March 2008
【INFORMATION】ホジャー・グレイシー、戦極参戦
- 2008-03-19 (Wed)
- INFORMATION / お知らせ
やっとマスコミにも発表され、箝口令も解けたと考えていいでしょう。ついに、このご報告ができる日が来ました。(その間、このblogも相当サボっていましたが、実はこの件の影響「大」です(笑)。で、奇しくも同じ日に発表されちゃったんで明日以降書きますけど、“暴君竜の人”の方の件も黙ってなきゃいけない期間が長くて疲れました…)
ホジャー・グレイシー、戦極に参戦が正式決定しました。
既に、旗揚げ戦の会場で“参戦予定”ってことで名前だけは発表されちゃってたんですが、正式に契約を締結したのはつい先日なので、僕らの立場としては、今日を正式な発表日と考えています。
でも水面下の交渉を始めたのは、なんと昨年の暮れの話。
ちょうど「戦極」がイベント名を発表し、これから活動が本格化しそうだと言う頃、僕らは吉田秀彦選手の対戦相手としてホジャーを推そうと決めたのでした。
元々、Justiceマネージメントでは、去年の春、bodog Fightの日本大会開催のプランニングを依頼されて、一夏ずっとその実現の為に走り回っていていました。その目玉の一つとして「ホジャーvs吉田」というカード案を提案しました。これは、当時bodog Fightのマッチメイカーを勤めていたミギュエル・イトゥラテからも絶賛されて、ダブルメインイベントの一本はこれで行こうと言って貰ってて(もう一つのカードはヒミツ(笑))。僕としてもかなり自信のあるアイディアでした。
他にもbodogお得意のノーピープルマッチの収録を、鎌倉の大仏の前でとか、新宿の高層ビルのヘリポートでとか、色々プラン出しはしていましたが。やっぱりそれだけでは、ただの舞台設定でしかない。
もっと格闘技の歴史を俯瞰したうえで、さらに未来につながっていくような、壮大なプランがいい。これなら、それが主張できる試合だと思いましたし、何より一ファンとしても見たいカードの最右翼。なにがなんでも絶対実現してやろうと意気込んでて。秋ぐらいまでに大会開催の骨子が固まったら、正式にJ-ROCKに提案しようと企んでいたのですね。
しかしこのアイディア、一夏暖めに暖めているうちに、肝心のbodogの格闘技部門が縮小されるという不測の事態が起き、結局頓挫してしまいました。
ただ、ミギュエルはそのままJusticeマネージメントのメンバーとして、僕らと協力してやっていくことになりまして、シュウと僕は、夢に終わってしまった日本大会の、いわば“敗戦処理”として、bodog系の選手達の次の落ち着き先を探すのが、年末の大きなミッションになっていたと言う訳です。
そこに降って沸いたのが、「戦極」始動のニュースです。
ならば“あのアイディア”を、今度は“相手の舞台”で実現してみようじゃないか。そう思い定めて、ホジャーを含むbodog系有力選手のプロフィールと、彼らの代表的な試合を納めたDVDを一週間かけてしこしこ作成。それをに携えてWVRと交渉開始しました。
結局、なんやかやで四ヶ月近くを要してしまいましたが、イギリスのホジャーからサインの入った契約書も届き、先週ようやく締結にこぎつけました。途中、色々泣きたいような苦労が山ほど有りましたが、さすがに大半は契約の守秘義務に抵触するのでお話できません。ごめんなさい。
ーーーーーーーー
ただ、一個紹介できるとしたら、このエピソードかな。
「戦極」の旗揚げ戦がだんだん近づいて、いろんなカードが発表され始めた二月頃の話。
もちろん旗揚げ参戦も視野に入れてお話していたんですが、まだ条件の擦り合わせも全然出来ていなかったので、僕らとしてはもうこの時期にサインできていないなら、3月参戦は無理だろうなという見通しで、一回ホジャーにはスクランブルを解くように連絡を入れたばかりでした。
