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[修斗] 川尻の防衛戦日程の通告巡り、コミッションが坂本氏に厳重注意

(9/23 up) インターナショナル修斗コミッションは10日付けで、修斗プロモーターのサステインの坂本一弘代表に厳重注意処分を下した。
 コミッションが公報用のウェブブログで21日に発表した内容によると、坂本代表は世界ウェルター級王者・川尻達也の指名試合(防衛戦)を、期限である年内にサステインの興行で行う予定だったが、適当な会場の年内の使用が困難との理由から(注:代々木競技場第二体育館の施設工事が11〜12月に行われる)、コミッションに許可なく独断で川尻側に防衛戦が来年以降になるとの通告をしていた。
 これに対しコミッション側は「防衛期限を指定するのはあくまでコミッションに権限があり、プロモーターである坂本代表がそれを行うことは重大な越権行為であります」と注意。さらに「国内で防衛戦を行えないのであれば、国外のプロモーターへ打診して海外にて年内に指名試合を消化する可能性も残されているのですから、坂本代表の判断は大きな誤り」と指摘している。
 さらに川尻側に対しても「コミッションから正式な告知がないにも関わらず、プロモーターからの通告だけで年内の指名試合は延期になったとの誤った判断をして、修斗以外の興行への出場を決めた」ことを注意。ただし「その誤解を生んだ要因は坂本代表」にあるとし、指名挑戦権を持つ2位のヨアキム・ハンセンも川尻同様にPRIDE武士道GPに出場することから、「指名試合の期限に関しては寛大な処置を取る方針を決めました。延期期間などは決まり次第、追って発表いたします」と報じている。
 両選手の出場するPRIDE武士道ライト級(73kg)GPは8人形式のトーナメントで、9/25に一回戦&準決勝戦、大みそかに決勝戦が行われる。そのため両選手が揃って決勝に進めなかった場合は、年内に防衛戦が行われる可能性もわずかながら残されている。
 さらにコミッションは「プロ修斗におけるあらゆる権限はコミッションにあるのですから、コミッションからの認可、告知がない情報は正式な決定事項ではないことを選手、プロモーター、ならびに関係各位はしっかりと認識しておくよう注意を喚起しておきたいと思います」と呼びかけている。(井原芳徳)

Last Update : 09/23 10:52

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