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[K-1 MAX] 5.4 有コロ:佐藤嘉洋、待望のMAX初参戦|朴光哲も参戦

FEG "K-1 WORLD MAX 世界開幕戦" 2005年5月4日(水/祝) 有明コロシアム 【→カード&チケット】 [→掲示板]

(4/21 up) FEGは21日、佐藤嘉洋 vs. ウィリアム・ディンダーのスーパーファイトを発表した。佐藤は日本だけでなくヨーロッパでも活躍し、WPKCとWKAの2つの世界王座を獲得(現在は無冠)。以前から“日本人最後の大物”としてK-1参戦が期待されていた。2月に全日本キックボクシング連盟を突然退団し波紋を呼んだが、同連盟とは和解しフリーの立場に。今も同連盟の名古屋JKファクトリーで練習を続けている。
 初戦の相手のディンダーはオランダ人で、昨年10月のMAXでラドウィックに延長判定負けした選手。

KIDと同門の修斗環太平洋王者・朴が初参戦

(4/21 up) 山本“KID”徳郁と同じPUREBRED東京所属の朴光哲(ぼく・こうてつ)の、K-1初参戦が決まった。朴は1月に修斗ウェルター級環太平洋初代王者となり、世界ランキングでも3位に付けている注目株。今回はK-1ルールのオープニングファイトで、カナダのサム・スタウトと対戦する。スタウトはK-1のラスベガスのトライアウトで合格した選手で、“ハンズ・オブ・ストーン”のニックネームを持つ21歳。戦績13戦9勝3敗1分。

魔裟斗、韓国新鋭と対戦。開幕戦組合せ決定

(4/7 up) 世界一決定トーナメント一回戦7試合の組み合わせが以下の通り決まった(順不同)。11カ国から選手が参戦。勝者7名と1名の主催者推薦選手が7/20(水)横浜アリーナ大会の決勝トーナメントに進出する。

 魔裟斗(日本) vs. イム・チビン[任 治彬](韓国)
 小比類巻貴之(日本) vs. ダリウス・スクリアウディス(リトアニア)
 安廣一哉(日本) vs. ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
 ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ) vs. ワシリー・シシ(ベラルーシ)
 アルバート・クラウス(オランダ) vs. ヴァージル・カラコダ(南アフリカ)
 アンディ・サワー(オランダ) vs. マルフィオ・カノレッティ(ブラジル)
 ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア) vs. シェイン・チャップマン(ニュージーランド)

 他にもK-1ルールのスーパーファイト、山本“KID”徳郁 vs. マイク・ザンビディスも決まっている。スーパーファイトは残り1〜2試合を予定。

 魔裟斗の初戦の相手、イムは03年に全日本キックのライト級最強決定トーナメントに参戦し、小林聡をKOした選手。その後体重を増やし、ミドル級で活躍。魔裟斗と同じ1979年生まれで、通算戦績は49戦43勝(28KO)5敗1分。
 7日都内での会見に出席した魔裟斗は、イムについて「ムエタイスタイルでパンチの防御がうまい。総合的にレベルが高い」と警戒。トーナメント全体を「新しいメンバーが出てきて、去年よりも厳しい戦いになる」と予想し、「(一回戦で)100%勝てる状態に持っていけるよう頑張ります」「目の前の敵1人1人を確実に倒し、7月は一番に返り咲きたい」と宣言した。

 コヒの相手、スクリアウディスは前田日明HERO'Sスーパーバイザーが送り込む選手で、「リングス・リトアニア」所属。総合格闘技イベント「ZST」で活躍している。東欧のリトアニアはリングス等が放映されていたことから、古くから総合格闘技の人気が高く、ロシアの影響も強いため、ムエタイや空手の選手も多い。ZSTにはリトアニア人が多く参戦しているが、エース格のレミギウス・モリカビュチスよりも、このスクリアウディスの方がムエタイの実績では上で、同国の王者になっている。昨年5月のZSTでは、安廣とも空手で対戦経験のある宮野孝裕を、コヒ顔負けの飛び膝一撃でKO。1月のZSTではミルコばりの打撃で、日本人エースの小谷直之を苦しめた。コヒはスクリアウディスの破壊力を警戒するが、「自分の完成を目指して頑張ります」と語り、マイペースを貫いて初戦突破する考えだ。

 安廣は2月の日本代表決定戦の一回戦で敗退したが、優勝のコヒ相手に延長まで持ち込んだ。準決勝の小次郎、決勝の新田明臣はコヒにKO負けしたが、安廣がコヒに一番肉薄したことから、推薦枠に抜てきされた。当面の敵は「花粉症」だという安廣。ナラントンガラグについては「遊牧民だから、動物に近い。体が丈夫」と彼らしい視点で評していた。

