修斗 4.15 高松シンボルタワー：藤川智史×福田龍彌、武井徳之×SHOTA 直前インタビュー

　プロ修斗 FORCE 09（4月15日（日）香川・高松シンボルタワー展示場）のバンタム級3R・藤川智史（愛媛/和憬蛍雪会）vs. 福田龍彌（京都/MIBURO）、ストロー級2R・武井徳之（香川/讃州四心會）vs. SHOTA（福岡/総合格闘技道場STEAM）の2試合4選手の直前インタビューが主催のTORAO NATION STATEから届いた。

藤川智史「フィニッシュにもこだわってバチバチの試合を！」

――藤川選手は今回が初めてのメイン出場になります。プロ修斗デビューから4年目になりますが、一つの興行を締めくくるメインイベントを任された気持ちはどうでしょうか？
「今までは判定でも「勝てたらいいか」という気持ちでした。でもメインの選手というのはみんなKOか1本で決めてきますよね。そういうフィニッシュにもこだわって試合をしたいと思います。」
――藤川選手として理想的なメインはありますか？あれば具体的に聞かせて下さい。
「自分が前回出場した「FORCE08」のメイン直撃我聞（愛媛/HOPE）と奇天烈（大阪/修斗GYMS直心会）はキッチリKOで決めたので、あれを見たら自分にはあんな試合が出来るのかと、正直いろいろ思うところはありました。」
――今回の相手は前回対戦した「エダ塾長こうすけ」と同じMIBURO所属の福田龍彌（世界フライ級ラインキング9位）です。この対戦に向けて福田選手は階級を上げて来ますね。
「前に見た時も体を絞り込んで来ていたので、フィジカル的にバンタムでも負けないと判断して上げて来るのだと思います。」
――福田選手は昨年の4月「FORCE07」でパク　ミンゼ（韓国/セントラルリーグ）に1ラウンドでKO勝ちしています。その時の試合はご覧になったと思いますが、福田選手にはどんな印象を持っていますか？
「やっぱり打撃の圧が強くて、パンチの当て感とかもいいと思います。寝かされてもすぐに立って来そうな感じがしますね。」
――この「FORCE09」が藤川選手にとって今年最初の試合になる訳ですが、この1年はどんな目標を持っていますか？
「今のバンタム級は本当に混戦しているのですが、ランキングに入れるように一つひとつ勝って行って最終的にはベルトに絡んでいけたらと思います。
ランキングに入っているようなレベルの選手達はどういう感じなのか・・・やってみたいですね！」
――最後にご来場されるファンの皆様へ向けて一言お願いします。
「バチバチの試合をするので楽しみにして下さい！」
　　
　　

福田龍彌「こいつはヤバい！と思わせられる試合をします！」

――今回は階級を上げての試合となりました。減量以外のところでいつもと違う部分はありましたか？
「減量に対する焦りが無いです、まったく。したいことが出来るじゃないですが、自分のスキルの向上とか。フライでやっている時は体重が気になって、そちらがメインになってしまいます。体重が気になってご飯が食べられないとか、そういうストレスも無く、のびのびとやれている感じです。」
――藤川選手はフィジカル面も気にしている様子でした。
「フィジカルだけじゃなくて、ちゃんと自分の武器を活かして闘いと思っています。
相手の階級が上でも下でも、自分のファイトスタイルは変わらないです。」
――藤川選手は昨年12月に同じ道場のエダ塾長こうすけと対戦していて、その時は福田選手がセコンドに付かれていましたが、藤川選手にどんな印象を持たれましたか？
「ん……塾長の試合はいつもヒヤヒヤするんです(笑)　藤川選手のことよりも塾長大丈夫か？みたいな方が大きかったですね(笑)　でも塾長の強さはいつも練習しているからよく分っていますから、その塾長に引分けた藤川選手は強いと思います。オファー受けたのも、たとえ同じフライ級でもそそらない相手じゃないとやっていないです、僕は。セコンドした試合もエエ試合したなと思うし、他の試合も見ていますけど気持ちとフィジカルが強いという印象です。試合が楽しみです！」
――この試合が終われば階級をフライに戻すと思いますが、この激戦区のフライ級で対戦してみたい選手はいますか？
「凄い選手ばかりですが、ランキングが上の選手とはやりたいですね。特にトップ3の選手とは。みんな強い選手ばかりですが、その分実力が飛び抜けている様なヤバい選手はいないと思っています。でも吉朗さんなんかレジェンドやし、自分が格闘技始める前からトップを走って来てる選手ですから、そういうレジェンドな選手に胸を借りるというか、自分のキャリアの中でも1試合やりたいですね。自分は試合の間が空いているので、なかなか上に行けないのは仕方ないと思っているんです。怪我もしたし、顎も折れたし・・・顎折れた時に何もしなかった訳ではないです。なんなら顎折れた時より強くなっていると思っています。自分としては今のこのランキング順位にいるのは嫌ですから、純粋に上の選手とはやりたいですよね。今注目されている選手がこの階級にはいっぱいいるじゃないですか。そういう選手達とはやりたいですね！」
――6月17日で大阪大会も発表されました。
「楽しみですよね、大阪大会。でもまずは目の前の試合です！4月15日は「FORCE」が楽しみです(笑)　メインの仕事はしっかり果たしたいです。藤川選手と会場を盛り上げます！」
――最後にご来場されるファンの皆様へ向けて一言お願いします。
「試合前に大口叩くのは好きじゃないんであまり大きなことは言わないですが、口で言わへん分しっかりと試合で見せれるようにします。「こいつはヤバい！こいつは絶対上に行く！過小評価されとんな！」と(笑)　そういう試合をします。試合見に来て下さい！
美味しいうどん食べに来て下さい(笑)」
――それエダ塾長選手もそれ言ってましたね(笑)
「塾長の代わりに頑張ります！(笑)」
　　
　　

