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ラモン・デッカー インタビュー
1998.11.14 日本武道館

Q:今日の試合の感想を聞かせてください。

デッカー:良く見えたし、難しくはなかった。

Q:こないだの吉鷹選手の時に比べて、あの、自分自身の調子は何%位戻ってますか?。

デッカー:吉鷹選手の時にはよく練習が出来なかったんですけど、今回はよく練習が出来たし、ビデオ見て研究をして来たので勝てました。

Q:今日は自分の出来は何点くらいのファイトだと?。

デッカー:まあ60%か70%、100%はあげられない。

Q:途中で頻繁にこう、スイッチをしたのは、あれはどう言う作戦だったんですか?。

デッカー:左足で蹴る方がベターだったのでスイッチしました。

Q:緒方選手の攻撃の中で、効いた物って言うのはありましたか?。

デッカー:ありません。

Q:全く無いですか?。あのうかなりミドルを、脇腹をこう蹴られてましたがそれは特に?。

デッカー:効いてないです。

Q:後、最後に彼がパンチでラッシュして来た時はダメージはどうでした?。

デッカー:そんなに強くなかったです。

Q:じゃあ強さを吉鷹選手と。

デッカー:吉鷹選手よりは強かったです。

Q:自分では今日、危ないって言う場面はなかったですか?。

デッカー:無かったです。まあキックは良かったですけど、無かったです。タイで試合する方がもっとキックが強いです。

Q:彼のパンチを受けても、もう冷静になってたでしょうか?。

デッカー:ちゃんとディフェンスして、彼を見てたからそんなことはなかった。

Q:今日は元々どう言う作戦を立てていましたか?。

デッカー:緒方選手が良い右を持ってるんで、それを。

Q:緒方選手の強さは、吉鷹選手の強さに比べてどうですか?。比較すると、強さは。

デッカー:緒方の方が強いです、パンチが強いです。

Q:精神的な部分ではどうですか?。

デッカー:緒方の方が強い。

Q:(デッカーの額の傷を指して)ここの傷は?。

デッカー:わからない(笑)、キスでもされたのかも(笑)。

Q:あのう、一応今日日本ではもうラストマッチって言う、引退試合って事だったんですけど。日本のファンに満足するファイトが見せられたと思いますか?。

デッカー:そう望みます。

Q:あなた自身はどうですか?。

デッカー:満足してます。

Q:じゃああの、緒方選手のこれから課題はどう言う部分だと思いますか?。アドバイスは?。

デッカー:ローキックのトレーニングをもっとした方がいいです。

Q:ローキックを蹴る?、カットする?。

デッカー:まあ、どっちも。防御が、レガース付けてやってるので。

Q:じゃああの貴方の今後の予定を聞かせてもらえますか?。

デッカー:ムエタイを、教えます。

Q:何処で教えるんですか?、オランダ?。

デッカー:セミナーとして、どこでも。日本でも。

Q:日本での試合で一番思い出に残ってる試合を教えてください、その理由も。

デッカー:吉鷹選手の時がやはり、怪我をしていて、精神的にも落ち込んでいたので。

Q:日本のキックボクサーは貴方を目標にトレーニングしてますが、そのキックボクサー達に何かメッセージを。

デッカー:私のビデオを見てください。港選手との試合がいいと思います。


収録:藪本 構成:渡辺


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