Krush 6.30 後楽園ホール:郷州征宜、武尊戦の苦い経験活かし島野浩太朗との防衛戦は「冷静に」。軍司泰斗「課題は減量だけ。1RでKOして郷州さんにつなげたい」
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Krush.89(6月30日(土)後楽園ホール)まで1か月を切った5月31日、東京・K-1ジム総本部にて、Krushスーパー・フェザー級王者・郷州征宜、同バンタム級王者・軍司泰斗が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真 (C)Good Loser)
スーパー・フェザー級王者 郷州征宜、初防衛戦のテーマは“冷静”
「落ち着いて冷静に戦えば、自然と勝ちもついてくる」
パンチャーの挑戦者・島野浩太朗への対策か、公開練習のミット打ちではミドル、ヒザを重点的に繰り出していた郷州。3月の「K’FESTA.1」には、すでに島野が挑戦権を獲得している状態で第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場し、準決勝で武尊に敗れている。
今回は「タイトルマッチというより復帰戦というのが大きい。挑戦者の気持ちで臨めると思います。その結果、K-1ではできなかった王者らしい試合ができれば」と郷州。K-1で感じた課題は「冷静に闘えなかった」というもの。それ以降「気を引き締めて練習できています。テクニックどうこうではなく、試合で自分の動きを出すことを重点的に意識しています」という。
そのことは、島野戦に向けても重要なポイントだ。島野は山本直樹との挑戦者決定戦で1RKO勝ち。郷州は「気合いの入り方が凄かったですし、記者会見でも眼光が鋭かった」と島野についてコメント。そして「島野選手は一発が強い選手なので、落ち着いてやりたいです。一発をもらっちゃうと危ないので、冷静に闘えば自然に勝ちもついてくると思います」。
K-1での敗戦であらためて気を引きしめた郷州は、練習の充実ぶりから「6月30日には過去最高の自分が見せられると思います」とも。さらに同大会でタイトルマッチを行う同門の軍司泰斗について、本人も会見を見ている前で「他のタイトルマッチより目立った試合をしたい。ウチの泰斗も出るので、後輩にナメられない試合をしないと。泰斗のほうが目立っちゃうと調子に乗りますからね」とニヤリ。
女子アトム級タイトルマッチも合わせ3大タイトルマッチが実施されるこの大会、それぞれの試合がどんなインパクトを残すのかにも注目だ。
バンタム級王者・軍司泰斗、初防衛戦で1RKOを宣言!
「金子選手は3Rでいけそうと言ってましたけど、僕はそこまでかけるつもりはない」
金子晃大との初防衛戦へ向けて、梶原龍児代表のミットにキレのいいパンチを打ち込んだ軍司。「ケガなく順調に練習できてるので、いい結果が出せると思います」とコメント。パンチのミット打ちを披露したのも「何で倒したいかといったらパンチで倒したいので」。
挑戦者の金子はキャリア5戦5勝、昨年11月の挑戦者決定戦で豊富な戦歴を持つ出貝泰佑に競り勝ってタイトルマッチに駒を進めてきた。軍司は「5戦5勝は凄いなというのはあります」としながら「5戦はまだ浅い。僕としてはもっと上の選手とやりたかったですね」とも。
それだけ自信があるのは、自分の現在の力に手応えがあるからだ。Krush王者になると、K-1でも2連勝。しかも階級が上のスーパー・バンタム級で勝っている。
「僕にとっては試合よりも減量のほうが厳しい。(課題は)そこだけです」と軍司。「体重(調整)さえうまくいけば倒せる相手ですね」。また軍司は、金子の公開練習でのコメントをチェック済みだという。「相手は3Rでいけそうって言ってましたけど、僕はそこまでかけるつもりはないので。1Rで」と初回KOも宣言してみせた。
今回は女子アトム級、スーパー・フェザー級とタイトルマッチが3試合並ぶだけに「その中で一番いい試合を」という気持ちも強い。特にスーパー・フェザー級のチャンピオンは同門の郷州。軍司としては「僕の試合のほうが先だと思うので、KOして郷州さんにつなげたいですね」という思いもあるようだ。
王者ではあるが、選手として今も上昇カーブを描いている最中の軍司。その勢いを、このタイトルマッチでも見せつけたい。
対戦カード
Krushスーパー・フェザー級(-60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
島野浩太朗(菅原道場/挑戦者)
Krushバンタム級(-53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
金子晃大(K-1ジム・シルバーウルフ/挑戦者)
Krush女子アトム級(-45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
松下えみ(T-KIX GYM/王者、J-GIRLSピン級(-45.36kg)王者)
443(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者、KOSピン級王者、J-GIRLSピン級4位)
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
安保璃紅(team ALL-WIN/元王者)※TRY HARD GYMから所属変更
覇家斗(K-1ジム・ウルフ)
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI ONO KREST/K-1甲子園’16 -60kg優勝)
横山 巧(リーブルロア/K-1甲子園’16 -60kg準優勝)
スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI ONO KREST)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)
バンタム級(-53kg) 3分3R(延長1R)
出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
隼也ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/WPMF日本バンタム級王者)
スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)※K3Bから所属変更
ヘビー級 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジムFUKUOKA)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
プレリミナリーファイト バンタム級(-53kg) 3分3R
晃貴(K-1 GYM SAGAMI ONO KREST)
桑田裕太(Ωmega)
プレリミナリーファイト スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R
眞暢(TEAM ONE LINK)
蓮實 光 [はすみ ひかる](パラエストラ栃木)
プレリミナリーファイト バンタム級(-53kg) 3分3R
久保田悠俉(A-BLAZE×KICKGYM)
橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス/第16回K-1アマチュア チャレンジAクラス-55kg優勝)
概要
日時 2018年6月30日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(生中継 18:00~22:00)
チケット料金 SRS席15,000円(残りわずか) RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円(前売り完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/