武井徳之「四国を盛り上げたい気持ちがあるので、ここは踏ん張って行こうと思います」

――昨年12月の「FORCE08」に続いての出場となります。まずは前回の大会についてお聞きしたいのですが、あの大会では徳島のMMA Zジムから高校生トリオのデビューや最年少プロデビューなどがありました。アマでも若い四国の選手が増えるなど、ここに来て盛り上がりを見せていると思います。四国軽量級のパイオニアである武井選手から見て、今のこの四国の状況をどのように見ていますか？
「四国が盛り上がって若い選手が出て来ているのは嬉しいです。自分もあともう少し頑張って、四国を盛り上げられたらという気持ちがあるので、ここは踏ん張って行こうと思います。若い子は勢いがありますけど、気持ち的にはまだまだ若い奴らには負けられないという意地があります。こちらには経験があるのでそれを活かしてやって行こうと思います。」
――その若い奴らに胸を貸してやろうという気持ちはありますか？
「(笑)とくにまだそれは考えていないですね。」
――今回の対戦相手は2011年の新人王トーナメント準決勝で対戦したSHOTA、じつに7年ぶりの再戦となります。この試合に向けて何か特別な思いとかはありますか？
「そうですね、このお話を頂いた時はリベンジのチャンスがついに来たと思いました。」
――前回の試合展開とかは覚えていますか？
「試合中に自分の中ではこれは勝てるなと思っていました。ところが終盤に一発膝をもらい(笑)パックリと額が切れました。そこで首を取られましたけど、血が出ていてそこをあまり覚えていない感じですね。今考えても無念ですが、ここでチャンスをもらえたので活かしたいと思います。」
――ここ最近の武井選手を見ているとコンディション作りが難しくなっているように思うのですが？
「そうですね、やはり年齢を重ねて行くごとに波があり、その波の間隔が短くなって来ている感じがしています。身体を作るのは難しくはなっていますね。練習で痛めたところがあれば、そこには負担のかからないようなメニューにしたり工夫をしています。」
――武井選手は他競技の柔術やキックボクシングに出場とか考えたりしませんか？
「柔術はしたことないんです(笑)　興味はありますけど。グラップリングはコンディションよければ出たいと思っています。」
――最後にご来場されるファンの皆様へ向けて一言お願いします。
「最近勝てていないのですが、地元の友達や知人がたくさん見に来てくれるので、見に来てくれたら自分の勝ち姿を見せたいです。年齢的にいつまで出来るか分らないのですが、もう少し頑張ってみるので応援をよろしくお願いします。」

