BoutReview
記事検索 by google
news

[パンクラス] 11.30 両国:アルメイダが「ニュー・オモプラッタ」を披露

パンクラス "PANCRASE 2003 HYBRID TOUR" 11月30日(日) 両国国技館  [→掲示板スレッド]


  Perfect Choiceスカパー!で16:00-PPV完全独占生中継。視聴料2,000円/回 [→加入&番組表]

(11/28 up) ピーズラボ東京で27日、両国大会に出場する外国人選手5人が練習を公開した。
 スーパーヘビー級のジミー・アンブリッツは、タックルで相手を持ち上げ豪快に叩き付けてからサブミッションに持ち込む動きを披露。この一連の動きで相手のロン・ウォーターマンを仕留めるつもりだ。5月のアルティメットクラッシュではジョシュ・バーネット相手にいい所なくTKO負けしたが、試合の2週間前に右足太腿の筋肉を断裂していたといい、ジョシュ戦後はリハビリのため休養していた。ウォーターマン戦で勝利し、ジョシュとの再戦に持ち込みたい考えだ。
 パンクラス初参戦のジェイク・シールズ(写真)は、総合用のグローブをつけてスムーズなグラウンドの動きを見せた。相手の三崎和雄の試合の映像はまだ観ていないと語ったが、8月の修斗で対戦し勝利した菊地昭の映像も事前に観ていなかったといい、それほど気にしていない様子だった。
 バレット・ヨシダも同じくパンクラス初参戦。判定基準やグラウンドでの頭部へのキックの反則基準等、修斗ルールとの違いに特に神経を使っていた。公開練習では素早いパンチを披露。前田吉朗戦はスピーディーな攻防が期待できそうだ。
 元々練習を公開する予定だったのはこの3人だが、ヒカルド・アルメイダとニルソン・デ・カストロもなぜかピーズラボにおり、急遽公開スパー。アルメイダはタックルをしてきた相手の腕を足ではさみ、そのままグラウンドに引き込んでオモプラッタに仕掛ける「ニュー・オモプラッタ」を披露してみせた。カストロはいつもどおり重みのあるミドルキックのミット打ちを見せてくれた。(井原芳徳)

芹澤健市34歳「納得できる負け方なら引退する」

(11/22 up) ウェルター級タイトルマッチ・國奥麒樹真 vs. 芹澤健市の調印式が21日ピーズラボ東京で行われ、挑戦者の芹澤は「納得する負け方なら引退する」と宣言した。
 芹澤は調印式のこの日が34歳の誕生日。パンクラスデビューは01年5月の三崎和雄戦と遅咲きで、当時から腰や首が悪く、試合後は勝っても負けても痛々しい姿を見せることが多かった。今年の6月には膝のじん帯を切断。調印式では「タイトルマッチはちょっと早いかなという気もありましたけど、体調や年齢を考えると、次は無いというところに来ています。今までのキャリア、人生全てをぶつけて挑戦したいと思います。勝てばまた次があると思いますが、自分としては本当に納得する負け方をすれば引退します」「中途半端な状態で試合に出るのは相手にもお客さんにも失礼だし、自分も納得いかない状況が最近続いてて。毎試合『これが最後かな』と思ってるんですけど、試合になるといい感じで動いて来れたので。今回はいい区切りになると思いました」と経緯を説明した。
 受けて立つ國奥も「引退をかけて、自分の人生をかけて、とおっしゃってますので、芹澤選手の人間力、人としての大きさを真っ向から受け止められればと思います。当日はチャンピオンとしての自信と誇りを胸に戦います」と真っ向勝負を約束した。「年齢も上で道場も持たれてるので、背負っているものが違うと思うんですよ」と國奥が語ったように、沼津出身の芹澤は現在、和術慧舟會 駿河道場(静岡支部から改称)の代表を務め、試合が無い時期は、月の半分ぐらい地元で指導している。芹澤は「僕は技術的に何かあるというわけではない。一般社会でも通用する、格闘技を辞めても使えるような、諦めないという気持ち的な部分を道場の弟子や生徒に見せたい」「両国という大舞台で、今までに苦労かけた人達に恩返ししたい」とも話した。今は試合に向けて都内で練習に集中しており、体調も良く、体重も意識せずに自然と落ちているという。
 10.31後楽園大会では郷野聡寛が「(両国で)タイトルマッチが3試合あるけど、そのどの試合かより(自分の試合は)質が高いと思うので楽しみにしてください」と挑発的な発言をした。このことを質問すると、芹澤は「あ、俺かな?と思いましたけど」とニヤリ。「あまり人のことはとやかく言わないで、黙って勝負して欲しいという気持ちもありましたけど、『見てろよ』という気持ちになったし、逆に燃える材料ができましたね」「外野の『面白くない』だ何だという野次を黙らせる試合をしたいですね。國奥選手とならできると思ってます」と語った。國奥は「自分も冷静に受け止めています。お客さんが観て決めて欲しいです」といつものようにクールだった。

