UFC 8.4 ロサンゼルス:デメトリアス・ジョンソン、ついに王座陥落。ヘンリー・セフードがテイクダウンでポイント差つけフライ級王者に
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UFC 227: Dillashaw vs. Garbrandt 2
2018年8月4日(土/現地時間)米国カリフォルニア州ロサンゼルス:ステイプルズ・センター
レポート:井原芳徳 Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
第12試合 メインイベント UFCバンタム級タイトルマッチ 5分5R
○T.J.ディラショー(王者)
×コーディ・ガーブラント(1位)
1R 4’10” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
※ディラショーが初防衛
両者は昨年11月のUFC 217ニューヨーク大会で対戦し、元王者のディラショーが2R右フックからのパウンドでTKO勝ちし王座を奪還しており、その後お互い試合を挟まず再戦する。両者はチーム・アルファメールの元同僚だ。
OHHHH! Dillashaw drops Garbrandt again! #UFC227 pic.twitter.com/2uP1qCTNVz
— #UFC227 (@ufc) 2018年8月5日
1R中盤、ディラショーが右の前蹴りをガーブラントの胸元に当てると、ガーブラントがそのまま前に詰め、蹴り足をつかんで右フックを当てながら倒して先手を取る。だがディラショーは立ち上がると、右のフックを連打してくるガーブラントに右のフックで応戦。右フックを連続で当ててダウンを奪う。すぐガーブラントは組み付いて難を逃れるが、ダメージは残っている様子。スタンドの展開に戻り、残り1分、ディラショーが右フックを2連打しガーブラントをダウンさせ、一気にパウンドラッシュ。ガーブラントは立ち上がるが、ディラショーは金網に詰め、首相撲からの右膝蹴りでガーブラントのアゴを撃ち抜くと、追い打ちのパンチを連打し、ガーブラントが棒立ちになったところでハーブ・ディーン・レフェリーがストップ。見事返り討ちに成功した。
第11試合 セミメインイベント UFCフライ級タイトルマッチ 5分5R
×デメトリアス・ジョンソン(王者)※12度目の防衛戦
○ヘンリー・セフード(1位)
判定1-2 (47-48/48-47/48-47)
※セフードが新王者に
両者は2016年4月に対戦し、ジョンソンが1R TKO勝ちで王座防衛している。その後、セフードはジョセフ・ベナビデスに判定1-2で敗れたが、昨年はウィルソン・ヘイス、セルジオ・ペティスに連勝し、再挑戦の権利を得た。ジョンソンはセフードを下した後にもティム・エリオット、ヘイス、レイ・ボーグを撃破し、UFC新記録となる11度の防衛を果たしている。
1R、サウスポーのセフードに対し、ジョンソンはサウスポー主体にしつつ度々構えをスイッチしながら、細かく左右に動き、右ミドルや左右のローをヒット。セフードはパンチが空を切り続ける。終盤、ジョンソンの右ハイが当たると、セフードは蹴り足をつかみながら前に出てパンチラッシュを仕掛け、場内を沸かせるが、ジョンソンはクリーンヒットを免れ、元の状態に戻す。記者採点10-9でジョンソン。
2Rもジョンソンが左インロー、右ボディストレート等を的確に当て続け主導権をキープ。セフードは時折組み付くも倒せずにいたが、3分半過ぎにジョンソンのパンチのタイミングで組み付き、足を掛けてテイクダウンに成功。ハーフガードの体勢になり、最後はがぶった状態で終える。記者採点は10-9で打撃で優勢だったジョンソン。
Cejudo gets the champ down for a moment/but DJ rolls out of it and gets back to his feet! #UFC227 pic.twitter.com/oGaQc6FMjz
— #UFC227 (@ufc) 2018年8月5日
3Rもセフードがジョンソンの蹴り足をすくったり、左テンカオのタイミングで組み付いたりしてテイクダウンを狙う。3度倒しかけるが、いずれもジョンソンは素早く反応してスタンドに戻す。ジョンソンは左インローを当てるが、ヒットは減っており、テイクダウンの攻防で守る側になっており、少し印象が悪い。記者採点は9-10でセフード。
WHAT A FIGHT!
