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[K-1 MAX] 2.5 有コロ:城戸×川端、ASH-RA×豪州逆輸入戦士が追加

FEG "K-1 MAX 2007 日本代表決定トーナメント" 2月5日(月) 有明コロシアム  【→カード&チケット】  [→掲示板]


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(2/4 up) 前日計量が4日の朝11時より行われ、出場選手全員が一発でパスした。
 開会式前のオープニングファイトとして、中学生のHIROYAの特別試合の他にも、ASH-RA(X-FORCE) vs. 蜜山幸三(ファイブリングスドージョー)、城戸康裕(谷山ジム/MA日本ミドル級王者) vs. 川端健司(チーム・ドラゴン)の2試合が行われる。蜜山はイアン・シャファーの所属するオーストラリアのジムに2年間住み込んで修行した逆輸入ファイターだ。
 開場は16:00、開会式は17:30より。オープニングファイトの開始時刻は発表されていないが、開場してそれほど間もない時間から行われる傾向が強いので、観たい人は早めに入場したほうが良いだろう。

魔裟斗も絶賛の中3・HIROYAがアマチュア戦

(1/30 up) オープニングファイトで、アマチュアムエタイ世界選手権優勝経験者の中学3年生・HIROYA(フリー)が、ヘッドギア着用のアマチュアルールで特別試合を行う。

 HIROYAは五味隆典と同じ神奈川県愛甲郡愛川町出身。1992年1月6日生まれの15歳で、この春中学校を卒業する。身長164cm、体重60kg。
 3歳の時、泣き虫だったことから父親が空手道場に通わせたのが格闘技を始めたきっかけ。小学4年生で黒帯を取った後、キックボクシングを習い始める。
 タイで行われたWMFアマチュアムエタイ世界選手権のジュニア部門では、05年に45kg級で優勝、06年に54kg級で準優勝。インドで06年に行われた第5回世界キックボクシング選手権アジア大会でも54kg級で優勝した。WMFの日本組織のホームページには、05年のアマムエタイ06年のインドでの試合の様子が掲載されている。
 プロの試合も中1と中2の夏休みにタイで経験し1勝2敗。新日本キックの大会では河部弘也の本名で度々エキシビジョンを行っており、K-1 MAXでも03年にエキシをやったことがある。小学4年生の弟・ 大雅君も空手を習っている。

 目標とする選手は魔裟斗。HIROYAは「魔裟斗選手のように、カッコ良くて強くて、見ている人が面白いと思う選手になりたい」と話す。去年夏、魔裟斗のいるシルバーウルフジムに練習を見て欲しいと直談判。谷川貞治K-1イベントプロデューサーの話によると、大人顔負けの技で魔裟斗を驚かせたといい、HIROYAはその後、いろいろな技術を教えてもらった。魔裟斗も「天才少年がいる」とK-1側に伝えていてたといい、今回の特別試合が実現するきっかけとなった。

 K-1に年齢規定は無いが、日本ではキックでもボクシングでも、プロライセンスが発行されるのは17歳からが一般的。そのため今回の特別試合はアマの扱いとなり、ファイトマネーは無し。ヘッドギアと大きめのグローブを着用する等、安全面に配慮し、反則事項等もプロより厳しくなる予定。ドクターや審判団も、HIROYAの実際の動きと体を確かめた上で、今回の試合を了承したという。対戦相手もアマチュアの20歳・高橋明宏(大誠塾)が選ばれた。昨年9月のトライアルリーグのアマトーナメントで優勝している選手だ。

 HIROYAは4月からタイのインターナショナルスクールに入学し、タイ語と英語を学びながらムエタイ修行の日々を送る。今回はいわば「壮行試合」のようなもので、未来のK-1ファイターを格闘技ファンに印象づけることが狙いだ。
 谷川氏は「タイのムエタイや日本の柔道が強いのは、子供の頃からやっていて、競技人口も多いから。K-1もそうなるきっかけができれば。試合を観た中高校生が『俺にもできるのでは』と思って、K-1に興味を持ってくれるとうれしい」と話した。(井原芳徳)
 


