平良達郎、UFCデビュー戦が2週間後に延期。対戦相手の体調不良により

　UFC Fight Night: Font vs. Vera（4月30日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス：UFC APEX）での平良達郎（Theパラエストラ沖縄／修斗世界フライ級王者）のUFCデビュー戦が、2週間後の5月14日(土/現地時間)の同所でのファイトナイトに延期となった。平良と対戦相手のカルロス・カンデラリオは前日計量をクリアしたが、カンデラリオが体調不良となったためだという。平良の不戦勝とはならず、2週間後に仕切り直しで行われる。

平良達郎（左）と松根良太氏（21年11月のVTJ）

　平良に帯同しているTheパラエストラ沖縄の松根良太代表は延期決定直後のツイートで「試合3時間前ホテル出発の直前に相手が病院いて試合を出来ない事を聞きました。試合は現時点で2週間後に延期となります。達郎は2週間後やる、とポジティブです。皆様に応援してもらいたい時間が2週間増えました。前向きに、前向きに、皆様応援お付き合い宜しくお願いします！」と記している。

Photo by Chris Unger/UFC/Zuffa LLC

　写真は計量後の平良とカンデラリオとのフェイスオフ。この時点ではカンデラリオは元気そうだった。今のところ2週間後もフライ級リミットで試合が行われるようだが、カンデラリオがまた同じような状態にならないか心配だ。

　　
フライ級　5分3R　※5月14日(土/現地時間)のファイトナイトに延期
平良達郎（Theパラエストラ沖縄／修斗世界フライ級王者）
カルロス・カンデラリオ［Carlos Candelario］（米国）

　平良はMMA戦績10戦10勝（3KO/5一本）の22歳。高校1年の15年夏からMMAを始め、17年9月の全日本アマ修斗選手権で優勝し、18年8月にプロデビュー。21年7月に福田龍彌を1Rで下し修斗世界フライ級王者となる。11月のVTJではチリLive Fight Nightフライ級王者のアルフレド・ムアイアドに1R裸絞めで一本勝ち。試合後のマイクでは「僕はUFCのフライ級のでベルトを取ることを目指しています」とアピールした。今年1月には米国で約1カ月練習すると共に、100名以上のUFC選手とマネジメント契約を結ぶイリディアム・スポーツと契約。早速2月にUFCとの契約が決まった。
　対するカンデラリオはMMA 8勝（2KO/3一本）1敗の30歳。ローカル大会のCESを主戦場とし、UFCのデイナ・ホワイト代表の選手発掘番組「コンテンダー・シリーズ」に2度出場。昨年8月の同番組の試合で判定1-2で惜敗したが、UFCとの契約を獲得し、平良同じく今回がUFC初戦だ