Krush 7.22 後楽園ホール:日中対抗戦第2弾 卜部弘嵩は-58.5kg、佐々木大蔵は-64kg。左右田泰臣、髪切りマッチを提案。レオナ・ペタスは「過去一番強い相手」と。山本直樹も再起戦
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Krush.90(7月22日(日) 後楽園ホール)で「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の第2弾が行われることになった。昨年7月大会での対抗戦では中国勢が4勝2敗で勝ち越し。前回の大将戦で負けた卜部弘嵩が連続出場するほか、日本は佐々木大蔵、左右田泰臣、レオナ・ペタス、山本直樹と実力者を揃え、中国側もジャオ・チョンヤンら注目の初来日勢が殴り込みをかける。
5月18日の第1弾カード発表会見には中国から選手を送り込む「武林風」のファウンダー(創始者)ウー・リーシン氏、日中の選手派遣を仲介する岩熊宏幸・CFP(チャイニーズ・ファイティング・プロモーション)代表が出席。岩熊氏は「武林風は2004年に創始され、中国で一番古く、規模が大きく、厚い選手層の団体です。武林風の成功が無ければ、今の中国の他のプロモーションも無かったと言っていいと思います。散打が主体だった中国で、ウーさんは一早くK-1ルールに着目し、定期的にイベントを行い、選手層が厚くなりました」とウー氏の実績をアピールした。(上写真は昨年の対抗戦の閉会式での中国選手団)
ウー氏は「11月のビッグイベントで、中国・日本・韓国のトップ選手を一同に会したトーナメントの開催を計画しています。Krushからも出場してもらいたいです」「3月の武林風の-60kg 1DAYトーナメントで優勝した朝久裕貴選手が、6月のK-1のフェザー級王座決定トーナメントに出場しますが、そこでも優勝して、2つのベルトを持って再び中国に参戦してもらいたいです」と話し、日本側への期待の高さを示した。
会見では以下の5カードが発表された。対抗戦のほか2試合は後日発表される。
-58.5kg契約
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級(-60kg)王者)
シュエ・シェンジェン [Xue Shenzheng](中国/一龍奥宇ジム/CFP)※20歳/161cm/オーソドックス/21戦12勝(1KO)9敗
-64kg契約 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級(-62.5kg)王者)
ワン・ジーウェイ [Wang Zhiwei](中国/星武創新ジム/CFP)23歳(試合時)/175cm/オーソドックス/36戦28勝(7KO)8敗
スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級(-65kg)王者)
メン・グォドン [Meng Guodong] (中国/陝西問心ジム/CFP) ※24歳/174cm/サウスポー/33戦27勝(5KO)6敗
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/英雄伝説アジア-60kg級トーナメント’16優勝)
ジャオ・チョンヤン [Zhao Chongyang](中国/一龍奥宇ジム/CFP) ※21歳(試合時)/172cm/オーソドックス/28戦20勝(10KO)8敗
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(優弥道場)
ワン・ジュンユー [Wang Junyu](中国/星武創新ジム/CFP) ※29歳/170cm/サウスポー/12戦8勝4敗
弘嵩と対戦するシュエ・シェンジェンは朝久裕貴が優勝したトーナメントのリザーブファイトで朝久泰央に判定負けしたが、5月5日の武林風ではKRESTの三輪裕樹をKOしている。弘嵩は60kgから58.5kgに体重を落としての試合。宮田充K-1プロデューサーは「昨年大将戦で敗れたので、今年も大将戦を務めて欲しい。しっかり落とし前をつけて欲しいと話す」
弘嵩は「去年はちょっとやっちゃったんで、仕切り直しで大将戦を頑張ります。K-1フェザー級(-57.5kg)を見据えての試合で、しっかりいい勝ち方をして、お客さんを喜ばせて、K-1にもう一度行きたいです」「3月のK-1の皇治戦で負けましたけど、僕の中では勝ったと思っているんで。判定に関しては言う権利も、何も言う気もないですけど。もう60kgはやりきった感じもあるし、新しい所(階級)でもう一回暴れたい気持ちもあります」と話している。
佐々木大蔵の相手のワン・ジーウェイは過去に武林風で泰斗、東本央貴をKOし、瑠輝也には判定負けしたが、瑠輝也をして「もうやりたくない」と言わしめた強豪だ。佐々木は「今回は-64kg契約で、-65kg(スーパー・ライト級)を見据えています。-63kgはキツキツな感じでした」「前回ゴンナパーに負けて、再起といえば再起ですけど、そんなに思っていなくて、まだ成長中で、別に落ちたとは思っていないです」と話した。
左右田泰臣の相手のメン・グォドンはミャンマーラウェイの経験者で、岩熊氏によると「ハートが強く滅多なことでは倒れない」とのこと。スキンヘッドのウー氏の隣に座り、左右田は「敗戦チーム代表者髪切りイリミネーションマッチを提案します」と話し、関係者をヒヤヒヤさせたが、「代表者は選手でもいいです・日本は僕が代表でもいいです」と補足すると、ウー氏は「中国に帰ったら選手たちに『負けたら頭を剃れ』と伝えますよ」と笑顔で返答。実際にそうなるかはわからないが、左右田の独特の言動が2か月後の試合に向けて少しずつ中国にも伝わるうちに、対抗戦に新しい味を加えるスパイスとなりそうだ。
左右田自身は3月のK-1での中澤純との再戦で返り討ちに遭って以来の試合。「マスクマンになってから勝ったり負けたりの繰り返しで、スランプと言われたこともあったんですけど、僕から言わせたら『負けちゃいけないですか?』って感じです。勝ったり負けたりしていくことが人生で、負けてからいかに進んでいくかが大事で、3月負けたけど止まってもないし、むしろ進んでいるつもりなので、しっかり見せたいです」と、持論を展開した。
今回参戦する中国勢で最も注目されそうなのが、レオナ・ペタスの相手となるジャオ・チョンヤンだろう。現在20歳で、28戦20勝(10KO)8敗と今回来日する中国勢の中では最もKO率が高い。3月の武林風-60kgトーナメントではタイの選手とハビエル・エルナンデスをいずれも1R KOし、決勝では延長Rに朝久裕貴の飛び膝蹴りでマットに沈んだ。最近では大雅が初戦敗退した5月13日のKunlun Fight -61.5kgトーナメント一回戦で、梅野源治に勝ったことのあるタイの強豪・セクサン・ソーマイに判定勝ちしている(準決勝は負傷のため棄権)。
レオナは「26歳になって最初の試練です。過去一番強い相手なので、気合入れて頑張ります。前K-1王者の大雅選手が出たKunlun Fightで、その選手(チョンヤン)は二回戦まで上がって、成績では(大雅より)上になるので、強いと思っています。日本で名前を知ってもらいたいと思っていましたけど、世界に名前を売るチャンスです。最近の僕は勝っているとか関係なく、気持ちを引き締めて頑張りたいです」と意気込みを語った。
山本直樹の相手・ワン・ジュンユーは、3月の武林風のトーナメントの一回戦でハビエル・エルナンデスに延長判定負けした選手。山本は「日中対抗戦に出られてうれしいです。初めて海外の選手と戦えてうれしいです」「3月の-60kg挑戦者決定戦(島野浩太朗戦)で1R KOで負けて、すぐ練習を始めても気持ちが落ち込んでいたんですけど、支えてくれている方から『また次も頑張って』という暖かい言葉をかけていただいたので、気持ちを切り替えて、7月はしっかり仕上げて勝ちたいです」と抱負を述べた。
概要
日時 2018年7月22日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/