DAGEKIトップへ 試合結果一覧へ


 [第8試合 53.25kg契約キックボクシングルール]
土屋ジョー vs ランバー・ソムデートM16
ビット関とのバンタム級頂上決戦を制して益々勢いに乗る土屋。今回の相手は同じジムの後輩フライ級チャンピオンの山田隆博や、かつてのライバル元バンタム級チャンピオン貝沼慶太を破ったルンピニーの現役ランカー。土屋はこの試合のためにタイで練習を積み、そこで「ランバーを倒せばチャンピオンを倒すよりタイで有名になれる」と言われ闘志を燃やしているようだ。自慢の突撃ファイトで”有名”になれるか?。





ラウンド1 屋がパンチとローを出すと、ランバーは何時もの「効いてないよ」のパフォーマンス。そして土屋の奥足を狙って左ローキックを連発、更にそこからパンチへ繋いで攻め込む。スピードで圧倒するランバー、土屋もパンチを返すが容易くガードされ、土屋の顔には驚愕の表情さえ伺える。そして2分過ぎ、スピードに対応出来ない土屋にランバーのパンチ、土屋スタンディングダウン。再開されるやランバー一気に突っ込み右フック一閃、土屋は10カウントを聞いた。


スピードで圧倒するランバー


防戦一方の土屋、苦痛の表情


クリンチで逃げる土屋




ランバーガッツポーズ!

まで何度となく見てきた、ムエタイのタイ人の恐ろしさを再確認させられる光景がそこにあった。国内では屈指のハードヒッターで、文字通り目の前の敵を薙ぎ倒してきた土屋が1階級下の選手に手もなくひねられてしまったのだ。スピードについて行けず攻撃を避けるためにクリンチで逃げる土屋など初めて見た。



文 渡辺


DAGEKIトップへ