RISE 1.13 後楽園ホール:鈴木真彦「那須川選手へのリベンジを忘れたことはありません」、良星「鈴木選手がいたからここまで強くなれました」
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RISE 136(1月13日(月/祝) 後楽園ホール)のメインイベント、RISEバンタム級(55kg)タイトルマッチで対戦する鈴木真彦(山口道場/王者)と良星(平井道場/1位)のインタビューがRISEクリエーションから届いた。鈴木は4月から開幕するアジアトーナメントにエントリー。優勝者には那須川天心との対戦権が与えられるため、15年に天心に敗れている鈴木はリベンジに向けて負けられない戦いが続く。対する良星も18年に鈴木に敗れており、「キッチリとリベンジしたい」と話し、アジアトーナメントに関しても「今回しっかり勝って僕も出場権をとりたい」と語る。
鈴木真彦「ここで負けたら意味がない。那須川選手に勝てるのは僕しかいない」
RISEバンタム級タイトルマッチで良星を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う鈴木真彦。現在、17連勝と脅威の連勝記録を持つ鈴木が狙うは那須川天心へリベンジのみ。その意気込みを語った。
――2019年を振り返ってもらいたいのですが、4戦4勝(3KO)と全勝でした。ご自身にとってどういう1年でしたか。
鈴木 とりあえず勝てて全勝できたことは良かったのですが、全試合をKOで勝ちたかったので最後の試合(2019.9.16田丸辰戦)だけ判定決着になり、去年最後の試合をいい形で締められてないので悔しかったですね。
――2015年1月25日の工藤政英戦以来の延長戦にもつれ込む接戦となりました。
鈴木 めちゃくちゃしんどくて、最後は気持ちだけで戦っていたのであまり覚えていません。試合が始まったばかりということもあり、田丸選手の動きが速くて全然見えてなく、1Rにいいものを一発もらったことでペースが崩れてしまいました。あのパンチは効いたというよりも、ビックリした感じでした。それまでKO決着が続いていたことで倒す自信もあったのですが、王者対決ということで周りから期待されていてそこで空回りしてしまったのかなとも思います。
――練習はどのくらいで再開したのでしょう。
鈴木 試合では大きなケガもなかったので、すぐに練習を再開しました。
――次に良星戦に向けて強化していることはありますか。
鈴木 田丸戦では、1Rから集中力を切らさないようにしなきゃいけないなということが課題になったので、集中力、全体的なレベルアップをしています。一番レベルアップしたところですか? それは試合を見てもらったらわかるんじゃないかと思うので、楽しみにしていていて下さい。
――良星選手とは2018年7月16日、第7代RISEバンタム級王座決定トーナメント一回戦で対戦し判定勝ちしています。当時はどういう印象がありますか。(写真はその試合の前日計量)
鈴木 田丸選手と同じく良星選手も速くて、結構頑丈なイメージがありますが、相手のことをは特に考えていません。
――最近の良星選手の試合は見てますか?
鈴木 パワーは以前よりも付いた印象がありますが、良星選手も結構前に来るタイプなので気持ちは強いのかなと。以前対戦した時とあんまり変わってないのかなとも思います。
――田丸選手と同門ということでやり辛さは?
鈴木 万全に対策してくると思うのですが、そう来られてもいいように練習量はバッチリなので問題ないです。
――今回は前哨戦となり、4月から開幕するアジアトーナメントを控えています。
鈴木 そうですね。良星選手は僕に勝ってトーナメント出場権を狙ってくるかと思うのですが、そうはさせません。トーナメントではただ勝つのではなく、しっかりインパクトを残した上で勝ち進んで優勝したいと思います。
――現在、鈴木選手の他にISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗選手、元ルンピニー二冠、元ラジャダムナン二冠のパジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジムの参戦が決定しています。
鈴木 志朗選手も気になっていますが、タイ人もめちゃくちゃ強いと聞いています。
――もしパジャンチャイと対戦すればタイ人との対戦は初になりますね。
鈴木 パジャンチャイの映像は見ていません。怖さもありますが、楽しみな部分が大きいですね。まずは目の前の良星戦に集中しています。
――やはり、トーナメントの先に見据えているのは那須川天心選手へのリベンジ?
