KNOCK OUT 肘有りは「REDルール」、肘無しは「BLACKルール」に。2.11 大田で肘無し64kgトーナメント
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「KNOCK OUT 2020年戦略発表記者会見」が11月14日に東京都内で行われた。令和時代に突入した2019年5月からREBELSの山口元気プロデューサーがKNOCK OUTも指揮するようになり、両イベントの一体化が進んでいたが、2020年はその路線を強化する。肘有りは「REDルール」、肘無しは「BLACKルール」とし、肘有りでも王座を設立し、それぞれ赤と黒のベルトが作られる。階級名称も数字表記に改めるなど、「わかりやすさ」を強化する方針だ。2月11日(火/祝)の大田区総合体育館大会での64kg肘無し1DAYトーナメントの概要も発表された。
山口氏は「以前のKNOCK OUTは肘有りだけでやってきましたが、これからのKNOCK OUTは肘無しと肘有りの両方の立ち技の最高峰を目指します」「ポイントで勝っているからと最終ラウンドを流そうとする選手じゃなく、最初から最後まで倒そうとする意志を持った選手たちが集まる場所がKNOCK OUTと定義付けします」と説明した。
新生KNOCK OUTでは既に日菜太の肘無しルールの試合が組まれていたが、王座設立により、K-1とRISEと同じカテゴリーに本格進出する。だがKNOCK OUTの肘無し=BLACKルールは、REBELSルール同様、首をつかんだ状態からの膝蹴りの連打は可能なため、肘有り=REDルールの選手の参入がしやすい点で差別化が図られる。
階級区分は「スーパーバンタム級」が「55.5kg」に改称され、かつてのK-1・Krushのようになる。その他の階級の名称と体重の区切りは今後発表される。現行のREBELSの階級区分も2~3年かけてKNOCK OUTと統一される方向だ。
既に2月11日(火/祝)の大田区総合体育館大会の開催が発表されていたが、新たに9月12日(土)も追加され、この2大会が2020年のKNOCK OUT&REBELSの2大イベントとなる。2.11 大田は「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1」、9.12 大田は「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2」という、ナンバーシリーズ的な大会名となっている。大田以外の会場でもナンバーシリーズ出場選抜大会「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP REBELS」を開催予定で、スケジュールは未発表。REBELSの後楽園ホール大会(2/29(土)、4/24(金)、7/8(水)、8/30(日)、11/08(日))もナンバーシリーズ出場選抜大会となる。
「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1」2,11 大田大会の軸となるのは、肘無しのBLACKルール、64kg契約、8選手参加の1DAYトーナメント「無法島Presents KNOCK OUT 64kg Grand Prix」。REBELSを以前から応援している漫画家の森恒二さんの作品「無法島」が冠せられ、森さんは「私の漫画は『自殺島』等もそうですけどサバイバル物が多いので、選手たちもトーナメントでサバイバルしてほしいです」と話した。
出場決定選手は(写真左から)鈴木千裕、丹羽圭介、橋本悟、与座優貴、バズーカ巧樹の5名。山口氏は「倒し屋を意識して集めました。KNOCK OUTの未来を体現できる選手たちだと思います」と人選について語った。残り3選手と組み合わせは後日発表される。
◆鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)優勝)
有言実行します。全員KOします。判定じゃダメです。できるだけ時間をかけず、僕のダイヤモンドパンチで倒します。3人といわず正直7人全員とやりたいですね。丹羽選手のニワールドも崩壊させます。
◆丹羽圭介(TEAM KSK/REBELS 63kg級王者)
チーム・ニワールドの総力を結集し、格闘技が好きじゃない人も集まるような試合をして、この(REBELSの)ベルトの価値も上げたいです。クレイジーダイヤモンドの鈴木選手のパンチはニワールドに届くのかな?僕の無双ビートを使って、無双クレイジービートに巻き込みたいです。鈴木選手は若くてイケイケですけど、本当の苦しさはまだ味わっていないと思います。
◆橋本 悟(橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級王者)
前回10月のKNOCK OUTで千裕君に負けているのに、何でトーナメントに出るんだよと思われているでしょうし、悩んだんですけど、ここで勝ったら復活したと言えると思い、受けました。全部判定になってもいいので、とにかく根性の見える試合をします。同門の与座君とは一番やりたいし、やりたくない感じですね。2人で決勝に上がれたら最高です。
◆与座優貴(橋本道場/極真会館2017全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
キック転向1年足らずで大舞台に上がることができてうれしいですが、現状に満足せず優勝します。僕は空手出身なので、トーナメントは慣れていて、キックボクシングも6戦して慣れてきたので、延長にもつれたとしても、最後まで気持ちを見せて、全選手倒すつもりで戦います。決勝で悟さんとやれたら最高です。
◆バズーカ巧樹(菅原道場)
2月までに火薬交換に集中します。3試合ともバズーカ砲を命中させます。
また、良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-MUAYTHAIライト級王者)とスアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿ジム/REBELS-MUAYTHAIライト級暫定王者)のREDルールでの対戦も決定した。両者は10月6日のREBELS後楽園大会で良太郎の防衛戦で戦う予定だったが、良太郎が8月のKNOCK OUT大田大会で雅駿介にTKO負けすると共に、眼窩底骨折となり欠場。スアレックは雅と暫定王座決定戦を行い勝利した。本来、REBELSで王座統一戦が組まれるところだが、KNOCK OUTのリングでノンタイトル戦を行うことになった。良太郎は「2.11は事実上の統一戦で、勝った方がREBELSチャンピオンと言って相違ありません」「俺が負けたらベルトを返上します。そうすればスアレックが自動的に正規王者です。勝った方が正規王者でみんな文句無いと思います」と話した。スアレックは「いつも通り楽しい試合でガンガン行きます」と話した。
他にも日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)とぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の出場も決まり、対戦相手は後日発表される。日菜太は「今年言い続けた新日本プロレス東京ドーム大会への道はまだあきらめていません。大田区を自分の力で満員にし、東京ドームたどり着きたいです」「(2月の対戦相手に)浮上して来ている選手はいい相手です。その選手に勝ったら、夏に土をつけられたジョムトーンと再戦したいです。そこに(KNOCK OUTの肘無しの黒い)ベルトと賭けて欲しいです。ベルトを取ったら、世界最強と思ってる3人、シッティチャイ、ペトロシアン、アラゾフの一角と、最後に本気の試合をしたいです」と発言。ぱんちゃんは「2月はデビューしてからちょうど1年なので、成長した姿を見せたいです」「今は首相撲あり・肘無しを極め、黒いベルト目指します。46kgでベルトを取って、48kgの選手とも戦いたいです」と話した。
2.11 大田大会のチケット概要は後日発表される。