージを主戦場としてきた。05年10月にタクミを下しKOTCライト級王者に。今年1月にクレイ・フレンチに判定1-2で敗れるまで、王座に君臨するとともに、12連勝と快進撃を続けていた。PRIDEには以前から興味を示し、アメリカでの第1回オーディションにも出ていたという。トリッグの弟子で、師匠の敵討ちも目指す。菜食主義者という一面も持つ。
 マッハは02年3月のUFC 36でのヒューズ戦以来となるアメリカでの試合。その試合では腰痛のため本領を発揮できず、しかも前回PRIDEラスベガス大会の観戦時には、カジノで人から借りたお金で5分間で数百万円を損したといい、「試合で八つ当たりしたい」と話していた。(井原芳徳)

シウバ、防衛戦の相手はヘンダーソン

(1/10 up) DSEは10日、ヴァンダレイ・シウバのPRIDEミドル級王座の防衛戦の相手が、ダン・ヘンダーソンに決定したことを正式発表した(写真はアメリカでの宣伝用画像)。
 榊原信行DSE代表は相手候補としてヘンダーソン、アローナ、ホジェリオの名をあげていたが、ブラジル人対決を避けたのは、ご当地アメリカでの宣伝効果を考えれば妥当なところだろう。
 PRIDE公式サイトの10日の記事によると、両選手はさっそく、米国のFOX SPORTS NETWORKの人気番組「Best Damn Sport Show Period」の収録に参加した。王者・シウバは「俺にとってダンをKOするのは全く問題ない」と自信たっぷりだ。
 両者の初対決は00年12月のPRIDE.12。PRIDEで4連勝と勢いに乗るシウバが、リングスKOK王者で初参戦のヘンダーソンを迎え撃つ構図だった。序盤、パンチで出血を誘ったのはヘンダーソンだったが、シウバが当時反則だった四点ポジションでの膝蹴りを出すと、流れが一転。シウバが注意2つをもらいながらも判定勝ちした因縁のカードだ。
 ヘンダーソンはFOXスポーツの番組で「あの判定は、ラスベガスだったら俺が勝っていた。今回の試合は判定にはならない」と豪語。ウェルター級、ミドル級を制覇した場合は、ヘビー級王者・ヒョードルに挑戦する夢を明かした。
 今回の王座戦はネバダ州アスレチックコミッションが認める形式のため、前回の対戦で問題となった四点ポジションでの膝蹴り、踏み付けは禁止。ラウンド数も5分5Rといつもと異なり、ジャッジもラウンド毎にポイントをつける。これらの違いがどう戦いに影響するかも見所となる。(井原芳徳)

シウバ、防衛戦の相手候補は3人

(1/2 up) PRIDEの2度目のラスベガス大会の概要が発表された。大会名は「Second Coming(セカンド・カミング)」。単純に「再来」という意味だけでなく、「キリストの再臨」という意味も併せ持つ言葉だ。
 メインイベントはヴァンダレイ・シウバが保持するPRIDEミドル級王座の防衛戦。相手候補としてヒカルド・アローナ、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、ダン・ヘンダーソンの3人があがっており、1週間以内に決まる予定だという。
 他にもアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、エメリヤーエンコ・アレキサンダー、藤田和之、五味隆典、中村和裕、三崎和雄、桜井“マッハ”速人、デニス・カーンが出場予定。
 アメリカの大会にも関わらず、今のところアメリカ人はヘンダーソンただ1人。榊原信行DSE代表は2日の記者会見で、「アメリカのファンは世界最高峰の選手を全部は見ていない。我々はトップ選手の闘いの醍醐味を見せる」と話しており、国籍よりも選手のクオリティを重視する方針のようだ。
 大会のチケットは日本でも1/14(日)よりPRIDEオフィシャルサイトにて販売される。成田発着の観戦ツアーも実施される。(井原芳徳)
 

 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE.33 - Second Coming -"
2007年2月24日(土) 米国ネバダ州ラスベガス・トーマス&マックセンター


第9試合 PRIDEミドル級タイトルマッチ 5分5R
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー/王者)
ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト/挑戦者・PRIDEウェルター級王者)

第8試合 ライト級 5分3R
五味隆典(日本/久我山ラスカルジム/王者)
ニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)

第7試合 ミドル級 5分3R
マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

第6試合 ライト級 5分3R
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
マック・ダンジグ(アメリカ/LEGENDファイトチーム / チーム・エクストリーム)

第5試合 ミドル級 5分3R
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
ソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト)

第4試合 ヘビー級 5分3R
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ロシアン・トップチーム)
マイク・ルソー(アメリカ)

第3試合 ライトヘビー級 5分3R
トラビス・ビュー(アメリカ/チーム・エクストリーム)
ジェームス・リー(アメリカ/マッシュ・アカデミー)

第2試合 ウェルター級 5分3R 5分3R
三崎和雄(日本/GRABAKA)
フランク・トリッグ(アメリカ/RAWトレーニングアカデミー)

第1試合 ライト級 5分3R
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
ジェイソン・アイルランド(アメリカ/TAP OR SNAP)


◆お問い合わせ:ドリームステージエンターテインメント TEL:03-5464-1531

Last Update : 02/23 15:44

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