鈴木 そうですね。今17連勝中ですがここで負けてしまったら意味がないので、何としてでもトーナメント優勝して那須川選手への挑戦権を獲得します。僕がここまで勝ち続けていられるのもあの敗戦(15年のBLADEのトーナメント一回戦)があったからこそ。あれから那須川選手へのリベンジを忘れたことはありません。那須川選手に勝てるのは僕しかいないと思っているので、トーナメントではぶっち切りで圧倒するだけです。トーナメント優勝賞金額も凄いと思いますが、そんなことも意識していません。
――どういう1年にしたいですか?
鈴木 2020年はいい形でスタートできるようにしっかりとKOして防衛したいと思います。そしてトーナメントでは僕が優勝しないと面白くないと思うので、それまでの1試合1試合を楽しみにしといて下さい。
良星「鈴木真彦選手に一度敗れたからこそ、僕はここまで強くなれました」
時は来た。RISE136で王者・鈴木真彦に良星が挑戦するRISEバンタム級タイトルマッチが実現する。 一昨年7月の初対決では鈴木に辛酸を舐めさせられた良星は「必ず勝つ」と覚悟を決めていた。(聞き手・布施鋼治)
――現在7連勝中と絶好調です。そしてようやくタイトルマッチが決まりました。
良星 前回の試合(2019.9.29結城将人戦)前から僕は「勝ったら鈴木選手に挑戦したい」ということを主張していました。そして結城戦に勝ったらRISEサイドも「鈴木選手が受けてくれたら、タイトルマッチをやりましょう」と承諾してくれたので、今回やることになりました。
――鈴木真彦選手とは18年7月から始まった王座決定トーナメント一回戦で良星選手を撃破。そのまま優勝して、その後も王座を防衛し続けています。第三者から見ても、ベルトの価値は一層高まったかなと思います。
良星 そうですね。ベルトも本当に欲しいという思いも強いけど、それよりひとりの男として鈴木選手を倒したいという思いの方が強いです。一回負けている相手に負けたままで終わりたくない。キッチリとリベンジしたいです。
――語気に力が入っていますね。
良星 目の前の一戦一戦に集中したおかげで、ここまでこれました。大変だったというより、やるべきことを試合が終わってからもやり続けた成果だと受け止めています。平井会長もずっと指導してくださって、「あの試合はここが良かった」「この試合のダメなところは修復しないといけない」という感じで研究を重ねてきたことも大きかったと思います。ずっと自分を磨いてきた感じがします。
――負けてから一層強くなった?
良星 間違いなくそうですね。そういう意味で僕は鈴木選手に感謝しています。鈴木選手がいたからこそ、僕はここまで強くなれました。本当にリスペクトしています。しかも僕に勝ってから鈴木選手はずっとチャンピオンでいてくれました。
――初対決から1年半の月日が経ちました。自信のほどは?
良星 この一戦に向け、かなり練習もしています。作戦も練っているので、必ず倒します。仮に5ラウンドまでもつれ判定になったとしても勝てる練習をしています。
――現在の鈴木選手に対する評価は?
良星 強い。本当に最高の選手だと思います。礼儀正しいし、勝っても納得いかないと泣くし。聞いた話だと、本当に努力家ですよね。
――昨年9月に実現した鈴木VS田丸辰の一戦はどう評価しますか?
良星 そうですね。辰も健闘した一戦だったけど、やっぱり鈴木選手が強かったですね。1ラウンドに辰のスピードに若干翻弄されバチーンとストレートをもらってフラついたところもあったけど、全く取り乱さなかったですし。そして2ラウンド以降は自分のペースを貫いて闘っていたじゃないですか。僕もスピードは早い方だと思うので、相手に付き合わずパパッと動いて攻めていきたい。
――客観的に見て良星選手が鈴木選手より上回っている部分としてスピードを挙げる識者は多いと思います。
良星 そうですね。スピードが一番ですかね。一回闘ってわかったことは鈴木選手はバチバチに打ち合ってくれると思ったら、そうではなくすごく賢いことがわかりました。
――同門の山口兄弟は肉を斬らせて骨を断つ戦法を得意とするけど、鈴木選手は違うと?
良星 そうなんですよ。避けるべきものはしっかり避けている。もらったらいけない攻撃は絶対もらわない。なおかつ行けるタイミングではパパッと行きますよね。
――初対決で他の選手との違いも感じた?
良星 蹴りはあんまり違いを感じなかったけど、パンチは固かったです。そういう印象でした。
――今年は4月に予定されている大阪大会からRISE ASIA SERIES 2020 -55kg級トーナメントもスタートします。
良星 すでに鈴木選手の出場は決定しているので、今回しっかり勝って僕も出場権をとりたいです。
――鈴木選手もいれば、志朗選手もエントリーしています。
良星 楽しそうなトーナメントですよね。
――相手が強ければ強いほどやりたくなる?
