修斗 6.8 新宿フェイス:飯野タテオ、木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅にリベンジ。小野島恒太、2年ぶり試合で判定勝ち
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム
中野駅徒歩9分。本場のムエタイ、教えます。まずは見学・体験を!
サステイン「SHOOTO GIG TOKYO Vol.27 Supported by ONE Championship」
2019年6月8日(土)新宿フェイス
レポート&写真:井原芳徳
第10試合 メインイベント ストロー級 5分3R
×木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(和術慧舟會GODS/世界4位)
○飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3 (28-29/28-29/27-29)
両者は16年12月の新宿大会で対戦し、木内が1Rにギロチンで一本勝ちしている。1R、飯野が右ボディストレート、右ローを的確に当て、右ストレートもヒットを増やす。木内は左ジャブ、右ローを返しつつ、少しずつ右ストレートのヒットを増やし、終了間際にはパンチを連続で当てて飯野をダウンさせ追い詰める。
2Rは序盤から飯野がタックルでテイクダウンに成功する。木内は変形のギロチンで迎撃するが、飯野は外してトップをキープし、随所でパウンドを当てて主導権を維持する。
3Rもその流れが続き、飯野がパンチの連打で追い詰めてから倒し、立とうとする木内を何度も抱え上げてマットに頭から叩きつけて倒して追い詰める。終了間際には肩固めでフィニッシュを狙い続けて終了する。判定の結果、2Rと3Rにポイントを取り返した飯野の勝利となった。
飯野はこれで3連勝で、2年半ぶりの再戦でリベンジに成功。マイクを渡されると「木内選手、戦ってくれてありがとう。木内君が相手だからここまで頑張れました。こうやってトップ戦線に帰って来れてうれしいです。ストロー級には強いチャンピオンがいるので、それに食い込めるようにします。飯野タテオは修斗にいますんで、また見に来てください」とアピールした。
第9試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
×金物屋の秀(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
○小野島恒太(Combat Workout Diamonds)
判定0-3 (26-29/27-29/26-29)
1R、2年ぶり復帰の小野島が左ハイ、右フック等で積極的に攻めるが、2度ローキックが相手の股間に命中してしまい、減点1を科されてしまう。再開後、小野島は押し込みを繰り返し、終盤は金物屋も押し返すが、全般的に攻め込まれる時間が多い印象だ。
2R、小野島が右ローを着実に当て続けた後、右フックでダウンを奪い、パウンドで追い詰める。ジャッジ2者は8-10とつける。3Rもロー、右フックなどで小野島が攻め続け、判定勝ちで復帰戦を白星で飾った。
小野島は「試合に慣れていきたいんで、次、7月15日の後楽園、いい相手組んでください」と話し、短いスパンでの試合出場への強い意欲を示した。
第8試合 フェザー級 5分2R
○高橋孝徳(リバーサルジムMe.We/環太平洋9位)※和術慧舟會AKZAから所属変更
×須貝 THE YAMANBA(ピロクテテス新潟/2018年同級新人王・敢闘賞)
1R 2’13” KO (レフェリーストップ:グラウンド肘打ち)
1R序盤から高橋が組み付いて押し込み、テイクダウンを奪うと、サイドから両足で相手の腕を挟んで動きを封じ、パウンドと肘を当て続けたところで豊永レフェリーがストップした。移籍初戦で新人王を完封した高橋は「これからフェザー級のランキングの台風の目になっていきます」とアピールした。
第7試合 ストロー級 5分2R
○平良達郎(Theパラエストラ沖縄/2018年同級新人王・MVP)
×関口祐冬(修斗GYM東京)
判定3-0 (20-18/20-18/20-17)
1R、平良が序盤からテイクダウンを奪うと、グラウンドでコントロールを続け、マウントを奪い、肘を当てるなど圧倒する。2Rもグラウンドで攻め続け、終盤には肘で頭部を切り、羽根折り固めのような形で追い詰め完勝した。
第6試合 フェザー級 5分2R
○久保村ヨシTERU(飛翔塾コンドル)
×木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)
1R 1’29” 反則
1R、木下がサウスポーからの左ミドル、ハイを当てて追い詰め、左フックでダウンさせると、グラウンド状態の久保村の頭に膝を当てる反則を犯し、フィニッシュ寸前の状況で試合が止まる。久保村のドクターチェックの結果、続行不能と判断され、木下の反則負けという裁定が下された。木下にはコミッションから90日間(9月6日まで)の出場停止処分が科されている。
第5試合 バンタム級 5分2R
×鬼神光司(ブレイブハート)
○榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)
1R 0’51” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
第4試合 バンタム級 5分2R
○よしずみ(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
×奥平季之(クロウフォレスト)
判定3-0 (19-18/19-18/19-17)
※2Rグラウンド状態の相手の頭部への膝蹴りの反則でよしずみに減点1
第3試合 フライ級 5分2R
○輝龍(roots)
×牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)
1R 5’00” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第2試合 フライ級 5分2R
○大竹 陽(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
×小川竜輔(リバーサルジム立川ALPHA)
1R 1’35” KO (左ハイキック)
第1試合 バンタム級 5分2R
○山城 翔(Theパラエストラ沖縄)
×関根 累(roots)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
2018年度 新人王決定トーナメント三賞受賞者発表
□2018年度新人王三賞
MVP:平良達郎(沖縄/ストロー級新人王/Theパラエストラ沖縄)
技能賞:ガッツ天斗(東京/バンタム級新人王/パラエストラ綾瀬)
敢闘賞:須貝THE YAMANBA(新潟/フェザー級新人王/ピロクテテス新潟)
■各階級優勝者
ストロー級:斉藤康太(東京/パラエストラ小岩)
フライ級:平良達郎(沖縄/Theパラエストラ沖縄)
バンタム級:ガッツ天斗(東京/パラエストラ綾瀬)
フェザー級:須貝 THE YAMANBA(新潟/ピロクテテス新潟)
ライト級:天雷智也(新潟/UNDERGROUND)