 この日の調印式では三崎和雄も会見を予定していたが、ジェイク・シールズ戦に向け練習に専念するために欠席。「未知の相手でかなり苦しい試合展開になると思うが、負けられない相手。練習した事を出し切り、快勝したい」と、尾崎允実・パンクラス社長は三崎のメッセージを代読した。シールズはもし三崎に勝てばパンクラス継続参戦となる模様だ。また元・極真空手全日本王者・数見肇のエキシビジョンについて、尾崎社長は「ちょっとビックリするようなことをリング上でしていただく予定」と語っているので乞うご期待。(井原芳徳)

ウォーターマン×アンブリッツ、三崎×シールズ追加

(11/19 up) スーパーヘビー級のロン・ウォーターマン vs. ジミー・アンブリッツ、ミドル級の三崎和雄 vs. ジェイク・シールズの2試合が決定し、両国の全7カードが揃った。
 ウォーターマンはジョシュ・バーネットの持つ無差別級王座にじわじわと近付きつつあるが、アンブリッツはそのジョシュに5月の新日本プロレス・ULTIMATE CRUSHでTKO負けした選手。アンブリッツは元KOTC無差別級王者だが、今回は「新日本プロレスが送り込んできた刺客」としてパンクラスマットに初上陸する。
 三崎と対戦するシールズは、昨年12月の修斗NK大会で桜井“マッハ”速人に勝利した選手で、現在も修斗世界ミドル級1位に君臨する。シーザー・グレイシー・アカデミーに所属する24歳で、MMA9戦7勝2敗。8.10修斗横浜大会では菊地昭に判定勝ちしている。

菊田と近藤が調印式。大みそかよりも決着戦に集中

(11/16 up) ライトヘビー級タイトルマッチ・菊田早苗 vs. 近藤有己の調印式が14日、ピーズラボ東京で行われた。
 両者は5月の横浜大会でドロー。近藤が無制限ラウンド制の採用を提案する発言をしたと一部で報じられたが、近藤は「必ず決着をつけたいという気持ち(の現れ)です。3R以内に決着をつけます」と説明。菊田も「僕も早期に一本を取るつもりですので、(延長は)考えてないです」と答え、尾崎允実・パンクラス社長も「ルール的にはできません。2人とも成長しており、決着はつくでしょう。ラウンドガールも登場できないんじゃないか?」と1R決着を予想した。決着戦に向け強化した部分を聞かれると、近藤は「全て」といつも通りのコメント。だが菊田は「前回甘かったところが5、6ポイントあって、得意パターンに持って行けず、技術が2割ぐらいしか出せなかった」と語り、秘策があることを伺わせた。
 大みそかの三つどもえ興行戦争についての質問も飛んだが、尾崎社長は「お話はいただいてますが、3つのうちのどれからとか誰にとかは今は申し上げられません。この試合(菊田×近藤)が終わってから、2人の参戦があるのかないのか期待していて下さい」と答えるにとどまった。菊田も「とにかくこの試合に全力を注いで勝ちます。ただ、怪我がなければ、3つのうちのどれかに出たい」、近藤も「自分はいつどんな時でも試合ができるよう準備を怠っていない。ただそれ(大みそか)については、この試合が終わってみないと言うことは何もない」とコメント。三者とも今は11.30両国決戦に集中したい思いで一緒だった。(井原芳徳)