ところが、なぜかそんな時期に海の向こうのシャードック(とグレイシーマガジン)に、旗揚げ戦で、ホジャーが吉田選手と対戦決定というニュースが載るという事件が勃発。
ホントに胃がすり減る思いをしましたね。
僕らはジャーナルの仕事も兼務してるんで、情報漏れが起きるとすぐ関与を疑われます。実際にWVRさんに何か言われた訳じゃないですが、「李下に冠を正さず、瓜田に靴を直さず」の気持ちが有るんで、やっぱりピリピリしちゃうんですよね。それに交渉中の話がマスコミに漏れたばっかりに破談になっちゃうなんてのは、よくある話だし。
下手したら、上手く行ってない交渉を自分たちの側に引き寄せる為に、情報を操作してるんじゃないかと、思われても仕方が有りません。でも、僕らとしては、元々スクープ情報は要らないし、マスコミ辞令みたいなモノが大嫌いなタチなもんで、まったく疑われる筋合いもないし、そもそも職業倫理として、マネージメントで得た裏情報を書く側に横流ししたりは絶対しないと決めてますから、ホントは堂々としてりゃ良いんですけどね。でも、やっぱり情報を持っているのはごくごく一部の人間に限られますからね。その辺、辛いっちゃ、辛い。
これで白紙なんてことになったら、次の手をどうしようかと、N.Y.のシュウ・ヒラタと連日深夜のネット電話会議に明け暮れたりしたものです。
結局事の真相は、柔術の世界しか知らず、MMA系メディアのスクープ熱を念頭に置いてなかったホジャー当人が、顔なじみの記者に気軽に「今、交渉中だよ」みたいな事を言ってしまったのが発端らしいんですが。「聞いたって、こんなデリケートな時期に書くなよなー!」って怒鳴りたくなりましたね。もしカードがつぶれたら、記者としても本道の試合の記事が書けなくなっちゃう訳でしょ? “俺がスクープ一番乗りだ”みたいな名誉欲だけで突っ走っちゃって、バカだよなと思いました。
例えば政治家の不正みたいに、放っとけば永久に隠されてしまって、読者もこのままでは不利益を被るような話なら幾らでも書けば良いし、スクープも狙えば良い。でもたかがカードでしょ? 成立するなら、遅かれ早かれ世に出る情報だし、出なかったら、そもそも夢でしかない(それこそbodog JAPANでの「吉田vsホジャー」プランみたいに)。正式の発表まで、なんで待てないのかなあと。ーーホント、あのときばかリは、自分が書き手であることも忘れて、マスコミ嫌いになりそうでした(苦笑)。
ーーーーーーーーーーーーー
ま、いずれにせよ、強豪ひしめくグレイシー一族の中で最も未来に期待できるホジャーと言う選手を、僕らの手で日本に紹介できるというのは、Justiceマネージメントとしても、非常に光栄な仕事となりました。
現在、ホジャーは、コーチ役を勤めるヘンゾ・グレイシーが付きっきりで参戦準備を進めています。今年の一月から既にMMAのトレーニングに入っていることになりますから、もう準備は万端と思ってもらって良いと思います。
bodogでの第一戦を見た印象で言うなら、彼はヒクソンみたいに、グレイシー一族の威光を背負って神格化されていくようなタイプの選手ではなくて、むしろアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのように、ブラジリアン柔術の技術をMMAの様々な局面のなかで活かしてみせる選手になるんじゃないかなと思ったりしています。
武人的なオーラではなく、現役柔術家の確かな技術とセンスで闘うタイプ。
いわば「仙人」というより、「職人」じゃないかなと。
きっと、グレイシー一族のなかでは、一番“伝わる”試合をしますよ。
ま、まだ対戦相手も決定していませんので、あれこれ言うより、ここから先はプロモーターさんの「料理の手際」にお任せしたいと思います。僕らの今回立場は、あくまで“仕入れ担当”ですから。当初、僕らが構想した吉田選手との対戦は、旗揚げ戦の結果もあって、かなり可能性が薄くなってしまったとは思いますが。またここから一個一個ブロックを積み重ねていけば、別の光景が見えてくる事でしょう。
