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[K-1 MAX] 2.4 さいたま:魔裟斗ら計量クリア。佐藤「調子は完璧」

FEG "K-1 MAX 日本代表決定トーナメント" 2月4日(土) さいたまスーパーアリーナ 【→カード&チケット】 [→掲示板]

(2/3 up) 前日計量が午前11時より都内のホテルで行われた。新田明臣、TATSUJIは1回目で200gオーバーしたが、2回目でパスした。他の選手はレミギウスが65.3kg、ザンビディスが68.2kg、ブアカーオが68.9kgだったのを除き、69〜70kgで一発クリアしている。
 食事を済ませた選手たちは1時から同所で会見。黒のスーツに虹の水玉模様のスーツで登場した魔裟斗は「相手のシャファー選手はパワーもスピードも素晴らしいですが、俺はパワーでもスピードでも上回って、倒して勝ちたいと思います」と抱負を語った。それを聞いたシャファーは「その分ファイティングスピリットを見せるよ」と返答した。
 同じくスーパーファイトに出場する我龍真吾は「名前を売るいいチャンス。レミギウス選手は“我龍タイム”は何のことかわからないと思いますけど、試合残り1分になったら、ノーガードで突っ込んでいきます」と気合十分の様子だった。ちなみにツーショット撮影でのガン飛ばしはこの日は封印し、レミーガとガッチリ握手していた。
 日本代表決定トーナメント初参戦ながらも優勝候補筆頭に上げられている佐藤嘉洋は「調子は完璧なんで、明日はどんな自分が見られるか楽しみです」と自信を感じさせるコメント。一方、一回戦でHAYATΦとの常連対決に臨む安廣一哉は、珍しくアットホームなコメントを封印し、「4年間やってきたことを全部リング上で出すだけです」と意気込みを語った。
 谷川貞治K-1イベントプロデューサーが新顔揃いの今トーナメントに期待するのは、ニューヒーローの誕生。「選手達には5年前の第1回トーナメントを越えるぐらいの気持ちをもってほしい」とハッパをかけた。一方で、安廣とHAYATΦにも「これまでは“助演男優賞”が多かったけど、今度は“主演男優賞”をとってほしい」と期待。新鋭と常連の生き残り合戦という構図も一つの見所だ。
 日本代表トーナメントの優勝賞金は500万円。以下準優勝150万円、3位75万円。KO賞30万円も設けられ、賞金総額最大1010万円となっている。
 当日券は14:30より全席種が販売される。TBS系列では大会当日19:00〜20:54に放送される。(井原芳徳)

ボビー弟が負傷欠場。飯伏戦は中止に

(1/31 up) アンディ・オロゴンの負傷により、オープニングファイトの飯伏幸太戦が中止となった。FEGの31日の発表によると、アンディは1/30の練習中に右手を負傷し、病院での検査の結果、右手指間筋断裂により全治2週間と診断され、ドクターストップがかかったという。

鈴木悟欠場。レミーガは我龍と

(1/27 up) 日本代表決定トーナメントに出場が決まっていた鈴木悟が24日、急性胆嚢炎を起こし入院し、ドクターストップがかかったため欠場する。
 そのため同じボクシング出身の大東旭がエントリーし、一回戦で上山龍紀と対戦する。大東がスーパーファイトで戦うことが決まっていたレミギウス・モリカビュチスの相手には、我龍真吾が抜てきされた。我龍はトーナメントのリザーバーだったため、前NKBウェルター級王者&R.I.S.E. DoAトーナメント'05準優勝の白虎(はくと)が新たなリザーバーとなり、MA日本ウェルター級王者の白須康仁と対戦する。

シャファー、魔裟斗攻略に自信

 魔裟斗との対戦が決定しているオーストラリアのイアン・シャファー(写真)の近況が、オーストラリアのライジング・プロモーションから届いた。
 昨年7月のHERO'SにてKID戦、10月のK-1 MAXにて新田戦と、2大イベントを経験したシャファーは、打撃面で更に自信。特に戦略面でとても勉強になったと語る。
 陣営は魔裟斗を完成された選手で隙が少ないと評価。「少ない勝機を見つけ、そこを確実に突く」戦略を立てている。シャファーはロッククライミングを練習に取り入れ、体力、気力、集中力の強化に余念がない。「魔裟斗は自分との試合は調整試合と言っているらしいが、まあ見てて下さい」と自信を覗かせているとのことだ。

