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[全日本キック] 7.24 後楽園:SUPER FIGHTに新たなタイ強豪参戦

全日本キック "SUPER FIGHT - MAXIMUM -" 7月24日(土) 後楽園ホール  [→掲示板スレッド]

(7/8 up) チャンプアック・チョー・シープラサートがタイで練習中に負傷し、ドクターストップがかかったため欠場する。代わってパジョンスック・SKVジムが出場し、清水貴彦選手と対戦する。パジョンスックはタイの70kgクラスで名実ともにNo.1の座に君臨する、ムエタイ中量級の帝王。過去ムエタイでは、ガオラン・カウイチットからルンピニースタジアム・ウェルター級王座を獲得している。現WMC世界スーパー・ミドル級王者、現WPKL世界ミドル級王者で、元IKKC世界ムエタイ・スーパー・ライト級王者、2002年アジアゲーム・武術(ウーシュー)65kg級金メダリストでもある。現在23歳で、戦績202戦162勝(15KO)30敗10分。最近ではタイで対戦相手が見つからないこともあり、ヨーロッパへ精力的に出撃して、ステファン・ウェセリック(オランダ)、ディミトリー・シャクタ(ベラルーシ)ら強豪を敵地のリングで撃破した。ラストファイトは5/20、オランダのビッグイベント「It's showtime」に招へいされ、オランダのエース、ジョリー・メスを判定の末に下している。パワフルなヨーロッパの強豪をことごとく撃破してきた試合巧者を相手に、日本を代表する強打者・清水がどこまで迫れるか注目だ。

金沢×宝樹、亜欧×湟川の2試合も決定

(7/8 up) オープニング3試合を含めた、全対戦カードが決定した。本戦は全てウェルター級の試合に。金沢久幸は37歳の元新空手全日本王者の宝樹まもると対戦。宝樹の味のあるファイトスタイルが金沢にどこまで通用するか見物だ。元全日本ライト級王者の林亜欧は、今回よりウェルター級に階級を上げ、同じくライト級から転向した“本部のヒットマン”湟川満正と対戦する。ウェルターで再浮上を狙う2人の元王者の闘いに注目だ。

中量級5対5対抗戦全カード決定

(6/19 up) 日本vs世界5対5マッチのカードが18日の後楽園大会で発表された。休憩明けのリング上には5人が勢揃い。大将戦の佐藤嘉洋は「僕が日本にいない間に、肘無しとか3Rとかの、僕から言わせれば“お嬢ちゃんルール”が流行っているんで、真のキックボクシングを見に来て下さい」と挑発的なコメント。加藤督朗 vs. ジャン・スカボロスキーが発表された時には一際大きな歓声が上がっていた。

 佐藤嘉洋 vs. ピーター・クルーク(イギリス)
 清水貴彦 vs. チャンプアック・チョー・シープラサート(タイ)
 加藤督朗 vs. ジャン・スカボロスキー(フランス)
 山内裕太郎 vs. ティム・トーマス(ジャマイカ)
 山本優弥 vs. ミケール・サンチ(イタリア)

新路線「SUPER FIGHT」を発表

(6/16 up) 全日本キックは7月24日(土)と8月22日(日)の後楽園ホール2大会を「SUPER FIGHT」と題し、日本vs世界の5対5マッチを連続開催する。
 7月の第1弾は「MAXIMUM」というサブタイトルを付け、ミドル〜ウェルター級の5対5を実施。佐藤嘉洋、清水貴彦、加藤督朗、山内裕太郎、山本優弥の中量級・日本選抜5選手が、世界の強豪5選手と激突する。外国勢は6.18後楽園大会で発表予定だ。8月の第2弾は「LIGHTNING」と題し、ライト〜フェザー級の5対5を行う。メンバーは後日発表。
 SUPER FIGHTのテーマは“ハイグレードの闘い”。よりグレードの高いワンマッチを見せるために、ルールは肘・膝有効・5R制とし、各試合の契約ウェイトは均一に設定するのではなく、選手たちのベストウェイトにより決定する。

