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[第14試合 日・タイ国際戦 5回戦]
船木実 vs ジャルワット・オーエンジャイ
セミを務めるのは地元のベテラン船木実、かつて仙台興行ではタイトルマッチも経験した船木の相手はジャルワット。ウェルターの成長株、木浪を連破するなどスタミナに不安はある物のタイ人らしい老獪さを持っている。特に対木浪の2戦目では見事な肘で1RTKOを奪っている、不用意な攻めを見せれば木浪の二の舞になりかねない。
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互いにミドルの交換で始まる。ジャルワットはミドルとローで攻め、船木はパンチを返す。
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ジャルワットのロー |
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ジャルワットが先にしかけ、船木が合せる。だが2〜3発打ち合うと離れて見合う両者。ジャルワットは中間距離から肘も使うが何れも空振り。
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一方が打てばもう一方が打ち返す、しかし両者共それ以上踏み込まず、見合う場面が多い。
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この回首相撲から両者もつれて転倒、起き上がろうとした船木の肘がジャルワットの顎を直撃、ジャルワット立てず1時中断のアクシデント。再開すると一転激しいパンチの応酬となる。ジャルワットはそれまで使わなかった首相撲からの膝も使い、そして左ミドルを打ち込む。
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激しいパンチの応酬 |
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ジャルワットは一撃離脱を繰り返し、船木は中々攻め込めない。接近すると首相撲に持ち込み振り倒すジャルワット、浴びせ蹴りまで繰り出す。船木はパンチを出すが単発で終わってしまう。
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珍しいタイ人の浴びせ蹴り、 笹原爆散の影響か? |
結果はドローに終わった、スタミナに不安がある選手同士だけに、4Rを除いてもう一つ思い切った打合いにならなかった。地元の興行だけに船木としては結果的にも内容的にも不満ではないか?。
文 渡辺
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