ボビーの弟、新空手出身プロレスラーと対戦

(1/24 up) ボビー・オロゴンの弟・アンディ・オロゴン(左2人目)と、プロレス団体DDT所属で新空手K-2交流戦優勝経験もある飯伏(いぶし)幸太(右2人目)の一戦が決まった。73kg契約で開会式後の第1試合に行われる。
 アンディは181センチ・70キロの22歳。兄に触発され1年前から格闘技を始め、約半年前から本格的な練習をスタート。兄の推薦で参戦が決まった。試合はアマチュアでも経験が無く今回が初めて。得意技はミドルキックをはじめとした蹴り技だという。
 ボビーは「親に甘やかされて育ってきたので、人生がどんなに辛いかをわからせるためチャレンジさせる」と辛口の推薦コメントを発したが、身体能力については「同じ体重ならアンディのほうが絶対いい」と太鼓判を押した。アンディは流暢な日本語で「皆さんがまた見たいと思うような試合をします」と抱負を語った。
 飯伏は181センチ・75キロの23歳。新空手時代は大誠塾に所属し、プロ格闘技の経験は無い。プロレスでは華麗な空中技を駆使し、蹴りも絡めた攻めも見せる。会見ではその場飛びのシューティングスタープレスを披露し、ボビーを驚かせた。ノアやハッスル等のメジャー大会にも出場し、将来の期待されている選手だ。アンディ戦について飯伏は「プロレスラーらしい面白い試合をしたい」と抱負を語った。(井原芳徳)
 

日本代表決定トーナメントは顔ぶれ一新

(1/10 up) 日本代表決定トーナメントの組み合わせとスーパーファイト3試合が発表された。準決勝では(1)(2)の勝者同士、(3)(4)の勝者同士が対戦し、一日で決勝まで行われる。

 一回戦(1)・安廣一哉 vs. HAYATΦ
 一回戦(2)・TATSUJI vs. 山本優弥
 一回戦(3)・鈴木 悟 vs. 上山龍紀
 一回戦(4)・佐藤嘉洋 vs. 新田明臣
 リザーブ・我龍真吾 vs. 白須康仁
  (以下スーパーファイト)
 魔裟斗 vs. イアン・シャファー
 レミギウス・モリカビュチス vs. 大東旭
 ブアカーオ・ポー・プラムック vs. マイク・ザンビディス

 昨年の日本代表戦から残ったのは安廣・HAYATΦ・新田の3選手のみ。ほか7選手はトーナメント初出場というフレッシュな顔ぶれとなった。谷川貞治K-1イベントプロデューサ−は「この中から魔裟斗選手が倒せるような選手が出てきて欲しい」等と語り、ニューヒーロー誕生を期待する。会見でもHAYATΦが「安廣選手との試合はK-1生き残り戦だと思っている」とコメントしており、残留組にとってもこの新陳代謝が発奮材料となっている。
 初出場のTATSUJIは12月、MAXと同じ-70kg契約の8人トーナメント・R.I.S.E. DoAトーナメントを制した選手。ボクシングがベースで、アテネ五輪出場候補にも上がったこともあるが、DoAではローを駆使し優勝。完全にこの競技に適応している。
 対する山本優弥は全日本キックのホープ。1年前には佐藤嘉洋と対戦し、6度のダウンを奪われ完敗したものの最後まで気持ちの折れないファイトでファンの心をつかんだ。高校生でプロデビューした頃から“神童”と呼ばれ、KIDに匹敵する素質とカリスマ性を備えている。最近のMAXでは昨年10月大会に出場しASH-RAに判定勝利している。
 上山は毎年恒例“総合枠”の選手。キックは初挑戦だが、師匠の田村潔司が打撃を得意とし、所属のU-FILEにも多数キック経験者がいることから、ある程度の適応性は備えているものと思われる。Dynamite!!でプロデビューした永田克彦と同じチーム・キングスがマネージメントするが、所属はU-FILEのまま。DEEPミドル級(83kg)王者時代は体重差に苦しんだが、MAXの70kgは「初の適正体重」だといい、スピードとパワーにどういう違いが出るかも注目ポイントだ。対する元ボクシング日本ミドル級王者・鈴木悟もキック2戦目。異種格闘技戦的要素の濃い一回戦となる。
 優勝候補筆頭・佐藤嘉洋は会見冒頭、「今日はゴチャゴチャ言いません。2月4日の結果を見て下さい」と挨拶し、優勝への自信をのぞかせた。試合順は厳しいが、反対ブロックに比べれば戦いやすい組合せに。新田も佐藤を「完璧に最も近い選手」と高く評価するが、「僕もノッたら強いぞ」と話し不敵な笑みを浮かべる。昨年リザーバーから決勝まで残ったベテランが今年も強運と底力を発揮するかも見物だ。