まずはニヶ月後、日本でベールを脱ぐ「ホジャー・グレイシーの現実(いま)」が如何なるものか、それに期待してください。
ホジャー・グレイシー、戦極に参戦が正式決定しました。
既に、旗揚げ戦の会場で“参戦予定”ってことで名前だけは発表されちゃってたんですが、正式に契約を締結したのはつい先日なので、僕らの立場としては、今日を正式な発表日と考えています。
でも水面下の交渉を始めたのは、なんと昨年の暮れの話。
ちょうど「戦極」がイベント名を発表し、これから活動が本格化しそうだと言う頃、僕らは吉田秀彦選手の対戦相手としてホジャーを推そうと決めたのでした。
元々、Justiceマネージメントでは、去年の春、bodog Fightの日本大会開催のプランニングを依頼されて、一夏ずっとその実現の為に走り回っていていました。その目玉の一つとして「ホジャーvs吉田」というカード案を提案しました。これは、当時bodog Fightのマッチメイカーを勤めていたミギュエル・イトゥラテからも絶賛されて、ダブルメインイベントの一本はこれで行こうと言って貰ってて(もう一つのカードはヒミツ(笑))。僕としてもかなり自信のあるアイディアでした。
他にもbodogお得意のノーピープルマッチの収録を、鎌倉の大仏の前でとか、新宿の高層ビルのヘリポートでとか、色々プラン出しはしていましたが。やっぱりそれだけでは、ただの舞台設定でしかない。
もっと格闘技の歴史を俯瞰したうえで、さらに未来につながっていくような、壮大なプランがいい。これなら、それが主張できる試合だと思いましたし、何より一ファンとしても見たいカードの最右翼。なにがなんでも絶対実現してやろうと意気込んでて。秋ぐらいまでに大会開催の骨子が固まったら、正式にJ-ROCKに提案しようと企んでいたのですね。
しかしこのアイディア、一夏暖めに暖めているうちに、肝心のbodogの格闘技部門が縮小されるという不測の事態が起き、結局頓挫してしまいました。
ただ、ミギュエルはそのままJusticeマネージメントのメンバーとして、僕らと協力してやっていくことになりまして、シュウと僕は、夢に終わってしまった日本大会の、いわば“敗戦処理”として、bodog系の選手達の次の落ち着き先を探すのが、年末の大きなミッションになっていたと言う訳です。
そこに降って沸いたのが、「戦極」始動のニュースです。
ならば“あのアイディア”を、今度は“相手の舞台”で実現してみようじゃないか。そう思い定めて、ホジャーを含むbodog系有力選手のプロフィールと、彼らの代表的な試合を納めたDVDを一週間かけてしこしこ作成。それをに携えてWVRと交渉開始しました。
結局、なんやかやで四ヶ月近くを要してしまいましたが、イギリスのホジャーからサインの入った契約書も届き、先週ようやく締結にこぎつけました。途中、色々泣きたいような苦労が山ほど有りましたが、さすがに大半は契約の守秘義務に抵触するのでお話できません。ごめんなさい。
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ただ、一個紹介できるとしたら、このエピソードかな。
「戦極」の旗揚げ戦がだんだん近づいて、いろんなカードが発表され始めた二月頃の話。
もちろん旗揚げ参戦も視野に入れてお話していたんですが、まだ条件の擦り合わせも全然出来ていなかったので、僕らとしてはもうこの時期にサインできていないなら、3月参戦は無理だろうなという見通しで、一回ホジャーにはスクランブルを解くように連絡を入れたばかりでした。
ところが、なぜかそんな時期に海の向こうのシャードック(とグレイシーマガジン)に、旗揚げ戦で、ホジャーが吉田選手と対戦決定というニュースが載るという事件が勃発。
ホントに胃がすり減る思いをしましたね。
僕らはジャーナルの仕事も兼務してるんで、情報漏れが起きるとすぐ関与を疑われます。実際にWVRさんに何か言われた訳じゃないですが、「李下に冠を正さず、瓜田に靴を直さず」の気持ちが有るんで、やっぱりピリピリしちゃうんですよね。それに交渉中の話がマスコミに漏れたばっかりに破談になっちゃうなんてのは、よくある話だし。
