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[PRIDE武士道] 5.22 有コロ:長南×ニーノ、前田×クレイジーホース決定

DSE "PRIDE武士道 -其の七-" 2005年5月22日(日) 有明コロシアム 【→カード&チケット情報】 【→掲示板】


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(4/11 up) DSEは11日、都内事務所で会見を開き、次の2カードを発表した。

 長南 亮 vs. ニーノ・エルビス・シェンブリ(ブラジル)
 前田吉朗 vs. チャ−ルズ・“クレイジーホース”・ベネット(アメリカ)

 ニーノは1年前のPRIDE GP 2回戦大会の桜庭和志戦以来のPRIDEマット登場。その時はグレイシーバッハからシュートボクセに移籍してまだ4ヶ月だったが、あれから1年を経て、欠点だった打撃もかなり成長していると思われる。また体重に関しても、桜庭戦の後、「私は本来は78kgで、体重上げるのは大変だ。今回は86kgに上げたが、そこまで上げるのには努力が必要だった」とコメントしていたが、今回はベストに近い83kg級。長南も「そこが一番のポイント。本来の体重なので、相手も初めて力を発揮できると思う」と警戒する。
 「負ける可能性もある」と口にする長南だが、敵はニーノではなくむしろ自分自身だ。昨年10月の武士道其の参でニュートン、大みそかの男祭りでアンデウソン、2月のDEEPでジュカオンと、世界トップクラスを次々と撃破。メディアの扱いや周囲の期待も次第に大きくなっているが、「感謝はしているけど、勘違いはしたくない。タレントや有名人になるつもりはない。調子に乗っちゃいけない」と気を引き締める。実際その3試合とも、途中までは劣勢を強いられての逆転勝ち。「1試合1試合が崖っぷちだと思っている」という言葉にも重みがある。「試合前に『絶対勝てる』と言っても、別に盛り上がるわけじゃない」と、リップサービスにも否定的。「ヒーローになりたいんじゃない。強い男になりたい」とも話し、一本気のままの長南亮で対戦相手ともファンとも勝負する姿勢を示した。

 吉朗の相手、ベネットは、武士道其の参のメインで五味隆典に敗れた選手。だがそのクレイジーホースの異名どおり豪快なファイトが持ち味の選手で、ゴングが鳴るとコーナーポストによじ登ってしまう等の奇行を繰り広げ、ファンを驚かせた。だが吉朗はベネットがコーナーに登ったとしても「下からドロップキックをぶち込む」と豪語。さらには「そういうことをする余裕の無いぐらいに追い込む」と話し、完勝を約束した。前日のパンクラス大阪大会では吉朗を筆頭に稲垣組の選手が大活躍したが、「パンクラスの軽量級を知らない人に、うちらのレベルの高さを見せたい」とも発言。「今までで最高の試合をする」ことで、PRIDEファンのハートをわし掴みにする考えだ。
 なお、心配される体重差に関しては、「そういう(重い)相手と戦ったことないので、やりながら考える。重い方が強いとは思っていない。自分で行けると思った体重でやる」と発言。今回の試合は73kg級で戦えるかの試運転にもなりそうだ。(井原芳徳)
 

榊原社長&高田本部長「勝負は1年」。武士道を-83kg、-73kgに特化

(4/7 up) DSEは6日、都内で「PRIDE武士道・新生発表記者会見」を行い、「其の七」からウェルター級(-83kg)、ライト級(-73kg)に特化したイベントにリニューアルすると発表した。ヘビー級(無差別)・ミドル級(-93kg)の試合も数試合組み込まれるが、ヒョードル、ミルコ、シウバらトップ勢の出場は無くなる。秋からは8名ずつの「ウェルター級GP」「ライト級GP」の並行開催を計画。「其の七」と7月開催予定の「其の八」はGPに向けてのプレ大会となる。

 この日は武士道の会見の1時間後から、K-1も4/30ラスベガス大会の会見を実施。榊原信行DSE社長は冒頭の挨拶から「各紙ではK-1の記事の方が大きくなり、うちは文字だけかもしれないが、1年後にはK-1よりも大きくなる」とライバル意識をむき出しにし、「むしろ大きくならなければ、1年後には潔く止めることも考える。ここ1年が勝負です」と、“短期決着”を宣言した。
 K-1陣営は総合イベントのROMANEXをHERO'Sにリニューアル。前田日明氏が中心となり、-70kgと-85kgの2階級の世界一を決める「HERO'S MEGA BATTLE TOURNAMENT」の開催を目指す。武士道のこのタイミングでリニューアルし、1年というリミットを定めたことからは、選手層のかぶるHERO'Sへの対抗意識の強さが感じられる。

 高田延彦PRIDE統括本部長も「燃料は1年分」と明言。さらに「先日の武士道はプロのイベントからはほど遠い。彼ら(武士道の若手日本人)は私の現役時代のレベルを超えているが、今には今のレベルがある。ヒョードルら一流選手は常にファンの目を意識している。頑張っているだけでは少年野球やアマチュアと同じ」と厳しい評価を下した。佐伯繁PRIDE広報も「正直、今はヘビー級・ミドル級のほうが間違いなく面白い。『武士道に出たい』という気持ちでは通用しない。『武士道でトップになる』というぐらいの気持ちを持って欲しい」と選手たちにハッパをかけた。

