[PRIDE] 07年日程、新年初会見で補足説明。スーパーヘビー級新設へ
▼ (1/2 up) PRIDEを主催するDSEの榊原信行代表は2日、新年初回となる記者会見を行った。 DSEの事務所のある東京・表参道の街は、9割方の店がシャッターを閉じ、人影もまばら。そんな中、DSEだけは大晦日の熱気をそのまま保持しつつ、「変革とチャレンジの年(榊原代表談)」のスタートダッシュをいち早く切る。
会見の主な内容は、大晦日に発表した2007年のスケジュールに関する補足説明。最新のスケジュールは次のとおり。
2月24日 PRIDE.33 [ラスベガス・トーマス&マックセンター] 4月8日 PRIDE.34 [さいたまスーパーアリーナ] 4月28日(予定) PRIDE.35 [ラスベガス・トーマス&マックセンター] 5月中旬〜下旬 PRIDEライト級GP 開幕戦 [さいたまスーパーアリーナ] 6月下旬 PRIDE.36 [ロサンゼルス・ステープルセンター(予定)] 7月下旬 PRIDEライト級GP 2nd ROUND [名古屋] 8月下旬 PRIDE.37 [大阪] 9月下旬 PRIDEライト級GP Final ROUND [東京] 10月下旬 PRIDE.38 [ラスベガス] 12月31日 PRIDE男祭り [日本] ※9月か11月にワールドシリーズを中国・韓国・ブラジル・ヨーロッパ・ロシア・ハワイ等で開催予定
ナンバーシリーズでは毎回タイトル戦を実施。2/24のPRIDE.33ではヴァンダレイ・シウバのミドル級王座、4月の2大会で五味隆典のライト級とダン・ヘンダーソンのウェルター級、6月のロサンゼルス大会でエメリヤーエンコ・ヒョードルのヘビー級の防衛戦を計画している。 アメリカ大会でのタイトル戦は、同地のアスレチックコミッションの定めたMMAルールに従い、5分5R制を採用。通常のワンマッチでも日米で違うルールを採用する方針は崩さず、引き続きアスレチックコミッションに日本ルールの採用を認めるよう働きかける。武士道シリーズ休止に伴い、日本のワンマッチは全階級1R10分・2-3R5分に統一される。 五味隆典のライト級GP出場に関し、榊原代表は「少なくとも2nd ROUNDからは出てもらいたい」と話し、一回戦シードとなる可能性を示唆。GPシリーズの中でも、他の階級のワンマッチが組まれる。 さらに125kg以上のスーパーヘビー級も、早ければ2月のPRIDE.33から新設する。「大晦日の吉田秀彦対ジェームス・トンプソンは、アメリカの基準ではヘビー級とスーパーヘビー級の試合になる」と話しており、アメリカを意識した新階級設定のようだ。マーク・ハントも新階級の対象に。「ただ体が大きいだけじゃなく、スキルを持った選手が揃って来ている」「世界中のモンスターを集めてモンスターGPをやりたい」とも話していた。(井原芳徳)
2007年の大会日程発表。海外大会が半数。武士道は休止に
▼ (1/2 up) PRIDEの2007年の大会予定が、大晦日の男祭りにて発表された。高田延彦PRIDE統括本部長は休憩明けの五味戦の前にリングイン(写真は閉会式)。上半期の予定をファンに発表し「来年は攻めに転じる」と高らかに表明した。大会後、榊原信行DSE代表は、7月以降の日程も発表した。
2月24日 PRIDE.33 [ラスベガス・トーマス&マックセンター] 4月上旬 PRIDE.34 [さいたまスーパーアリーナ] 4月下旬 PRIDE.35 [ラスベガス・トーマス&マックセンター] 5月 PRIDEライト級GP 開幕戦 [さいたまスーパーアリーナ] 6月末 PRIDE.36 [カリフォルニア初進出を予定] 7月下旬〜8月上旬 PRIDEライト級GP 2nd ROUND [日本] 9月下旬 PRIDEライト級GP Final ROUND [日本] 10月 PRIDE.37 [ラスベガス] 12月31日 PRIDE男祭り [日本]
他にも「ワールドシリーズ」と題して、アメリカ以外の中国・韓国・ブラジル・ヨーロッパ・ロシア等でも開催を予定。総計12〜15大会を予定し、半数が海外大会となる。 武士道シリーズに関して、榊原代表は「一旦休止します。そもそも総合の実験場としてスタートした大会。ナンバーシリーズに武士道が昇格する形です」と説明している。よって、ナンバーシリーズの中でもライト級とウェルター級の試合が組まれるようになる。 地上波放送の復活交渉について質問が飛ぶと「2007年はPRIDEにとっても変革とチャレンジの年。待ってても扉が開かないのなら、こちらから攻めないと。テレビ局や代理店とも相談し、自らそれ(地上波再開)に向けて姿を変えることも考えないといけない。前から言っているように、僕が辞めて済むならいつでも辞めます。グレーと一度思われたことを白だと証明することの大変さを痛感しています」とコメント。大胆な組織変革も辞さない構えを示した。(井原芳徳)
Last Update : 01/02 18:15
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