下手したら、上手く行ってない交渉を自分たちの側に引き寄せる為に、情報を操作してるんじゃないかと、思われても仕方が有りません。でも、僕らとしては、元々スクープ情報は要らないし、マスコミ辞令みたいなモノが大嫌いなタチなもんで、まったく疑われる筋合いもないし、そもそも職業倫理として、マネージメントで得た裏情報を書く側に横流ししたりは絶対しないと決めてますから、ホントは堂々としてりゃ良いんですけどね。でも、やっぱり情報を持っているのはごくごく一部の人間に限られますからね。その辺、辛いっちゃ、辛い。
これで白紙なんてことになったら、次の手をどうしようかと、N.Y.のシュウ・ヒラタと連日深夜のネット電話会議に明け暮れたりしたものです。
結局事の真相は、柔術の世界しか知らず、MMA系メディアのスクープ熱を念頭に置いてなかったホジャー当人が、顔なじみの記者に気軽に「今、交渉中だよ」みたいな事を言ってしまったのが発端らしいんですが。「聞いたって、こんなデリケートな時期に書くなよなー!」って怒鳴りたくなりましたね。もしカードがつぶれたら、記者としても本道の試合の記事が書けなくなっちゃう訳でしょ? “俺がスクープ一番乗りだ”みたいな名誉欲だけで突っ走っちゃって、バカだよなと思いました。
例えば政治家の不正みたいに、放っとけば永久に隠されてしまって、読者もこのままでは不利益を被るような話なら幾らでも書けば良いし、スクープも狙えば良い。でもたかがカードでしょ? 成立するなら、遅かれ早かれ世に出る情報だし、出なかったら、そもそも夢でしかない(それこそbodog JAPANでの「吉田vsホジャー」プランみたいに)。正式の発表まで、なんで待てないのかなあと。ーーホント、あのときばかリは、自分が書き手であることも忘れて、マスコミ嫌いになりそうでした(苦笑)。
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ま、いずれにせよ、強豪ひしめくグレイシー一族の中で最も未来に期待できるホジャーと言う選手を、僕らの手で日本に紹介できるというのは、Justiceマネージメントとしても、非常に光栄な仕事となりました。
現在、ホジャーは、コーチ役を勤めるヘンゾ・グレイシーが付きっきりで参戦準備を進めています。今年の一月から既にMMAのトレーニングに入っていることになりますから、もう準備は万端と思ってもらって良いと思います。
bodogでの第一戦を見た印象で言うなら、彼はヒクソンみたいに、グレイシー一族の威光を背負って神格化されていくようなタイプの選手ではなくて、むしろアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのように、ブラジリアン柔術の技術をMMAの様々な局面のなかで活かしてみせる選手になるんじゃないかなと思ったりしています。
武人的なオーラではなく、現役柔術家の確かな技術とセンスで闘うタイプ。
いわば「仙人」というより、「職人」じゃないかなと。
きっと、グレイシー一族のなかでは、一番“伝わる”試合をしますよ。
ま、まだ対戦相手も決定していませんので、あれこれ言うより、ここから先はプロモーターさんの「料理の手際」にお任せしたいと思います。僕らの今回立場は、あくまで“仕入れ担当”ですから。当初、僕らが構想した吉田選手との対戦は、旗揚げ戦の結果もあって、かなり可能性が薄くなってしまったとは思いますが。またここから一個一個ブロックを積み重ねていけば、別の光景が見えてくる事でしょう。
まずはニヶ月後、日本でベールを脱ぐ「ホジャー・グレイシーの現実(いま)」が如何なるものか、それに期待してください。
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