Who took it? #UFC227 pic.twitter.com/kEbDHjq2Bh
— #UFC227 (@ufc) 2018年8月5日
4Rもスタンドの展開が続くが、中盤、セフードがテイクダウンに成功。金網際でハーフガードを奪う。肩固めのプレッシャーをかけ続け、ジョンソンは防戦一方だ。記者採点は9-10でセフード。
セフードが若干優勢で迎えた最終5R、お見合い状態が続く中で、ジョンソンが左ミドルを当てるが、圧力をかけられる状態が長く、右のパンチで詰めると、セフードの右のパンチを逆にもらい、少しバランスを崩してしまう場面も。中盤過ぎ、セフードは胴タックルから押し込み、足を掛けて倒しかけるが、ジョンソンはかろうじてスタンドに戻す。ジョンソンはハイを出すがうまく当たらず、セフードが終盤にもテイクダウンを狙い終了。場内は試合が終了時間に進むにつれ歓声が大きくなり、大多数の観衆はジョンソン王座陥落という歴史的瞬間を待ち構えているかのようだ。記者採点は9-10でフード。合計47-48でセフード。ジャッジも僅差となり割れたが、2者がセフードを支持。ジョンソンも敗戦が確定した瞬間、拍手して潔く負けを認めた。
なお、勝利者インタビューでセフードは「メインイベント(バンタム級タイトルマッチ)の勝者と戦いたい」とコメント。勝ったディラショーも「セフードよ、受けて立つぞ」と勝利後に話している。
第10試合 フェザー級 5分3R
×カブ・スワンソン(5位)
○ヘナート・モイカノ(10位)
1R 4’15” 裸絞め
1R、スタンドで静かな展開が続いたが、2分半過ぎ、リーチで勝るモイカノの左ジャブがスワンソンのアゴを撃ち抜き、スワンソンがダウン。モイカノは上になり、パウンドを当てた後、ハーフからマウントを狙い続けると、スワンソンの背中が少し向いた隙を逃さず、一気にバックマウントを奪って、裸絞めを極めてタップを奪取した。
スワンソンは川尻達也ら相手に4連勝の後、昨年12月のブライアン・オルテガ戦、4月のフランク・エドガー戦に続き3連敗。モイカノも昨年6月にオルテガに負けたが、4月のカルビン・カーター戦に続き2連勝となり、ランキング上位に一気に食い込むことになる。
第9試合 女子ストロー級 5分3R
×ポリアナ・ヴィアナ [Polyana Viana]
○J.J.アルドリッチ
判定0-3 (28-29/28-29/27-29)
第8試合 ミドル級 5分3R
○チアゴ・サントス(13位)
×ケビン・ホランド
判定3-0 (29-27/29-27/29-26)
第7試合 バンタム級 5分3R
○ペドロ・ムニョス(9位)
×ブレット・ジョーンズ(14位)
判定3-0 (30-26/29-28/29-27)
第6試合 バンタム級 5分3R
○リッキー・シモン
×モンテル・ジャクソン [Montel Jackson]
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
第5試合 バンタム級 5分3R
○リカルド・ラモス
×カン・ギョンホ
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)
第4試合 フェザー級 5分3R
×マット・セイルズ
○シェイモン・モラエス [Sheymon Moraes]
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第3試合 フライ級 5分3R
○アレックス・ペレス
×ホセ・トーレス
1R 3’36” KO
第2試合 女子ストロー級 5分3R
×ダニエル・テイラー
○ジャン・ウェイリー
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第1試合 バンタム級 5分3R
○マルロン・ヴェラ
×ウリジ・ブレン [Wuliji Buren]
2R 4’53” TKO