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心身が軽くなった嘉洋、宍戸・コヒ撃破表明

(1/25 up) 日本代表決定トーナメントに出場する佐藤嘉洋が24日、都内で公開練習を行った。
 佐藤は去年の日本トーナメントを制覇したが、世界トーナメントの準々決勝ではブアカーオに、その後の世界王者対抗戦大会ではクラウスに連敗。その精神的ショックは大きく、ジムに通うだけで吐き気がするほどで、中学から格闘技を始めて以来初めて、1ヶ月ジムワークを休んだという。親族や友人から練習方法に口出しされ、朝までやけ酒を飲む日もあった。
 だが、所属する名古屋JKFの小森会長から「気楽にやれよ」とアドバイスされ、般若心経の注釈書等にも感銘を受け、「何があっても明るく生きよう」と前向きに。すると「どんな辛い練習でも終わった後は明るくなれるようになった」といい、「今の追い込みの時期にしては体が軽い」そうだ。
 この日披露したのは2Rのマススパーリングで、上下前の蹴りの使い分けはスムーズ。もちろん持ってる技術の高さもあるだろうが、精神面と体調面も大きく作用しているように見受けられた。
 佐藤が今回のトーナメントで望む展開は、準決勝で宍戸大樹、決勝で小比類巻貴之に勝利すること。「本当の日本一になるには、宍戸選手、小比類巻選手、武田選手、魔裟斗選手の4選手を倒さないと。今度のトーナメントでそのうち半分が達成できる。日本で自分が一番だと思っている」と話した。(井原芳徳)
 


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ボビー弟に武田が指導

(1/23 up) K-1 MAX 日本代表決定トーナメントにエントリーしているアンディ・オロゴンが23日、東京・代官山の伊原道場で公開練習を行った。特別コーチの武田幸三は、必殺技のローキックの効かせどころを指導。スパーリングの後には「もっと軸足の左足を柔らかくしないと、攻撃に力が入らないし、相手のローを効かされる」と欠点を指摘していたが、「身体能力とハートの強さは凄い」と素質を高く評価していた。

クラウス、フィクリに勝ったトルコ人と対戦

 アルバート・クラウスのスーパーファイトの相手が、初参戦のトルコ人・ムラット・ディレッキー(Murat Direkci)に決まった。ディレッキーは1979年7月17日生まれの27歳。戦績62戦54勝(42KO)8敗で、昨年5月のオランダでのK-1とIT'S SHOW TIMEの合同興行で、オランダの強豪・フィクリ・ティアルティにTKO勝ちしている。(井原芳徳)

コヒ、大振りパンチに自信。納豆騒動にも言及

(1/22 up) 日本代表決定トーナメントに出場する小比類巻貴之が22日、都内で公開スパーリングを行った。
 内容はボクシングのみの3分2R。相手は新空手K-2トーナメント王者で、寒川直喜の持つJ-NETミドル級王座挑戦も決まっている廣野祐(NPO JEFA)だ。打ち合いで何発かもらう場面もあったコヒだが、素早い左ジャブとヘッドワークを駆使しつつ次第にリズムをつかむ。2R目終盤にはオーバーハンドの右フック、アンダーハンドの左ボディといった一撃必殺の大技を連発。これまではなかなか見られなかった技だ。
 「学生時代からパンチには自信がありました」というコヒ。「極真空手は顔面パンチが無いですし、キックを始めてからは蹴りに頼っていましたけど、ようやくパンチを活かせる体になった」「体の軸がしっかりしてきたので、タイミングをつかんで体重の移動をうまくやれば、どんな大技でも出せる」と自信を示す。プロデビュー10年目にして、ようやく理想のスタイルに近づきつつあるようだ。

