[全日本キック] 2.6 後楽園：郷野がファンタジスタ宣言。前日計量報告

全日本キック "MOVING"　2月6日(日) 後楽園ホール　　【→カード＆チケット情報】　　[→掲示板スレッド]

▼ (2/5 up) 公式計量が5日、都内ホテルで行われた。メインを務める佐藤嘉洋は、対戦相手が清水貴彦から山本優弥に変わったことについて「特に問題ない。相手が誰であれ自分の動きをするだけ」と話し、優弥については「動きのキレに天性のものを感じる」と評していた。その優弥は佐藤について「現役最強の選手で尊敬しています。身長差もあるので、やりにくい相手。今までの対戦相手はステップを使って回る選手が多かったけど、逃げることはできても隠れることはできませんから」と語り、試合予定が早まったことについては「日頃から練習しているので問題ない」と話していた。この試合の契約体重は70kgで、佐藤は69.9kg、優弥は69.5kgだった。

　セミファイナルで防衛戦を行う全日本ヘビー級王者の西田和嗣は、「同門の先輩」郷野聡寛との対戦ということもあり「100%チャレンジャー」の気持ち。93kgまで体重が落ちたが「一生懸命練習した結果」だといい、「この試合でキックボクサーとしての僕が終わるかもしれない。五体満足でリングを下りられないこともあると思う」「自分のことで精一杯。団体を背負う余裕は無い。男と男の対決のつもり」と語り、不退転の覚悟を示していた。

　対する郷野は写真と同じ格好のまま体重計に乗り87.9kgを記録。「プロ9年目で初めてタイトルマッチがやれるので明日が待ち遠しい」「プレッシャーは無い。去年PRIDEでショーグンをやった時と比べたらずっと楽」「デカいこと言えば、『ファンタジスタって、サッカーだけじゃないんだな』という試合を見せたい」と余裕のコメントを連発し、今回から採用されるメキシコ製のグローブをさっそく手にはめ、遠足の前の日の子供のようにはしゃいでいた。

　全日本ウェルター級王者・山内裕太郎と対戦する我龍真吾は、67kgの契約体重ながらも66.4kgで計量をパス。「今回はタイトルマッチと同じ気持ちで、わざとウェルターのリミット（66.68kg）を切るように絞ってきた。これで勝ったらタイトルに挑戦させて欲しい。いろんな団体のウェルターからミドルのベルトを取りたい」と話す。さらに「前回のゲンナロン戦の後にセコンドに言われた一言がきっかけで、凄く動きが良くなった。協会（＝新日本キック）時代の動きに戻ってきた」といい、「昔毎日ケンカをやっていた時に比べたら、2週間の試合間隔は楽」とまで豪語。「山内選手とド突きあいをしたい。倒すか倒されるかの勝負をする」と宣言した。

　当日券は指定各席（RS￥11,000/S席￥7,000/A席￥5,000の３種類・いずれも若干枚）と一般立見立見￥4,000を、当日PM4時より後楽園ホール1F当日券売場にて発売予定。（井原芳徳）

清水欠場。佐藤嘉洋の相手は山本優弥に！

▼ (1/27 up) 清水貴彦が負傷欠場し、代わって全日本ウェルター級1位の山本優弥が佐藤嘉洋とメインで初対戦することが決まった。全日本中量級不動のエースに、若手で一番活きがいい優弥が挑む、注目カードが実現した。
　清水は練習中の負傷で右下腿三頭筋筋膜炎全治2週間と診断され欠場。これにより急きょ全日本キックで国内外選手に試合オファーを行った結果、優弥が「ぜひ佐藤選手と闘ってみたい」と申し出たため、調整の結果、対戦が決まった。優弥は当初、2/26 イタリア・パドヴァでの遠征試合が予定されていたが、これを20日間繰り上げての試合出場となる。ルールは3分5R肘有りで変わらないが、契約体重は70kgに変わっている。
　オープニングファイトを含めた全カードと試合順も下記一覧のとおり決まっている。

浦林×寺戸、「MACH 55」出場者決定戦に

　スーパーバンタム級サドンデスマッチ・浦林幹（AJジム）vs寺戸伸近（BOOCH BEAT）が、J-NETWORK 3.2 後楽園大会で開幕する55kgトーナメント「MACH 55 First」への出場者決定戦となった。浦林は元J-NETバンタム級王者。すでに同トーナメントには、藤原あらし（S.V.G.／全日本バンタム級王者）の出場が決まっている。

グローブをREYES社製に変更へ
　
　全日本キックでは試合使用グローブを、3月大会よりメキシコのREYES（レイジェス）社製に変更する予定だ。これに先がけ、今大会の佐藤嘉洋 vs. 山本優弥、西田和嗣 vs. 郷野聡寛ではレイジェスのグローブを使用する。レイジェスのグローブはボクシングの世界戦でも使われ、ナックル部の革が薄く、握りやすいことで知られる。

