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[パンクラス] 國奥が退団しフリーに。ウェルター級王座も返上へ

(8/30 up) パンクラスismの國奥麒樹真が30日、パンクラスを退団し、今後はフリーとして活動していくことを発表した。國奥は4月の契約更改でパンクラスの尾崎允実社長に退団の意思を伝え、尾崎社長が30日付けでこれを了承した。
 P's LAB東京で会見した國奥は退団の理由について「パンクラス以外でも自分の実力を試したい。パンクラスの中にいると守られたままになってしまう」と説明。以前からUFCに参戦しマット・ヒューズらウェルター級の強豪と戦いたいと話していたが、今後については「何も決まっていない。今は退団の発表で頭が一杯。出してもらえるところがあれば全部出たい」と語った。練習場所も未定だ。
 保持しているパンクラスウェルター級のベルトは返上の意向。だが持田優コミッショナーは現在ネイサン・マーコートの結婚式に出席するためアメリカ・コロラド州に滞在しており、協議は帰国後となる。國奥が務めていた横浜のパンクラスismの道場長は、伊藤崇文が引き継ぐ。
 國奥は大阪府出身で1976年11月12日生の27歳。中学卒業と同時に藤原組へ入門し、93年5月のパンクラス設立に練習生として参加。96年1月に渋谷修身戦でプロデビューし、01年12月、マーコートを下しミドル級王者となった。02年7月には初代ウェルター級王者となり、パンクラス初の2階級制覇を達成。ミドル級のベルトは02年12月の初防衛戦でマーコートに奪還されたが、ウェルター級のベルトは02年9月の長岡弘樹戦、03年11月の芹澤健市戦の2度防衛に成功している。今年は2月に三崎和雄、4月に竹内出と対戦し、いずれも敗れている。(井原芳徳)(写真:P's LAB東京での会見を終え、新たな道を歩み始めた國奥)

Last Update : 08/30

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