BoutReview
記事検索 by Google

[全日本キック] 4.21 後楽園:山内、2階級制覇向け自然体の勝負

全日本キック "初代Sウェルター級王座決定T決勝戦" 4月21日(日) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]

(4/21 up) 前日計量が20日の夕方5時より、都内のホテルで行われ、全選手がパスした。
 初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝戦にエントリーしている山内裕太郎は、69.85kgのリミットを約1.5kgも下回る68.4kgで計量をパス。食べてもそれほど太らない体質で、なおかつウェルター級から無理矢理増やさず、使える筋肉を自然に少しずつ増やしているからだという。新しく発売するTシャツの胸に書かれた文字が「NATURAL ONE」だけあり、調整も自然体が信条。先週の公開練習では「楽しい」という言葉を何度も口にしていたが、充実した練習ができたようで、この体重でベストのようだ。
 あとは気持ち。タイトルがかかる試合だが、「気負うとホントダメ」だといい、試合まで「あまり緊張しないよう気を付ける」考え。3月の一回戦の小松隆也戦の時の序盤はやや堅かった。だが尻上がりで良くなるのが山内の特徴で、準決勝の相手の吉武龍太郎も「試合運びがうまい。前の試合でも相手が疲れてからやられた。集中を切らさないようにする」と警戒する。今回は1日2試合勝たないといけないトーナメント形式のため、勝ってもダメージを溜めるのは禁物だ。山内がどれだけ気持ちも「NATURAL」に保ち、吉武戦の序盤に臨めるかがトーナメントの鍵となりそうな気がする。
 ダメージを溜めないという点で鋭いコメントを発したのが、山内の反対の山で濱崎一輝と当たる新鋭・白川裕規だ。「濱崎選手はサウスポー。決勝で当たる山内選手と吉武選手はどちらもオーソドックス。蹴る足が逆だから、ダメージが左右に分散する」と語る。さらに「前はただ何となく試合をしていた。今は目的がある」と話し、気持ちも最高潮。流れによっては、ダークホースの浮上もありえそうだ。
 白川同じく経験が浅いながらもウェルター級王座決定戦に抜擢された大輝も、「いつもの試合と変わらない」と落ち着いた様子。今晩の後楽園ホールでは、中量級のキックの新しい風が感じられそうな気がした。(井原芳徳)

当日券情報

 当日券はPM4時よりRS席 ¥11,000/S席 ¥8,000/A席 ¥6,000/B席 ¥4,000を販売する。会場内ロビー・グッズ売場では次回5月14日(日)後楽園大会のチケットを発売。今回はRS席 ¥7,000からというサービス料金のため、4/15の発売開始と同時に売れ行き好調とのこと。観戦予定の方は購入はお早めに。

山内&湟川のTシャツ新発売

(4/20 up) 全日本2階級王座を狙う、AJジムの山内裕太郎と湟川満正のTシャツが新発売される。

上:[山内裕太郎Tシャツ] ※写真はネイビー
<サイズ> XS・S・M・L・XL 
<カラー> ブラック・ネイビー・ホワイト・ブルーの4種類 
<価 格> ¥3,000(税込)
★2枚ご購入の方は代金¥5,000にサービス

下:[湟川満正Tシャツ]
<サイズ> XS・M・L・XL
<カラー> ブラックの1種類
<価 格> ¥3,000(税込)

山内&湟川、MAX目指し運命の王座戦

(4/12 up) スーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝(一日で決勝まで実施)に出場する山内裕太郎(左上写真)と、ウェルター級王座決定戦に出場する湟川満正(左下写真)が11日、東京・大久保のAJジムで公開練習。軽快な動きを披露し、好調ぶりをアピールした。

 普段から共に汗を流す二人は、デビュー戦も同じ02年1月4日。湟川は「タイトルを獲れる日も一緒。これは何かある」、山内も「湟川とタイトルに絡める興行は運命」と、4月21日決戦を捉えている。デビューの日と今度の試合の日の数字が似ていることからも、何か運命の匂いがする。

 ウェルター級王座を返上し階級を上げて戦っている山内は「チャンピオンの時とは違うチャレンジャーという立場で、また違ったいいモチベーションを持てている。今練習が楽しい」と話す。「楽しい」という言葉が度々出たのが印象的で、一回戦の相手の吉武龍太郎についても「手数が多い選手のほうが好きなんで楽しみです」、決勝の相手についても「順当に行けば濱崎(一輝)選手。白川(裕規)選手もミドル強いので蹴りで腕をつぶすかも。どっちも強いので楽しみ」と語っていた。

 山内が返上した王座を目指す湟川は、デビュー以来8連勝の大輝と対戦するが、「何でもできそうだけど、どこにでもいそうな感じ。ビデオを見てもあまり強い選手とやっていないので印象が無い」と言い放つ。静かな口調だが、「カッとなって打ち合わず、自分のやるべきことを普通にやれば(勝利は)間違いない」と、言葉は確信に満ちていた。

