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(直前情報) [UFC] 11.22 ベガス:ティト×ケン、乱闘寸前。UFCがエンタメ路線突入?

UFC "UFC 40 - VENDETTA(血の復讐)" 11月22日(金)ラスベガス・MGMグランド

▼ (11/23 up) 日本ではPRIDE.23東京ドーム大会の影響でインパクトのかき消された感のあるUFC 40だが、現地の米国の格闘技ニュースサイトはこの話題で持ちっきり。新たに3000用意されたチケットも完売し、米国の総合イベントでは史上最大の14,000枚の発券数を記録するなど大きな盛り上がりを見せている。もちろん注目の的はメインイベントで対戦するティト・オーティスとケン・シャムロック。大会名のVENDETTAとはイタリア語で「復讐」「敵討ち」「遺恨」といった意味で、この盛り上がりを見るかぎり、両者の因縁を煽る主催者の戦略が見事当たったといえよう。日本では競技性が高いイメージの強いUFCだが、WWEプロレスのようなエンターテイメントの要素も取り入れることで、イベントの知名度アップを狙っているようだ。
 そんな状況を象徴するかのような出来事が大会の前々日の会見でも起こった。会見中、ケンが立ち上がりティトの批判する演説を始めると、次第に両者は放送禁止用語で罵り合い、キレたケンは椅子をティトに向け蹴飛ばした。主催者のダナ・ホワイト氏や警備員が止めに入り事はおさまったが、UFCとしては前代未聞の出来事に観衆や他の選手は騒然とした。翌日の計量では周囲の警戒もあり騒ぎは起こらなかったが、試合でも両者の殺気がむき出しになることは間違いない。
 なお、当日はリンプ・ビズキットのボーカル、フレッド・ダーストが、親友のティトの入場テーマ曲「ブレイク・スタッフ」の新バージョンを唄い、ティトの援軍をする。
 また、この大会のスペイン語の放送で、クリス・ブレナンの弟子、エリカ・モントーヤがゲスト解説者を務めることが明らかになっている。(井原芳徳)


フランク・ミアは欠場。代役はミレティッチ軍団の巨漢

▼ (11/23 up) フランク・ミアが練習中にあばらを痛めたため欠場し、代わってミレティッチ軍団のトラヴィス・ウィウフ(Travis Wiuff)がウラディミール・マティシエンコと対戦することとなった。ウィウフはUFCデビュー戦で、総合戦績10勝2敗。10月にはジェイソン・ゴドシーに判定勝ちしている。レスリングベースの大型選手で“ディーゼル”という愛称を持つ。前日計量はマティシエンコより13キロ近く重い体重でクリアしている。

英国のフリーマンとウィアーが参戦

▼ (10/28 up) 次の3試合が新たに追加され、全カードが決定した。7月のUFC38ロンドン大会で活躍したフリーマンとウィアーが今度はラスベガスに上陸する。

・イアン・フリーマン vs. アンドレ・オロフスキー
・ウラディミール・マティシエンコ vs. フランク・ミア
・マーク・ウィアー vs. フィリップ・ミラー

ニュートン、テキサスの秘密兵器と対戦

▼ (10/25 up) ウェルター級2試合、カーロス・ニュートン vs. ピート・スプラット、ロビー・ローラー vs. ティキ・ゴーセンが追加された。
 ニュートンは7月でUFC38でマット・ヒューズとのタイトルマッチに敗れ、今回が再起戦。スプラットはテキサス出身で「Ring of Fire」「Reality Combat」といったアメリカのローカル大会の王者。ムエタイがベースで、「Secret Weapon(秘密兵器)」の異名も取る。6月のUFC37.5でザック・ライトを腕十字で下している成長株だ。
 ローラーは5月のUFC 37でアーロン・ライリーと好勝負を繰り広げ判定勝ちし、翌月のUFC37.5でもスティーブ・バーガーにTKO勝ちしている弱冠20歳の新鋭。ゴーセンはティト・オーティス率いるチーム・パニッシュメントの選手で、UFCは昨年2月のUFC30でショーン・シャークに敗れて以来の参戦。WFAには過去2大会に参戦しているが、今回は翌日開催のWFAではなくUFCに出場することとなった。

WOWOWで特番放映&UFC39再放送

▼ (10/25 up) WOWOWでは10月28日(月)夜10時30分から特番の「UFC増刊号」が放映され、11時からUFC39の再放送が行なわれる。前回見逃した人も要チェックだ。

チャック・リデル×レナート・ババルが決定

▼ (10/9 up) チャック・リデル対レナート・“ババル”・ソブラルのカードが新たに発表された。リデルはUFC37.5ラスベガス大会でベウフォートを、ババルはUFC38ロンドン大会でシノシックを破り、両者とも勢いに乗っている。ババルとしてはリデルを破り、リデルと同門のティト・オーティスとのタイトル戦を実現させたいところだろう。

マット・ヒューズが3度目の防衛戦。ティト×ケンがメイン

▼ (10/9 up) ウェルター級王者のマット・ヒューズがギル・カスティーヨ相手に3度目の防衛戦を行なうことが決まった。カスティーヨはシーザー・グレイシーの弟子。昨年7月のIFC大会でネイサン・マーコートに勝利。UFC初出場となった昨年9月のUFC33でデイブ・メネーに敗れたが、今年1月のUFC35にはクリス・ブレナンに勝利している。ヒューズのレスリングと、カスティーヨの柔術のハイレベルなぶつかり合いが見物だ。
 他にも既に発表のとおりティト・オーティスとケン・シャムロックの因縁の対決がメインで行なわれることが決まっている。

UFC "UFC 40 - VENDETTA(血の復讐)"
2002年11月22日(金)米国ラスベガス・MGMグランド

メインイベント ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
ティト・オーティス(米国/チーム・パニッシュメント/王者)
ケン・シャムロック(米国/ライオンズ・デン/挑戦者)

セミファイナル ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
マット・ヒューズ(米国/ミレティッチ・ファイティング・システム/王者)
ギル・カスティーヨ(米国/シーザー・グレイシー柔術/挑戦者)

第6試合 ライトヘビー級 5分3R
チャック・リデル(米国/チーム・パニッシュメント)
レナート・“ババル”・ソブラル(ブラジル/ファス・バーリトゥード)

第5試合 ウェルター級 5分3R
カーロス・ニュートン(カナダ/ウォリアー・マーシャルアーツ)
ピート・スプラット(米国/フリー)

第4試合 ウェルター級 5分3R
ロビー・ローラー(米国/ミレティッチ・マーシャルアーツ)
ティキ・ゴーセン(米国/チーム・パニッシュメント)

第3試合 ヘビー級 5分3R
イアン・フリーマン(英国/トータル・マーシャルアーツ)
アンドレ・オロフスキー(ベラルーシ/フリー)

第2試合 ヘビー級 5分3R
ウラディミール・マティシエンコ(ベラルーシ/RAW)
トラヴィス・ウィウフ(米国/ミレティッチ・マーシャルアーツ)

第1試合 ミドル級 5分3R
フィリップ・ミラー(米国/ウィリアムス・コンバット・レスリング)
マーク・ウィアー(英国/チームX)

Last Update : 11/23

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