 ブアカーオの初戦の相手ワシリー・シシ(Vasily Shish)は、ブアカーオと同じ22歳。イグナショフと同じチヌックジム所属で、戦績47戦38勝(22KO)9敗。ロシア系のムエタイ選手が、本場のムエタイ選手にK-1ルールでどう挑むかが見物だ。
 ヴァージル・カラコダ(Virgil Kalakoda)はマイク・ベルナルドらの師匠・スティーブ・カラコダ氏の25歳の息子で、プロボクシング29戦24勝(15KO)4敗1分。WBNインターコンチネンタル・ライトミドル級王者。クラウスとのパンチ合戦が期待される。
 サワーは03年11月の村浜戦以来のMAX参戦だが、その間もシュートボクシングのエースの座をキープ。去年のS-CUPも制し、2連覇を果たした。今回もSB代表として乗り込む。
 ウェイン×チャップマンはオセアニアの強豪同士の潰し合い。02年11月の対戦ではウェインが3R KO勝ちをおさめている。

KID、右肩の具合はノーコメント

 KIDは2月に行われる予定で中止となった武田幸三戦も期待されたが、「お互いに機が再び熟してから」と両陣営が合意し延期。武田は5/29の新日本キック後楽園大会に出場するため、今回のMAXは欠場が確実だ。ザンビディスがKIDに好内容で勝てば、決勝トーナメントの推薦選手に抜てきされる可能性もあるが、KIDは次回HERO'Sに出場するため、勝ったとしてもトーナメントにエントリーすることはない。
 KIDはザンビディスについては「タッパも俺ぐらいで勢いもあるので噛み合う」と語ったが、「相手のことよりも、自分のコンディションを整えることを考える」と発言。右肩の具合と練習状況について聞かれても「言えない」と答え、回復が順調でないことを匂わせた。

 なお、谷川貞治K-1イベントプロデューサーは、競技統括側が来週のルール会議で判定方法について協議することを明らかにした。谷川氏は「0.5ポイントの差の取り方や、延長での1-3Rまでを考慮した判定の方法が複雑だと思う」と個人的な考えを述べ、3月のHERO'S旗揚げ大会での宮田和幸戦、BJペン戦のように、どちらかといえは主催者側寄りの選手にも容赦しない厳格な判定を高く評価していた。去年は魔裟斗×ブアカーオの決勝の判定で物議を醸し、関係者に処分が下されたが、今年はこのようなことが無いよう事前に策が取られそうだ。

 チケットは売れ行き好調で残りわずか。大会の模様は当日夜21:00-22:54にTBS系列28局ネットで放映される。事前番組も関東ローカルで16:00-16:54に放送される。(井原芳徳)

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2005 〜 世界一決定トーナメント開幕戦〜"
2005年5月4日(水/祝) 東京・有明コロシアム
開場・16:00 開始・17:00

<世界一決定トーナメント一回戦> ※K-1ルール 3分3R(延長1R)

魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
イム・チビン(韓国/K.pプロモーション)

ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ボー・プラムックジム)
ワシリー・シシ(ベラルーシ/チヌックジム)

アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)

アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング協会・リンホージム)
マルフィオ・カノレッティ(ブラジル/シッチ・マスター・ロニー)

ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)
シェイン・チャップマン(ニュージーランド/フィリップ・ラム・リーガージム)

小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン)
ダリウス・スクリアウディス(リトアニア/リングス・リトアニア)

安廣一哉(日本/正道会館)
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴリアン・レスリング連合)

<スーパーファイト>

K-1ルール 3分3R(延長1R)
山本“KID”徳郁(日本/PUREBRED東京)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)

K-1ルール 3分3R(延長1R)
佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー)
ウィリアム・ディンダー(オランダ/チーム・アーツ)

<オープニングファイト>

K-1ルール
朴 光哲(日本/PUREBRED東京/修斗ウェルター級環太平洋王者・世界3位)
サム・スタウト(カナダ/チーム・トンプキンズ)

※試合順未定
※出場選手は怪我等により変更となる場合がございます。


<入場料金>
SRS席 25,000円 S席13,000円 A席6,000円
魔裟斗応援シート 13,000円(S席・特典付き)

<チケット販売所>
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-063-003(Lコード:35800)
CNプレイガイド 03-5802-9999
キョードー東京 TEL:03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
 (株)FEG  TEL:03-3796-5060/FAX03-3796-2978

Last Update : 04/21 22:19

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