SHOTA「判定でも完勝。ランカーになることという明確な目標があります！」

――昨年末12月の「FORCE08」から連続参戦になります。前回は永井美自戒（大阪/総合格闘技道場コブラ会）相手に抑え込まれて何も出来ないで終わってしまったという印象でしたが。
「そうですね、前回は全く打撃が出来なくて….抑え込まれてしまって、塩試合というか何もさせてもらえませんでした。僕もそうなのですが、見ていたお客様も面白くなかったと思います。」
――それについては今回対策が出来たということでしょうか？
「そうですね、下になった時でもじっとしていないで、アグレッシブにもっともっと攻撃を仕掛けて動けるようにしたいと思います。怖がらずに攻めに徹したいと思います。
ここは特に気持ちの面だと思っています。」
――そして今回の相手は7年ぶりの再戦となる武井徳之（香川/讃州四心會）です。
この試合について何か特別な思いはありますか？
「7年前の前回の試合は、最後の最後でスリーパーが極まり1本勝ち出来たのですが、そのまま判定になれば負けていた試合だと思っています。だから今回は判定でも完勝出来るように、1ラウンドからしっかり攻めて行きたいと思います。」
――SHOTA選手は福岡県北九州市内で「総合格闘技道場STEAM」の代表をしながら選手を続けていますが、自身は選手としてどこまでを目標としていますか？　またSTEAMという道場をどんな道場にして行きたいですか？
「STEAMは常設としてやっているので、クラスを見て指導をしていると自分の練習が出来ないのが現状です。ウチの会員さんはアマ選手として試合に出るとかでは無くて、自分の余暇の時間を使って格闘技を趣味として楽しむという志向の人が多いですね。みんなに混ざって自分の練習とかは出来ないです、指導がメインになります。
僕の選手としての活動は、近くに「パーソナルスタイルス」という道場があるので大山さん（アパッチ小次郎）にお世話になっています。そこでは選手としての練習がしっかりと出来ているので、環境的に悪いとかは捉えていないです。
選手としての目標の一つとしては、ランカーになることという明確な目標があります。」
――最後にご来場されるファンの皆様へ向けて一言お願いします。
「去年はこの「FORCE」のリングに2回立たせてもらったのですが、2回とも面白くない試合をしてしまいました。今回はセミファイナルということなので、セミファイナルの仕事をしっかりして会場を沸かせたいです。寝技でも打撃でも見応えのある試合をしたいと思っていますので、皆さん応援を宜しくお願いします。」
　　
　　

対戦カード

バンタム級　5分3R
藤川智史（愛媛/和憬蛍雪会）
福田龍彌（京都/MIBURO）

ストロー級　5分2R
武井徳之（香川/讃州四心會）
SHOTA（福岡/総合格闘技道場STEAM）

ストロー級　5分2R
安芸柊人（徳島/MMAZジム）
ふじい☆ペリー（広島/総合格闘技道場BURST）

2018年新人王決定トーナメント・ストロー級1回戦 　5分2R
石原慎之介（徳島/MMAZジム）
斉藤康太（東京/パラエストラ小岩）

フライ級　5分2R
高岡宏気（香川/トイカツ道場香川支部）
堀川滉介（高知/TEAM 一領具足）

バンタム級　5分2R
別所竜也（徳島/アンドレイオス）
近藤洋平（広島/総合格闘技道場BURST）

バンタム級　5分2R
Nori（山口/有永道場 Team Resolve）
浅利孝政（広島/総合格闘技道場BURST）

フェザー級　5分2R
割石晃次（徳島/MMAZジム）
ムテカツ（兵庫/総合格闘技道場ゴンズジム）

フェザー級　5分2R
佐藤公智（徳島/MMAZジム）
田原樹也（鳥取/PUREBRED鳥取）

フェザー級　5分2R
有川大介（鹿児島/パラエストラ小岩）
國頭　武（広島/総合格闘技道場BURST）

トライアウト　フェザー級　3分2R
一水浩二（宮崎/近田道場）
岸田和大（滋賀/MIBURO）

概要

大会名　プロフェッショナル修斗公式戦香川大会「FORCE 09」
日程　2018年4月15日（日）開場14:00　開始15:00
チケット料金　SRS席￥10000　RS席￥8000　S席￥6000※　A席￥5000　※3歳以上はチケットが必要となります。※大会当日は全席種500円増し
チケット発売所　チケットぴあ　出場選手所属ジム　Torao Nation State
お問い合わせ　TORAO NATION STATE（Tel.087-887-5348）　TNS岡山事務局（Tel.0868-24-8037）