元・極真空手全日本王者・数見肇に尾崎社長がラブコール

(11/16 up) 元・極真空手全日本王者にして、現在、日本空手道数見道場代表師範の数見肇(かずみ・はじめ)館長が、11.30両国で演舞を披露することとなった。パンクラスの尾崎社長は「今回はデモンストレーションだが、参戦して欲しいと口説いている最中。是非うちで試合をして欲しい」と語った。両国大会は全8試合を予定。残りはロン・ウォーターマン vs. X、三崎和雄 vs. X、日本人対決の3試合が計画されている。

菊田&近藤、再戦に向け会見

(10/20 up) メインで再戦する菊田早苗と近藤有己が15日、ピーズラボ東京で記者会見を行った。会見では他にも王者・國奥麒樹真と挑戦者・芹澤健市によるウェルター級タイトルマッチ、郷野聡寛とニルソン・デ・カストロの8月以来の再戦、今年のネオブラッドトーナメントMVPの前田吉朗と元修斗ライト級の強豪・バレット・ヨシダの注目の一戦が発表された。

 菊田と近藤は5月の横浜大会で引き分けてから、わずか半年での再戦となるが、両者とも再戦の時期には問題が無い様子。王者・菊田は「半年近く経って『ここをこうすればいい』というのが見えてきたので、見えているうちにやりたい。次は全く違う展開になると思う。今度は一本勝ちをしないといけない」と発言。挑戦者の近藤も「1ラウンドで決着が付くような展開にしたい」と語り、秘策があることを伺わせた。
 8月の両国大会では、セミで菊田がシノシックと、メインで近藤がバーネットと対戦。近藤は菊田の試合を「改めてグラウンドの強さを感じた。あそこまでシノシックを完封したのはさすが」、菊田は近藤の試合を「予想を上回るような良い試合をした」と発言。さらに菊田は「この半年(近藤は)自分よりも良い状態で来ている。前回は若干僕のほうが有利かなって感じだったが、今回は不利だなという風に思っている」とも語った。だが、これを本音ではなく菊田流の一種の心理作戦と見る事もでき、早くも勝負が始まっているといった雰囲気だ。
  無差別級王者・バーネットは先日の新日本プロレス東京ドーム大会で高橋義生を下し防衛に成功すると、11月の菊田×近藤の勝者に挑戦してきて欲しいと発言した。近藤は「是非勝って再挑戦したい」と語ったが、菊田は無差別級ではなくライトヘビー級で頂点を極めたい考え。「近藤選手を倒したとすると、パンクラス内ではアルメイダ選手と対戦したいですし、あとは、UFCやPRIDEにベルトを持って出て行きたい」と展望を話した。

 國奥のウェルター級王座防衛戦は昨年9月横文の長岡弘樹戦以来2度目。芹澤はウェルター級3戦2勝1分でランキング3位に付けている。2月のグランキューブ大阪で一本勝ちした後、「國奥選手、伊藤選手、俺の喧嘩を買ってくれ!」とアピールし、ついに実った形だ。芹澤は「チャンピオンはすべてバランスが良くて、尊敬している選手の一人。しかも両国で試合ができ、本当に夢のような話」と語った。王者・國奥は8月の両国ではミドル級で戦ったが、「パワー、スタミナ、スピードを落とすことなく、ウェルター級ですんなりと闘いたい」と考え、身体作りを1から始めたという。「試合当日はベストの状態でリングに上がれると思います」と語り、好勝負を約束した。

 郷野×カストロは8月の両国で実現したが、カストロのローブローによる反則で、郷野がドクターストップ。わずか29秒で終ってしまった因縁がある。郷野はカストロとの再戦より先に10.31後楽園で渡辺大介と対戦することが決まっているため、「それもクリアしないうちにこういう発表すると、だいたいできなくなるもんなんで、たぶんカストロ戦は無くなると思います」といきなりジョークを飛ばしたが、「カストロはガーッとくるんじゃないかと思ったけど、遠い間合いから蹴ってくるぐらいしかできなかったんで、恐怖感は消えました」と語り、とりあえず渡辺戦をクリアすればカストロは問題ないといった様子だった。さらに「今回は僕のサイズに合ったファールカップを作ってもらって、契約事項にも1回反則したら20万とかもらえるように入れてもらう」と理不尽要求。郷野節は健在だった。

