BoutReview
記事検索 by Google

[パンクラス] メガトンの独立表明に尾崎社長困惑。野地は残留

(6/23 up) パンクラス内のチーム「メガトン(MEGATON)」が22日、パンクラスからの独立を発表した。だがパンクラスの尾崎允実社長は23日会見し、独立について「まだ結論が出ていない状態」であることを明かした。メガトンのメンバーのうち、野地竜太だけはパンクラスに残留することが決まっている。

 メガトンは22日夜、格闘技&プロレスマスコミ各社に、独立表明と新事務所の連絡先を記したFAXを送信。その中では「この度4月8日付けを持ちましてパンクラスメガトン(TOKINを含む)は、一身上の理由によりパンクラスを退会し、今後は独立した形でメガトン(TOKINを含む)として活動する事になりました。これを機に選手一同一層パワーアップをはかり、皆様のご期待に沿えるようなチームにしていきたいと思います」と記されている。
 パンクラスの尾崎社長は23日夜、広尾の事務所で緊急記者会見。今年2月からメガトンの市野川昌也氏より独立の打診があり、市野川氏が4月8日に退会届を持参したが、市野川氏が代表者ではないため受理しなかったことを明かした。この日まで公表を控えていたのは、「クリアしていない問題があり」「まだ結論が出ていない状態」のためで、会見を開いたのはファンやマスコミの誤解や憶測を排除するためだという。
 尾崎社長の説明によると、「パンクラスMEGATON」は03年12月、メガトンの母体である有限会社百貫(ひゃっかん)とパンクラスが提携する形でできたチーム(関連記事:03年12月の入団会見)。百貫の代表は大久保克彦氏で、市野川氏はメガトンの「宣伝部長」という肩書きだったが、22日のメガトンのプレスリリースでは市野川が「代表」となっている。尾崎社長は「このリリースを見て、初めて市野川氏が『代表』となっているのを知りました」と困惑した様子で話していた。

 メガトンのメンバーのうち野地竜太のみ、本人と大久保氏が合意し、5月にパンクラスに移籍。市野川氏も野地の移籍については認めている。尾崎社長は他のメガトンの選手の意向も聞きたい考えで、「選手のことが心配。選手が不利益にならない対応をパンクラスはしていきたい」と話した。
 会見には野地も同席し、7/10横浜文化体育館大会の負傷欠場は今回の件と無関係であることを説明した。パンクラス残留の理由について「総合デビューをさせていただいて、今、ヘビー級1位まで来て、ベルトが欲しい気持ちが強いので、残ることに決めました」と説明した。今後の所属名は未定。(井原芳徳)

Last Update : 06/23 23:24

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2005 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。