[K-1] タイソン、復帰戦でKO負け。谷川P、招へい意欲は衰えず

▼ (8/2 up) プロボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンの試合を観戦した谷川貞治K-1イベントプロデューサーが2日、改めてタイソン招へいに強い意欲を示した。
　タイソンはアメリカ・ケンタッキー州ルイビル・フリーダムホールで7月30日（現地時間）、1年5ヶ月ぶりの試合に臨んだが、1ラウンド終了間際に左膝を痛め、元英連邦王者ダニー・ウィリアムスに4R 2'51" 右フックでKOされてしまった。翌日、側副じん帯断裂で歩行も困難であることが判明。復帰は困難との見方が強まっている。
　現地で生観戦した谷川氏は「新聞では『タイソンはもうダメだ』というように書かれていましたけど、タイソンは全然落ちていない。生で見たら凄かったです。あんなスピードで相手の懐に入り込んで、強いパンチを打つ選手は見たことが無い。1Rで相手は倒れそうだったんですけど、調子が良すぎて、踏み込みの時に足をグキッと痛めてしまったようです。怪我の具合が心配ですが、プロとしてのオーラも飛び抜けていましたし、まだまだ凄い選手であることを実感しました」と興奮気味に語る。
　試合後タイソンとはホテルの1階で会ったが、一人で歩けない状態だった。敗戦でタイソン陣営がカリカリしていたこともあり、話し掛けられる雰囲気では無かったという。谷川氏は「一時は弁護士同士で厳しい話にもなりましたが、今は大丈夫です」とし、「今回は入場テーマも無いような試合だったので、K-1流の豪華な演出の中で試合をさせてあげたいですね」と語り、K-1マットでタイソンを再生させたい考えを示した。（井原芳徳）

Last Update : 08/02