DEEP 9.8 ニューピアホール:大塚隆史、不完全燃焼のTKO勝ち。“RIZINバンタム級四天王”に「全員ぶっ倒してやる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
skyticket Presents DEEP 91 IMPACT
2019年9月8日(日)東京・ニューピアホール
レポート&写真:井原芳徳
第14試合 バンタム級 5分3R
○大塚隆史(T GRIP TOKYO/元DEEPバンタム級&フェザー級王者)
×白川“Dark”陸斗(志道場)
1R 0’26” TKO (レフェリーストップ:右肩の負傷)
大塚は一昨年のRIZINバンタム級GPで2勝し準決勝で石渡伸太郎に判定負け。ベスト4というまずますの成績を残したものの、昨年8月のDEEPではビクター・ヘンリーにKO負けし、5月のニューピア大会でPXCバンタム級王者のトレヴィン・ジョーンズに2R裸絞めで一本負けし、苦境が続いている。今回は北田俊亮、石司晃一を破り勢いに乗る白川と対戦したが、不運な結末に。
1R開始すぐ、白川が右のストレートで突っ込むと、大塚は金網際でスリップしたが、すぐタックルで組み付いて倒す。すぐ背後に回ろうとすると、白川が苦痛の表情を浮かべ、異変に気付いた和田良覚レフェリーが右肩の脱臼を察知しストップした。
大塚は「納得行っていないです。僕との衝突で(肩が)外れたかもしれないですけど、白川選手ともう一度やりたいですね。白川選手、いい選手と思ったので、いい試合なると思うので、やりたいです」と決着戦を希望した。さらに「あと、RIZINは『バンタム級四天王』とか勝手つけてるけど、俺、忘れてんじゃねえぞ。全員ぶっ倒してやる」と話し、石渡・扇久保博正・佐々木憂流迦・元谷友貴のRIZINバンタム級四天王に宣戦布告した。
第13試合 フェザー級 5分3R
×横山恭典(KRAZY BEE)
○牛久絢太郎(K-Clann)
判定0-3 (和田28-29/田澤28-29/松宮27-30)
6月29日の後楽園大会で大澤茂樹に判定勝ちし勢いに乗る横山は、5月のニューピアでDEEPに初参戦しザック・ベナベンテに1R TKO勝ちした牛久絢太郎と対戦した。
1R、横山が中盤からタックルでテイクダウンを繰り返し、しばらくトップをキープする。牛久もタックルを突き放してからサッカーボールキックを2度出すが、当たりは浅い。記者採点は主導権を維持した横山。
2Rも横山が押し込んで倒そうとするが、牛久は耐えブレイク。スタンドの打撃戦で、お互いパンチを当て、どちらも慎重だが、やや牛久のヒットが多いか。記者採点は牛久。
3R、横山が度々押し込むが、牛久は金網を背にしながらアームロックを仕掛けてテイクダウンをしのぎ続ける。アームロック自体の極まりは浅い状態が続くが、最後に牛久がテイクダウンを奪って好印象を残す。記者採点は牛久。合計28-29で牛久。僅差のラウンド続きの接戦だったが、牛久がジャッジ3者から支持され判定勝ちした。
第12試合 ウェルター級 5分3R
×佐藤洋一郎(KATANA GYM/元修斗環太平洋王者)
○安西信昌(TEAM CLIMB/元パンクラス・ミドル級王者)
2R 0’39” テクニカル判定0-2 (松宮19-20/福田18-20/和田19-19)
元パンクラス王者でUFCにも参戦していた安西がDEEPに初参戦し、1年2か月ぶりの試合。1R、安西が押し込むと、佐藤がアームロックで迎撃するが、安西は足を掛けて倒しながら外し上になる。安西がパウンドを落とすと、佐藤は下から足関を狙うが、安西は防御し、トップをキープする。だが膠着しブレイクがかかりスタンドに戻る。記者採点はサブミッションで2度チャンスを作った佐藤。
2Rも安西がタックルを仕掛け、佐藤がギロチンで迎撃を狙うが、安西は防御し、金網際で上になる。すると安西は後頭部を切り出血しドクターチェックを受け、ストップがかかる。佐藤は肘打ちによる有効打をアピールしたが、審判団はアクシデントの可能性があるとして判断を保留し、ここまでの内容で裁定するテクニカル判定に。記者採点は2Rがイーブンで合計20-19で佐藤。ジャッジ2者が支持した安西の勝利となった。DEEP競技運営機構は後日映像をチェックし、佐藤の有効打と判明した場合、佐藤のTKO勝ちとなる。(※9月22日追記:同機構の映像確認の結果、「試合続行不可能に至った安西選手の負傷の原因が、佐藤選手の有効打によるものとの事実を映像では確認することができない」とされ、安西の勝利で確定した。)
第11試合 フライ級 5分2R
×藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
○伊藤裕樹(ネックスイチムエ/THE OUTSIDER 50-55kg王者)
1R 4’26” 裸絞め
1R、藤田が持前のパンチを活かし、右ストレートの連打で下がらせるが、伊藤がタックルを仕掛け、組みの展開に持ち込むと、終盤にテイクダウンに成功。素早くマウント、バックと動き、オンブの状態で裸絞めを極めてタップを奪った。
第10試合 ライト級 5分2R
○大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×岡村幸範(Fight Holic)
1R 1’02” KO (右ストレート)
第9試合 バンタム級 5分2R
○渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘/Fighting NEXUS王者)
×倉信洋一郎(毛利道場)
判定3-0 (20-17/20-17/20-17)
第8試合 バンタム級 5分2R
○遠藤大翼(和術慧舟會IGGY HAND’S GYM)
×城田和秀(NEXUSENSE)
判定3-0 (○19-19/○19-19/20-18)
第7試合 DEEP JEWELS 49kg契約 5分2R
○古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)
×坂本美香(Fight Holic)
1R 4’28” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第6試合 フライ級 5分2R
○安谷屋智弘(総合格闘技道場闘心)
×坂巻魁斗(BRAVE/元ZST暫定王者)
判定3-0 (20-17/20-17/20-17)
※2Rグラウンド状態の相手の頭部への蹴りの反則で坂巻に減点1
第5試合 ウェルター級 5分2R
○米田奈央(GENスポーツアガデミー)
×嶋田伊吹(Fight Holic)
1R 2’27” アームロック
第4試合 バンタム級 5分2R
○ハシャーンフヒト(NEX)
×渋谷カズキ(高本道場)
判定2-1 (○19-19/19-19○/○19-19)
第3試合 フェザー級 5分2R
○神田コウヤ(パラエストラ柏)
×佐々木由大(トライフォース赤坂)
1R 2’17” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第2試合 フライ級 5分2R
○秋山 翼(毛利道場)
×森脇公三(トイカツ道場)
1R 4’03” フロントチョーク
第1試合 ストロー級 5分2R
○林 豊(パラエストラ松戸)
×多湖力翔(ネックスイチムエ)
判定3-0 (20-18/20-18/○19-19)