納豆騒動被害者のコヒ「これからは品切れすることは無いと思う」

 コヒは自身の公式ホームページの15日付けの日記で、減量のために以前から朝夕必ず食べていた納豆が入手困難なことを嘆いていたが、ちょうど納豆がテレビ番組「発掘!あるある大事典2」のデータ捏造問題で話題になっていることから、某スポーツ紙の記者からはそのことに関し質問が飛ぶ一幕もあった。
 コヒは「品切れで、いつもと違うスーパーに買いに行くこともあった」といい、番組で紹介された食べ方も以前から実践していたことを明かす。インタビュー終了後には、某紙のカメラマンがアドリブを効かせて近くのコンビニで急遽買って来た納豆を、たっぷり混ぜてパチリ。データ捏造には「ガッカリしちゃいましたね」と苦笑したが、「これからは品切れすることは無いと思う」と話し、あと半月、安心して減量ができそうなことを喜んでいた。(井原芳徳)
 

一回戦で小比類巻×ボビー弟、宍戸×尾崎

(1/8 up) 日本代表決定トーナメントの組み合わせが発表された。準決勝では(1)(2)の勝者同士、(3)(4)の勝者同士が対戦し、一日で決勝まで行われる。

 一回戦(1)・小比類巻貴之 vs. アンディ・オロゴン
 一回戦(2)・TATSUJI vs. HAYATΦ
 一回戦(3)・宍戸大樹 vs. 尾崎圭司
 一回戦(4)・佐藤嘉洋 vs. 白須康仁
 リザーブ戦・安廣一哉 vs. サトルヴァシコバ

 他にもスーパーファイトとして、ブアカーオ・ポー・プラムック vs. SHINOBU・ツグト・アマラの好カードが決定。アルバート・クラウス、マイク・ザンビディス、ドラゴらのスーパーファイト2試合を追加予定。魔裟斗は出場しない。

 都内で8日に行われた会見には、本戦出場の8選手が出席。小比類巻は「2度日本王者になっているのに、何でこのトーナメントに上がるのかわからない。早く世界の強豪と試合をしたいです」とエントリーに不満を述べた一方、「一丁盛り上げてやろうと思う」とも話し、大会の主役の座を譲らない構えを示した。
 経験豊富な実力者が並ぶ中、まだキックルールで1戦しかしたことのないアンディのエントリーは疑問だ。しかし谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「一つは話題性ですが、安廣選手とのデビュー戦が僅差だったように、数年後には日本人が勝てなくなるぐらい成長すると思う。もっと伸びて欲しいという期待を込めた」と理由を説明。
 アンディ本人も「複雑な気持ちがいっぱい」と話し、「強すぎる・小比類巻に・殺される」と俳句で心境を表現したが、出場が決まった時点で「どうせなら強い選手とやりたい」とコヒ戦を志願したといい、意外なところで度胸を発揮する。
 「ハートが一番強いのは僕。話題だけじゃなく実力を見せつけたい」「口じゃなく、態度で見せる」「一寸の虫にも五分の魂がある」ともアンディはコメント。コヒもアンディについて「ファイターとしてしっかりやることをやっていると聞いていた。その辺をしっかり受け止めて戦いたい」と話し、“実質一回戦シード”といった気分は無いようだ。
 谷川氏は「コヒ選手には今年色々やってほしい。例えば総合とか。TATSUJI選手も向いていると思う」とも発言しており、コヒとアンディの異色の組み合わせの『化学反応』に期待を寄せていた。

 TATSUJI×HAYATΦは昨年の日本トーナメントの準決勝のリマッチ。その時はTATSUJIが勝利している。HAYATΦは「一回戦はTATSUJI選手に勝ち、準決勝は小比類巻選手が来ると思うので、二人にリベンジして(コヒには04年の日本トーナメントで敗れている)、その先は優勝したい」と抱負。TATSUJIは「今年は世界一になる。全試合KOで勝つ」と意気込んだ。

 尾崎はK-1初参戦と宍戸戦の念願が同時にかなった。全日本フルコンタクトテコンドー選手権の元優勝者で、R.I.S.E.を主戦場に活躍。昨年12月にはR.I.S.E.の70kgトーナメント・DoAで、寒川直喜らを破り優勝した。「テコンドーの強さを証明するため、K-1を目指してきた。試合ではテコンドー技を出し盛り上げたい」「決勝では(所属するチームドラゴンの)先輩の小比類巻さんとやれたらうれしい」と抱負。対するシュートボクシング代表の宍戸は尾崎について「今一番勢いがある。技術が優れている」と警戒し、「チャレンジャーのまっさらな気持ちで全力で試合に取り組みたい」と謙虚に意気込みを語っていた。

