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[パンクラス] 元極真会館の野地竜太、MEGATON入団

(3/18 up) 元極真会館の野地竜太がパンクラスMEGATONに入団し、18日ピーズラボ東京で記者会見を行った。(写真:左からMEGATONリーダーの高森啓吾、野地、尾崎允実・パンクラス社長)
 野地は東京都出身・1978年10月6日生まれの25歳。15歳で極真空手を始め、99年には世界大会に出場し、弱冠20歳ながら7位入賞を果たす。00年11月には全日本キックでキックデビューを果たし1R KO勝ち。以降は一撃やK-1 JAPANにも出場。敗れはしたものの武蔵、中迫剛、ユルゲン・クルト相手に判定に持ち込んでいる。日本人の若手の重量級ストライカーの中でも、特に将来が期待されていた選手だけに、パンクラスが獲得に成功したことの意義は大きい。近藤有己と並ぶ看板選手として今後のパンクラスの戦力の要となるだろう。
 昨年4月に極真会館を離れたが、今月初頭に尾崎社長とともに松井章圭・極真会館館長と会談。今後パンクラスで活動していくことを伝えると、松井館長は「がんばれよ」と激励したという。野地は「10年間の空手で身に付けた技術を活かし、松井館長にも喜んでもらいたい」と語る。
 昨年7月に両足首を手術し、しばらく静養していたが、知人を介してオーバー100kgの重量級集団・MEGATONと出会い、入団を決意。既に2月から総合格闘技の練習を始めている。野地の格闘技キャリアは極真空手とキックボクシングだけで、寝技は未経験。練習内容はまだ「基礎の基礎のレベル」だといい、「スタミナ配分も使う筋肉も違う。打撃も寝技を警戒してのものになるので違ってくる」と戸惑いは隠せない。理想の戦い方について聞くと「ミルコやシウバのような戦い方が参考になる。なるべく立った状態で相手を殴って蹴って倒していきたい」と語った。
 尾崎社長はMEGATONのトレーナーとも相談し、2、3ヶ月後にパンクラスマットデビューをさせたい考え。だが野地の足はサンドバッグなら蹴れるが「まだ人を思いっきり蹴っていない」回復段階。無差別級かスーパーヘビー級での活躍が見込まれ、将来的には無差別級王者ジョシュ・バーネットとの対戦も期待されるが、本人は「今のところ誰と戦いたいといった目標はない。とりあえず1試合1試合をやっていけば先が見えて来る」と慎重で、じっくりと寝技を身に付け、パンクラスで活躍していきたい考えのようだ。
 野地は総合だけでなくキックボクシングも並行していく意向。パンクラスマットでは鈴木みのる vs. モーリス・スミスのようにキックルールの試合が行われたこともあるため、尾崎社長はパンクラスでのキック戦も「ありえます」と語った。(井原芳徳)

Last Update : 03/18

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