 全日本キックは3分3R+最大延長2Rのルールを他団体に先駆けて採用し、最近のキックルールの“時短化”の流れを作ったといえる。開催中のライト級トーナメントでは、肘・膝無しのルールを採用し、K-1を多分に意識しているようにも見えた。
 だが古くからのキックファンや関係者、そして選手でこれらの傾向に拒否感を持つ人は少なくない。オーソドックスなキックルールの危機もささやかれ始めたこのタイミングで、時短化の先端を走った全日本キックが、あえて“原点回帰”ともいえるような試みをすることは興味深く、また、老舗の意地も感じられる。
 ビール業界では発泡酒全盛の中、キリンが昭和の味を再現した「クラシックラガー」をヒットさせたが、全日本キックのSUPER FIGHTからも古くて新しい匂いがする。それは旧来のルールを採用しながらも、7月のMAXIMUMの日本選抜5選手がいずれも若く勢いに乗っているファイター達だからだろう。佐藤、清水、加藤は海外で世界タイトルを奪取し、山内、優弥は全日本キックの前座からメインイベンターにのし上がった。8月のLIGHTNINGのメンバーも、今大きな盛り上がりを見せているライト級トーナメントの出場選手が中心になると考えられ、期待は十分できそうだ。
 7月24日「MAXIMUM」のチケットは6.18後楽園大会で先行発売され、翌19日に一般発売される(本誌でも発売)。8月の「LIGHTNING」のチケットはMAXIMUMの大会の日から発売がスタートする。(井原芳徳)

 

全日本キックボクシング連盟 "SUPER FIGHT - MAXIMUM -"
2004年7月24日(土) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:30 本戦開始・18:30


◆ 日本VS世界 5対5マッチ

第8試合 大将戦 -70kg契約 3分5R
佐藤嘉洋(名古屋JKF/WPKC世界Sウェルター級&WKA世界ウェルター級王者)
ピーター・クルーク(イギリス/トロージャンジム/WAKO-PRO世界ムエタイSウェルター級王者)

第7試合 副将戦 -70kg契約 3分5R
清水貴彦(GOLDEN FIST/WPMF世界ミドル級王者)
パジョンスック・SKVジム(タイ/WMC世界スーパー・ミドル級&WPKL世界ミドル級王者)

第6試合 中堅戦 -67kg契約 3分5R
加藤督朗(PHOENIX/WPMF世界ウェルター級王者)
ジャン・スカボロスキー(フランス/ジョッキージム)

第5試合 次鋒戦 -67kg契約 3分5R
山内裕太郎(AJジム/全日本ウェルター級王者)
ティム・トーマス(ジャマイカ/イーグルスジム/ISKAコモンウェルズムエタイウェルター級王者)

第4試合 先鋒戦 -70kg契約 3分5R
山本優弥(BOOCH BEAT/全日本ウェルター級1位)
ミケール・サンチ(イタリア/プロファイティング・リミリ/WPKCイタリアムエタイSウェルター級王者)


第3試合 ウェルター級 サドンデスマッチ
金沢久幸(TEAM-1/3位/元WPKC世界ムエタイ・スーパー・ライト級&全日本ライト級王者)
宝樹まもる(勇心館/6位)

第2試合 ウェルター級 サドンデスマッチ
林亜欧(S.V.G./元全日本ライト級王者)
湟川満正(AJジム/前全日本ライト級3位)

第1試合 -68kg契約 3分3R
箱崎雄三(TEAM-1)
金 統光(藤原ジム)

オープニングファイト第3試合 ミドル級 3分3R
白川裕規(S.V.G.)
モネ・ハビエル(ペルー/峯心会)

オープニングファイト第2試合 82kg契約 3分3R
大野ヨシト(勇心館)
コンボイ山下(超越塾)

オープニングファイト第1試合 フェザー級 3分3R
ウルフ原田(DRAGON GYM)
遠藤智史(AJジム)

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますのでご了承ください。


■チケット料金  ※当日は\1,000アップ
 RS席 \10,000 S席 \6,000 A席 \4,000

■チケット発売場所(6/19(土)発売)
 チケットぴあ 0570-02-9999
 後楽園ホール 03-5800-9999
 全日本キック 03-3365-1171
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■お問い合わせ
 全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 07/08

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