 小比類巻貴之は恥骨骨折が完治せず欠場。だが2年連続で日本代表戦を制していることから、完治すれば谷川氏はファンの意見も聞きつつ世界一決定トーナメント開幕戦にエントリーしたい考えだ。武田幸三は目の手術後の療養のため欠場するという。小次郎は11月に韓国で始まったMAXのアジア・トーナメントを勝ち残っているためそちらに専念する。
 なお会見には魔裟斗が出席予定だったが、風邪のため欠席。だが大事には至っておらず、他の出席者に風邪をうつさないよう気を遣って欠席したとのこと。後日会見し試合への意気込みを語る予定だという。

 MAXの年間スケジュールも決定。世界一決定トーナメント開幕戦は4/5(水)代々木第一体育館にて。6/30(金)横浜アリーナで世界一決定トーナメント決勝戦、9/27(水)横浜アリーナで世界王者対抗戦が開催される。(井原芳徳)

魔裟斗×シャファー濃厚

(1/3 up) FEGの谷川貞治社長はDynamite!!から一夜明けた元旦の記者会見で、魔裟斗の相手としてオーストラリアのイアン・シャファーを計画していることを明かした。
 イープラスではチケット一般発売に先駆け、プレオーダー受付を1/3(火)12:00〜1/6(金)16:00に実施する。アドレスはhttp://eee.eplus.co.jp/

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2006 日本代表決定トーナメント"
2006年2月4日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
開場・15:00 開始・16:30

◆決定カード

トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
安廣一哉(正道会館/MAX世界一決定トーナメント'05 リザーバー)
HAYATΦ(FUTURE_TRIBE/UKF世界Sウェルター級王者)

トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
TATSUJI(アイアンアックス/R.I.S.E. DoAトーナメント'05王者)
山本優弥(青春塾/全日本キック・ウェルター級1位)

トーナメント一回戦(3) 3分3R(延長1R)
大東 旭(チーム・クラウド/元WBC世界スーパーウェルター級5位)
上山龍紀(U-FILE CAMP/元DEEPミドル級(83kg)王者)

トーナメント一回戦(4) 3分3R(延長1R)
佐藤嘉洋(フルキャスト/ 元WPKC世界ムエタイSウェルター級王者)
新田明臣(バンゲリングベイ/MAX日本代表決定トーナメント'05 2位)

リザーブファイト 3分3R(延長1R)
白虎(Ranger品川ジム/前NKBウェルター級王者)
白須康仁(花澤ジム/MA日本キック・ウェルター級王者)


スーパーファイト 3分3R(延長1R)
魔裟斗(シルバーウルフ/MAX '03 世界王者)
イアン・シャファー(オーストラリア/リングス・オーストラリア)

スーパーファイト 3分3R(延長1R)
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス・リトアニア/ZST-GP2王者)
我龍真吾(ファイティングマスター/J-NETWORKウェルター級王者)

スーパーファイト 3分3R(延長1R)
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/MAX '04 世界王者)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
SRS席 22,000円 S席 13,000円 A席 6,000円
魔裟斗応援シート 13,000円 (S席・特典つき)

◆デジタル先行発売 12月27日(火)10:00〜
FEGオフィシャルサイトK-1オフィシャルサイト(ケータイサイトでも)

◆番組先行発売 12月31日(金) TBS系列「Dynamite!!」21:00〜23:40放送内

◆イープラス・プレオーダー受付 1/3(火)12:00〜1/6(金)16:00 http://eee.eplus.co.jp/

◆一斉発売 2006年1月14日(土) 10:00〜
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999(初日のみ特電:0570-02-9970)
ローソンチケット 0570-084-003(初日のみ特電:0570-084-637)(Lコード:36663)
CNプレイガイド 0570-08-9999(初日のみ特電:0570-08-9922)
キョードー東京 03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先: (株)FEG  TEL:03-3796-5060 FAX03-3796-2978

Last Update : 02/03 18:08

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