 初参戦のバレット・ヨシダは柔術をベースとし、アブダビ・コンバット準優勝2回の実績を誇る組技の強豪。修斗ライト級では4勝3敗1分と意外にも戦績は振るわなかったが、まだ層の薄いパンクラスのフェザー級戦線では脅威の外敵となる。対する前田はネオブラ優勝&MVPを果たし、プロデビュー以来、6戦6勝負け無し。今回の試合で近藤のデビュー以来7戦7勝に並ぶかが決まる。前田は「デビューしてから最大の相手。経歴を見る限りでは、寝技がとんでもないレベル」と発言。バレットの研究を「これからしようかしまいか悩んでいるところ」と語るほどで、かなりバレットを警戒していることを伺わせた。(井原芳徳)

アルメイダ、マーコートのミドル級王座に挑戦

(10/8 up) パンクラスの黄金カード・菊田早苗 vs. 近藤有己のライトヘビー級タイトルマッチの発表に続き、ミドル級タイトルマッチが行われることも新たに決定した。王者・ネイサン・マーコートが、ヒカルド・アルメイダ相手に2度目の防衛戦を行う。マーコートは昨年12月に國奥麒樹真をKOしミドル級王座を奪い返し、今年3月の防衛戦でも竹内出をわずか89秒でKO。リベンジを果たすとともに磐石の強さを見せつけた。
 一方、アルメイダは元々ライトヘビー級だが、8月の両国大会でミドル級に体重を落とし、三崎和雄に判定勝ち。試合後「どの階級でもいいので、とにかくベルトが欲しい。事を早める為には、ネイサンの持つミドル級のベルトに挑戦するのもいいかもしれない」とも発言しており、今回その望みがかなうこととなった。マーコートも7月の後楽園大会では、敗れはしたもののライトヘビー級で試合をしており、体格差はほとんどないと見ていいだろう。

 

パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2003 HYBRID TOUR"
2003年11月30日(日) 東京・両国国技館
(JR総武線「両国」徒歩1分/都営大江戸線「両国」徒歩5分)
開場/15:00 開始/16:00


メインイベント ライトヘビー級タイトルマッチ 5分3R
菊田早苗(日本/パンクラスGRABAKA/王者)
近藤有己(日本/パンクラスism/1位)

セミファイナル ミドル級タイトルマッチ 5分3R
ネイサン・マーコート(米国/コロラド・スターズ/王者)
ヒカルド・アルメイダ(米国/ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー/4位)

第5試合 ウェルター級タイトルマッチ 5分3R
國奥麒樹真(日本/パンクラスism/王者)
芹澤健市(日本/和術慧舟會 駿河道場/3位)

第4試合 ライトヘビー級 5分3R
郷野 聡寛(日本/パンクラスGRABAKA/3位)
ニルソン・デ・カストロ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー/4位)

第3試合 スーパーヘビー級 5分3R
ロン・ウォーターマン(米国/チーム・インパクト/2位)
ジミー・アンブリッツ(米国/新日本プロレス)

第2試合 ミドル級 5分3R
三崎和雄(日本/パンクラスGRABAKA/5位)
ジェイク・シールズ(米国/シーザー・グレイシー・アカデミー)

第1試合 フェザー級 5分3R
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)
バレット・ヨシダ(米国/グラップリング・アンリミテッド)


■ 入場料金:
 VIP(最前列のみ、パンフレット付)\30,000-
 ※パンフレットはVIP席専用ゲートにてお渡し致します。
 SS\12,000- A\8,000- B\5,000-  2F-A\7,500- 2F-B\5,500-

■ チケット発売所
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 0570-00-0403(Lコード33297)
CNプレイガイド 03-5802-9999
イープラス(インターネット通販) http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
ticket JEB http://ticketjeb.tv/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン 03-3962-6443
レッスル渋谷 03-3464-0078
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
水道橋・マニア館 03-5276-0304
アイドール新宿 03-3371-5211
ファイター 03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
イサミ尚武堂 03-5214-6487
渋谷TOKYO文庫TOWER 6F 03-5784-4900
ゴールドジム 03-3645-9434
パンクラス 03-5792-0815
※ぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドは全国各地の窓口でお買い求め頂けます。


■ お問い合せ:パンクラス 03-5792-0815


Last Update : 11/28

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | NEWS | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2003 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。

編集部メールアドレス: ed@boutreview.com