パンクラス郷野、ヘビー級王座挑戦

▼ (1/14 up) 郷野聡寛（パンクラスGRABAKA）が西田和嗣（S.V.G.）の持つ全日本ヘビー級王座に挑戦することが決まった。郷野は1/4後楽園大会でコンボイ山下（超越塾）を破り挑戦権を獲得。当初タイトルマッチは3月大会を予定していたが、4日の試合後に郷野より2月タイトル挑戦の要望があり、これを西田が受けたため、2/6の開催となった。王者の西田は初防衛戦。一方の郷野は最新ランキングで2位にランクインしている。今回も郷野聡寛応援シート(￥6,000)がパンクラス(TEL.03-5792-0815)にて発売されている。
　なお、既に発表されている佐藤嘉洋×清水貴彦の契約ウェイトが71kgに決定。ライト級・島野智広（建武館／4位）×梶村政綱（藤原ジム／7位）のサドンデス戦ほか、3R3試合が追加されている。

佐藤×清水、山内×我龍ほか決定

▼ (1/11 up) 全日本キック中量級のエース・佐藤嘉洋と清水貴彦の約２年ぶりの一騎打ちが決まった。両者は02年10月に初対決し、佐藤が5R判定勝利。前回は肘禁止ルールだったが、今回は肘あり5Rで激突する。同じ２月の23日にはK-1 MAX日本代表決定トーナメントが開催されるが、そちらの盛り上がりに負けない好勝負が期待される。
　また、全日本ウェルター級王者・山内裕太郎が、新日本キック認定元日本ライト級王者・我龍真吾を迎え討つ一戦も決定。山内は11月に山本優弥を相手に２度目の防衛を果たした。我龍は12月大会で全日本に初参戦。敗れはしたものの清水と接戦を繰り広げた。1/21のJ-NETWORKのゲンナロン戦との連戦で、わずか16日しか間隔が無いことが心配だが、この選択がどう山内戦に影響するか？
　他にもウェルター級・湟川満正（AJジム／3位）×小松隆也（建武館／10位）、スーパーバンタム級・浦林　幹（AJジム／フェザー級8位）×寺戸伸近（BOOCH BEAT／バンタム級4位）、フェザー級・竹村健二（名古屋J.Kファクトリー／4位）×ラスカル・タカ（月心会／6位）の３試合が決定している。

全日本キックボクシング連盟 "MOVING"
2005年2月6日(日)　東京・後楽園ホール
開場・17:00　オープニングファイト開始予定・17:30　本戦開始・18:30

※「サドンデスマッチ」は3分3R・最大延長2R、5R目はマスト判定の完全決着ルール

第8試合　メインイベント　70kg契約　3分5R
佐藤嘉洋（名古屋JKファクトリー／WKA世界ウェルター級＆WPKC世界Sウェルター級王者）
山本優弥（BOOCH BEAT／全日本ウェルター級1位）

第7試合　全日本ヘビー級タイトルマッチ　3分5R
西田和嗣（S.V.G.／全日本ヘビー級王者）
郷野聡寛（パンクラスGRABAKA／2位）

第6試合　67kg契約　3分5R
山内裕太郎（AJジム／全日本ウェルター級王者）
我龍真吾（超人クラブ／新日本キック元日本ライト級王者）

第5試合　ウェルター級　サドンデスマッチ
湟川満正（AJジム／3位）
小松隆也（建武館／9位）

第4試合　MACH 55出場者決定戦　スーパーバンタム級　サドンデスマッチ
浦林　幹（AJジム／フェザー級7位）
寺戸伸近（BOOCH BEAT／バンタム級3位）

第3試合　ライト級　サドンデスマッチ
島野智広（建武館／4位）
梶村政綱（藤原ジム／7位）

第2試合　フェザー級　サドンデスマッチ
竹村健二（名古屋J.Kファクトリー／4位）
ラスカル・タカ（月心会／5位）

第1試合　ミドル級　3分3R
箱崎雄三（AJKF）
佐藤皓彦（JMC横浜GYM）

オープニングファイト第3試合　フェザー級　3分3R
遠藤智史（AJジム）
橋本城典（DEION GYM）

オープニングファイト第2試合　ミドル級　3分3R
中園貴宏（S.V.G.）
大和東洋（REX JAPAN）

オープニングファイト第1試合　63kg契約　3分3R
菅原勇介（山木ジム）
宿波　明（はまっこムエタイジム）

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますのでご了承ください。

■チケット料金　　
　RS席 ￥10,000　S席 ￥6,000　A席 ￥4,000
　※当日席は￥1,000アップ。午後４時より発売
　立見 ￥4,000　※当日のみ
　郷野聡寛応援シート　￥6,000　※パンクラス(TEL.03-5792-0815)にて発売

■チケット発売場所
　チケットぴあ　0570-02-9999
　後楽園ホール　03-5800-9999
　全日本キック　03-3365-1171
　バウトレビュー（1/28(金)午後3時入金締切）

■お問い合わせ
　全日本キック　03-3365-1171

Last Update : 02/05 22:50