 日本トーナメント2連覇を目指す佐藤は「周りに何を言われようが、自分の思うように、のびのびと戦いたい」と抱負。昨年12月にWMAF王座を獲得し、日本トーナメント初出場を果たす白須は「僕は手足が短いけど、頑丈な体を持っている。蹴り合ったり殴り合ったりしましょう」と佐藤にエールを送った。佐藤は白須について「昔から見ていたけど、顔に似合わずテクニシャン。スイッチも凄く多く、やりにくいのかなと思う。技術が合うもの同士噛み合いそう。蹴り合いましょう」と応えた。(井原芳徳)

今年は9月に世界一決定戦

 MAXの年間スケジュールも発表された。海外予選の日程、選手やスポンサーの意向を考慮し、今年から世界王者対抗戦を先に行う。4/4(水) 横浜アリーナで開催。世界一決定トーナメント開幕戦の出場者選考も兼ねた試合も組むため、同大会の名前は仮称となっている。開幕戦は6/28(木) 日本武道館にて。世界一決定トーナメント決勝戦は9/17(月/祝) 横浜アリーナで行う。

日本代表決定トーナメント大会の概要発表

(12/27 up) K-1 MAXの2007年第1回大会の概要が発表された。今回も日本代表決定トーナメントが軸となるが、今年は秋の大会で世界一を決める案もあるといい、日程が変更となりそう。今後の発表に注目だ。チケットは大晦日に先行発売が行われる。
 

 

FEG "Ameba presents K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜"
2007年2月5日(月) 東京・有明コロシアム
開場・16:00 開始・17:30

◆日本代表決定トーナメント

第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
安廣一哉(日本/正道会館)
サトルヴァシコバ(日本/勇心館/WFCA世界スーパーライト級王者・全日本ライト級1位)

第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン/MAX '04 '05 日本大会優勝)
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム・オロゴン)

第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
TATSUJI(日本/アイアンアックス/MAX '06 日本大会準優勝)
HAYATΦ(日本/FUTURE_TRIBE/UKF世界スーパーウェルター級王者)

第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
宍戸大樹(日本/シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
尾崎圭司(日本/チームドラゴン/R.I.S.E. DoAトーナメント '06 優勝)

第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー/MAX '06 日本大会優勝)
白須康仁(日本/花澤ジム/WMAF世界スーパーウェルター級王者)

第7試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者

第8試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者

第10試合 決勝戦 3分3R(最大延長2R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者

◆ワンマッチ

第9試合 スーパーファイト 3分3R(延長1R)
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/MAX '02 世界大会優勝)
ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサルジム)

第6試合 スーパーファイト 3分3R(延長1R)
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/MAX '04 '06 世界大会優勝)
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)

K-1特別試合 60kg契約 3分3R
HIROYA(日本/フリー)
高橋明宏(日本/大誠塾)

オープニングファイト2 3分3R
ASH-RA(日本/X-FORCE)
蜜山幸三(日本/ファイブリングスドージョー)

オープニングファイト1 3分3R
城戸康裕(日本/谷山ジム/MA日本ミドル級王者)
川端健司(日本/チーム・ドラゴン)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
SRS席 23,000円 S席 13,000円 A席 6,000円

◆デジタル先行発売 2006年12月31日(土) 10:00〜
K-1オフィシャルサイト(ケータイサイトでも)

◆Dynamite!!番組先行発売 2006年12月31日(土)18:00〜翌6:00
特別電話番号 0570-084-636

◆一斉発売 2007年1月13日(土) 10:00〜
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999(初日のみ特電:0570-00-0027)
ローソンチケット 0570-084-003(初日のみ特電:0570-084-647)(Lコード:33330)
CNプレイガイド 0570-08-9999(初日のみ特電:0570-08-9966)
キョードー東京 03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先: (株)FEG  TEL:03-3796-5060 FAX:03-3796-2978

Last Update : 02/04 23:06

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