 選手たちの中でも、特に両階級のエースである五味隆典と長南亮の危機意識は強い。ライト級の五味は「他のリングに負けないクオリティの試合をしたい」、ウェルター級の長南は「最近いろんな格闘技イベントをテレビでやっているが、色物みたいな奴が多い。あんなのが格闘技だと思われたら迷惑なので、本物の格闘技を見せたい」「ろくに練習していない奴がパッと出て来て負けるのは腹がたつ」と厳しく言い放った。

 会見には他にも日本人選手が多数出席した。彼らの階級区分は次のようになる模様だ。

【ウェルター級 (83kg)】長南亮、桜井隆多、滑川康仁、高瀬大樹、滝本誠
【ライト級 (73kg)】五味隆典、桜井“マッハ”速人、中尾受太郎、中村大介、三島★ド根性ノ助、今成正和

 マッハと受太郎は修斗ミドル級の76kgよりも軽い体重に落とすことになる。受太郎は「73kgでトップを取る自信がある」と話し、シアトル修行中のマッハも「70kg台に戻す。トーナメントで優勝することしか考えていない」とコメントを発表した。ミドル級だった滑川は「86kgぐらいの中途半端な体重でやっていましたが、83kgに落とします。そのほうが自分のスキルを出せる」とウェルター級転向を表明した。滝本はミドル級GP大会のワンマッチでの再始動を予定しているため、会見を欠席した。
 今のところ動向が不明なのは、上山龍紀、美濃輪育久と、武士道参戦が新たに決まったパンクラスの前田吉朗。上山はマッハとほぼ同体格だが、落とすか増やすかで迷っているという。美濃輪は先日の武士道のアイブル戦で「リアルプロレスラーには体重差が関係ないことを証明できた」と自信を深めており、83kgに落とすかは不明。前田が主戦場とするパンクラスのフェザー級は64kg未満のため、73kgだと体格差で苦しみそうだ。
 追われる立場となる五味だが「結果を残してくれればやってもいい。KID選手や須藤元気選手との対戦を望む声が大きいと思うけど、ヴァンダレイ・シウバが78kgまで落とせるなら、シウバと戦いたい」と冗談めかして語り、同階級の日本人は眼中に無い様子。長南も「日本人は楽。負ける気がしない」と自信たっぷりだった。

 選手の頑張りはもちろん大事だが、主催者側の努力も武士道の“1カ年計画”の行方に大きな影響を与える。榊原代表は「日本人のライバルになる、シウバ、ヒョードルのような外国人のスター発掘が急務」と語り、さっそく5/22の「其の七」にUFC選手やロシアから初来日の強豪を参戦させることを明かした。そしてマッチメイクについても「早く組んで、選手・ファンに早く伝えるよう改善する」と明言。佐伯広報によると、上記日本人のうち「其の七」で試合する選手は内定。既に数試合は決まり、さっそく来週から発表していくといい、スピードアップが期待できる。さらに榊原代表は「大会をこなして、ルーティーンで正しいと思い込んでいる部分も見直さないといけない」と語り、スタッフの意識改革の必要性も述べた。

 将来的には日本人によるGP開催も視野。階級制について榊原代表は「個人的にはあまり体重差を考えずにやりたいですが、軽い体重の選手にとって10kg差は負担が大きい。今年はひとまずウェルターとライトに分けますが、将来は一階級に統一するか、あるいは、もう少し細分化するかもしれません」と述べ、女子部門については「今は視野に入れていない」と話していた。(井原芳徳)

 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE武士道 -其の七-""
2005年5月22日(日) 東京・有明コロシアム
開場・15:30 開始・17:00 (予定)(スカイパーフェクTV! Ch.180 PPV完全独占生中継)

<決定カード>

長南 亮(日本/フリー)
ニーノ・エルビス・シェンブリ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)
チャ−ルズ・“クレイジーホース”・ベネット(アメリカ/フリー)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
VIP(ビップ 専用入場ゲート、グッズ付き)50,000円
RRS(ロイヤルリングサイド)23,000円
スタンドS 13,000円
スタンドA 6,000円

◆チケット発売日程
特別先行電話予約 4月10日(日)10:00〜18:00
一斉発売 4月24日(日)〜

◆チケット発売所
ドリームステージエンターテインメント 03-5464-1531  
PRIDE オフィシャルサイト / 携帯端末オフィシャルサイト
イープラス eee.eplus.co.jp
チケットぴあ 0570-02-9999 0570-02-9966 (Pコード=594-700) スポーツ専用:0570-02-9977
ローソンチケット 0570-06-3003 (Lコード=33819) 0570-00-0403
CNプレイガイド 03-5802-9999  
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グレート・アントニオ 03-3219-9550  
レッスル池袋店 03-3989-0056  
書泉ブックマート 03-3294-0011  
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646  
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778  
後楽園ホール 03-5800-9999
BCG 03-3560-7911
相鉄ジョイナスプレイガイド 045-319-2456  
横浜アリーナ 045-474-4000
公武堂 052-241-2511
バックドロップ 03-3255-8701
バトルロイヤル 03-3556-3223
新日本プロモーション
ときめきドットコム

◆お問い合わせ:ドリームステージエンターテインメント TEL:03-5464-1531

Last Update : 04/11 22:57

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