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 [第5試合 66.68kg契約3分5Rシュートボクシング特別ルール(投げポイント無し)]
土井広之 vs 小比類巻貴之
Aとの交流戦でMAウェルター級1位の嶋村を得意のローキックでKO、勢いに乗る土井。今回の相手はJ−NETWORKのエース小比類巻、全日本時代には当時のウェルター級チャンピオン鈴木達也を肘で葬った事もある選手だ。これを倒せば日本ウェルター級戦線のトップに踊り出る。

 その小比類巻、NJKFミドル級チャンピオンの新田明臣(S.V.G)にKO 負して以来、ジョン・ウェイン(豪)に判定負け、更にルンピニーの現役王者セーンゲンとの試合を怪我で流し1時の勢いに急ブレーキがかかってしまった。この試合に再加速を賭ける。



ラウンド1 井のローとハイで始まる。小比類巻は初めは見ながら一気に間合を詰めて首を取り膝、土井は接近戦を嫌って下がりながらパンチとロー。

ラウンド2 近する小比類巻に土井は細かいパンチを当てて組ませまいとする。すると小比類巻はパンチからローのコンビネーションを次々と決める、ローが効果的だ。小比類巻は右ローキックを主体に攻め続け、土井は後退しながらパンチ。


小比類巻がローで流れを掴む

ラウンド3 ンチからハイの土井、小比類巻は土井のハイを捌いてロー、小比類巻はロー狙い。土井のパンチも当たってはいるが小比類巻の前進を止められず、逆に小比類巻のパンチに押し込まれる。ドクターチェックは入らなかったが、終了際土井の目尻から出血。



土井のミドル(上)とパンチ(下)

ラウンド4 発打ち合った所で土井の出血が酷くなりドクターチェック、そのままストップがかかった。


右眉の上を切り裂かれた土井




ずっと小比類巻の練習に付き合っていたと言う外がリングに上がって勝利を喜ぶ

比類巻再加速の一歩を飾った。土井のお株を奪うローキックで主導権を握り、最後は呆気ない幕切れだったが見事TKOで仕留めた。これからまたWMTCの頂点目指して走り出して欲しい。



文 渡辺


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