人にはいろいろ口癖がある。
僕の場合、どうも「カレー食いたい」がそれに当たるらしい。
物事が錯綜してきて、どうにも打開点が見えそうにない時など、ぼろっと「あー、カレー食いたい」と呟くらしい。どういう思考回路で出ているのか、当人も無意識の事なので理解し難いのだが。案外、「煮詰まった→煮込み料理」ぐらいの単純な連想だったりするのかもしれないのだが(笑)。
ずっと頭の中で難題をこねくり回している最中のことなので、正直、そう呟いたことすら、憶えていなかったりする。ただ飯を食った直後でも平気で「あー、カレー食いたいっ!」とか言い出すものだから、周囲はぎょっとして「え? 蕎麦じゃ嫌だった?」とか聞き返して来たりする。
当人は「あー、畜生」とか「クソッタレー」ぐらいの意味をなさないフレーズのレベルで呟いているので、逆に「え? 何?蕎麦?食ったよ」とか意味の無い返事をしてしまう。まことに始末が悪い。
確かに、ヘッドワークが行き詰まったときなどは、料理などはいい気分転換になるわけで、カレー作りのように延々手のかかる、しかし結構煮込んでる最中などは手隙で、考え事に費やせる作業はそれにふさわしい。
作ってしまうと数日はそればかり食ってればいいので、結構修羅場飯としても有効だし。
というわけで(どういうわけかは秘密)、今日は2005年初カレー。今年は序盤からガタついているので、遅かったぐらいの登板かもしれない。
豚バラ一本とキノコを大量に投入した、欧風の濃厚なトマトソースでシチューに仕上げておいて、一回食べる。横では平行して香味野菜と炒めたスパイスのルーを作って一晩寝かす。昼飯後それを投入して、寸胴一杯のブタ角煮カレーのできあがり。生青唐辛子を投入しているので、入り口はマイルド、あとでドンと辛さが来るトラップ型。豚バラも一昼夜煮ているので、結構素敵にほぐれて旨い。自画自賛でアレだが、下手な専門店で食うより旨いと思う。
結構手間ひまは掛っているので、十分考え事もできた(笑)
さて、これをひたすら消費していきながら三日ほど突貫工事だ。