良星 そうですね。相手が強ければ強いほど「自分が闘ったら、どういう試合ができるんだろう」と考え立てしまいます。鈴木選手と志朗選手は全然タイプが違うからなおさらそう思います。
――ほかにルンピニーとラジャのスーパーフライ級とフライ級の元王者パジャンチャイ・PKセンチャイムエタイジムの出場も決定しています。
良星 パジャンチャイ選手はすごく強いと聞いているので、やってみたいと思いますね。今回のタイトルマッチが終わったからといって、一休みするわけにはいかないです。
――この年末年始の過ごし方は?
良星(キッパリと)返上しました。僕は誕生日が1月なんですよ。ちょうど試合の5日後。その日だけちょこっとゆっくりできればいいです。いまは練習三昧の日々を送っているけど、全然苦ではないです。逆に楽しいです。
――年末年始に友達と遊ぶより?
良星 だって僕の人生がかかっているので。RISEのチャンピオンベルトを獲る獲らないで、その後の人生は変わってきます。だからここで妥協したくないです。
――いまは仕事もセーブして練習中心の日々?
良星 2カ月前(10月)にアルバイトは辞めました。ここ(平井道場)で指導員はやっているので、指導料はいただいています。前回の試合でわかったこともあるので、僕もちょっと頭を使って闘おうと思っています。
――自分がRISEのベルトを巻いている夢を見ることは?
良星 それがめっちゃあるんですよ。試合をしている風景が夢に出てきます。試合の途中で気持ちが高ぶって起きてしまうこともあります。今までそういう夢を見ることはなかったけど、最近は本当に見ますね。
大会前日 公開計量を一般無料公開
当大会も前日公開計量と記者会見の模様を一般無料公開しますので是非ともお越し下さい。
<公開計量・記者会見 情報>
・日時 1月12日(日)13時45分入場受付・14時公開計量より開始
・会場 第一ホテル両国・清澄の間
・住所 〒130-0015 東京都墨田区横網1-6-1‐5F
・交通 JR総武線『両国駅』より徒歩6分、都営大江戸線『両国駅』A1出口直結
・ほか 会場アクセス https://www.dh-ryogoku.com/smart/sma00600.html
対戦カード
第9試合 メインイベント RISEバンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
鈴木真彦(山口道場/王者、WBCムエタイ日本統一バンタム級王者)※初防衛戦
良星(平井道場/1位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
第8試合 セミファイナル RISE第6代ライト級(63kg)王座決定戦(RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場者決定戦) 3分5R(無制限延長R)
秀樹(新宿レフティージム/1位、K-1 REVOLUTION FINAL -65kg級世界王者)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/2位、Road to RIZIN KICK Tournament(2018 58kg)優勝)
第7試合 RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
京谷祐希(山口道場)
~休憩~
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/4位)
澤谷大樹(HAWK GYM/6位)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
SEIDO(Lara-Tokyo/同級13位)※Team ORCAより所属変更
中澤良介(TRY HARD GYM/16位、2019年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)
第3試合 RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
直樹(BRING IT ONパラエストラAKK/RISEライト級(63kg)級4位、スック・ワンキントーン スーパーライト級王者)
山口侑馬(山口道場/RISEスーパーライト級(65kg)1位、元INNOVATIONライト級王者)
第2試合 RISE WORLD SERIES 2020 -63kg出場決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/RISEライト級(63kg)3位)
髙橋一眞(真門ジム/NKBライト級王者)
第1試合 ライト級(63kg) 3分3R
畑中健太(蹴空ジム)
KENTA(HAYATO GYM/JAPAN CUP 2016 -65kg級優勝)
オープニングファイト第2試合 61kg契約 3分3R
齋藤奨司(FIGHT FARM/2018年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝・大会MVP)
KAZUMA(KASHIMA DOJO)
オープニングファイト第1試合 バンタム級(55kg) 3分3R
七海貴哉(G-1 TEAM TAKAGI)
大森隆之介(EX ARES/JAPAN CUP 2019 -60kg級優勝)
概要
大会名 RISE 136(ライズ ハンドレッドサーティシックス)
日時 2020年1月13日(月/祝) 開場・17:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(生中継)
チケット料金 SRS席 15,000円(完売) RS席 10,000円(完売) S席 6,000円(完売) A席 5,000円(完売) 立見 4,000円(ぴあで販売) ※当日座席券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ イープラス 後楽園ホール
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/