 二人ともその先に意識するのは70kg契約のK-1 MAX。山内はMAX出場経験のある山本優弥相手に1勝(04年1月)1分(04年11月)とほぼ互角で、湟川も1年前にSHINOBU・ツグト・アマラ(当時・白鳥忍)と3R+延長2Rの大接戦を繰り広げ、実力的には申し分ない。あとはベルトと存在感のアピールだけ。二人の運命の日は、新たな運命への序章となるか。(井原芳徳)

海戸は5月大会へ。島野が村山と対戦

 海戸淳(S.V.G./ライト級6位)が負傷欠場し、村山トモキ(AJジム/9位)の相手が島野智広(建武館/5位)に変更となった。海戸は5月14日の後楽園大会で増田博正(スクランブル渋谷/2位)と対戦する。

湟川と大輝が王座戦。あらしはタイ人と

(4/2 up) 山内裕太郎が返上し空位となっている全日本ウェルター級王座を賭け、湟川満正[ほりかわ・みつまさ](AJジム/2位)と大輝[だいき](JMC横浜ジム/4位)が対戦する。湟川は通算戦績18戦13勝(6KO)5敗だが、04年7月にウェルター級へ転向後は7戦6勝(3KO)1敗と好調。1月にはタイ人に勝利している。対する大輝は04年11月のデビュー以来わずか14ヶ月で8連勝(5KO)を飾る期待の星。3月大会ではJ-NET同級2位の北野ユウジを下している。ともにタイトルマッチは初出場。かつて魔裟斗も保持した栄誉あるタイトルにふさわしいファイトが繰り広げられることを期待したい。
 全日本バンタム級王者・藤原あらしの対戦相手が、ウィラサクレック・フェアテックス・ムエタイジム所属のタイ人、ラジャサクレック・ソー・ワラピンに決まった。戦績45戦32勝(6KO)11敗2分。前田尚紀SBの石川剛司元全日本ランカーの竹村健二に敗れているが、いずれもフェザー級の選手。本来のバンタム級の試合で真価を発揮することだろう。あらしは昨年10月にワンロップに敗れて以来、半年ぶりのリング。ワンロップ戦の経験がどう活きているかも見所だ。
 なお、ライト級ランキング戦に出場する凱斗亮羽[かいと・りょう]が、今回よりリングネームを本名の海戸淳[かいと・あつし]に戻す。(井原芳徳)

初代全日本スーパーウェルター級王者が決定

(3/21 up) 2月の新宿大会からスタートし、3月19日の後楽園大会で一回戦の終わった初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント。今大会では勝ち残った4選手による準決勝・決勝戦が行われる。リザーブマッチには一回戦でまさかの敗北を喫した望月竜介が登場する。

 

全日本キックボクシング連盟 "初代全日本スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント 〜決勝戦〜"
2006年4月21日(金) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:30 本戦開始・18:30


第9試合 初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント決勝戦 3分5R
第3試合の勝者
第2試合の勝者

第8試合 第22代全日本ウェルター級王座決定戦 3分5R
湟川満正(AJジム/2位)
大輝(JMC横浜ジム/4位)

第6試合 国際戦 54kg契約 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
ラジャサクレック・ソー・ワラピン(タイ)

第5試合 ランキング戦 フェザー級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
正巳(勇心館/5位)
遠藤智史(AJジム/7位)

第4試合 ランキング戦 ライト級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
島野智広(建武館/5位)
村山トモキ(AJジム/9位)

第3試合 初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝戦 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
山内裕太郎(AJジム/全日本ウェルター級前王者)
吉武龍太郎(アイアンアックス/全日本ミドル級4位)

第2試合 初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝戦 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
濱崎一輝(シルバーアックス/全日本ミドル級2位)
白川裕規(S.V.G/全日本ミドル級7位)

第1試合 初代全日本スーパーウェルター級王座決定トーナメント・リザーブ戦 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン)
藤元洋次(NSG)


◆オープニングファイト

第4試合 75kg契約 3分3R
木塚龍司(勇心館)
YO次郎(P's LAB東京)

第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
芦塚経行(DRAGON GYM)
井出 満(WSRフェアテックスジム)    

第2試合 60kg契約 3分3R
宮田裕司(シルバーアックス)
上杉隼土(超越塾)

第1試合 ライト級 3分3R 
佐藤翔太(S.V.G.)
鈴木真治(藤原ジム)

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますのでご了承ください。


■チケット料金  
RS席 ¥10,000 S席 ¥7,000 A席 ¥5,000 B席 ¥3,000
※消費税込み/全席指定
※当日券は各席1000円アップ

■チケット発売場所
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eee.eplus.co.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
全日本キック 03-3365-1171
バウトレビュー(4/14(金)午後3時入金締切)

■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 04/21 11:25

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | STAFF

Copyright(c) 1997-2006 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。