Krush 3.30 後楽園ホール:“Krush”最後のタイトルマッチ 島野浩太朗「必ず壊して勝って防衛したい」、西京佑馬「しっかり倒して新時代の幕開けにしたい」
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Krush.99(3月30日(土)後楽園ホール)のメインイベント、スーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチで対戦する島野浩太朗(菅原道場/王者)と西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)が公開練習を行った。その記事がK-1 JAPAN GROUPから届いている。(練習時写真: (C)Good Loser)
王者・島野浩太朗、“Krush”最後のタイトルマッチで“壊し”を体現する!
「Krushのチャンピオンとして、“Krush”最後の大会を締めるチャンス。攻めて壊して何が何でもベルトを守る」
3月18日(月)千葉の菅原道場にて、3月30日(土)東京・後楽園ホール「Krush.99」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・西京佑馬と対戦する王者・島野浩太朗が公開練習を行った。
12月に大岩龍矢を延長判定の末に下して初防衛に成功した島野。初防衛から3カ月弱というスパンで臨む2度目の防衛戦は、“Krush”という大会名称では最後となる大会のメインイベントだ。
2分1Rの公開練習ではパンチを中心に、菅原会長が繰り出すヒザ蹴り等にも反応しながら攻撃を返すミット打ちを披露。「仕上がりはずっと順調で大きな怪我もなくこれているので、調子良く試合に向けて準備が出来ています。会見の時にこれがKrush最後のタイトルマッチというのを改めて聞いて、そこで凄くスイッチが入った感じですね」と“Krush”として最後のタイトルマッチに向けて万全の体勢で臨む。
12月のタイトルマッチについて「試合は1RKOで決着がつく試合もあるし、前回4Rしっかり戦い抜いて防衛したことは、自分にとって凄く大きかった。その経験が必ず次につながると実感した試合でした」と振り返る島野。「チャンピオンになって一日で自分が変わるものでもないと思うし、そこはもう一日一日の積み重ねだと思っています。タイトルのあるなしは関係なく、次の試合に向けて少しでも強くなった自分、成長した自分を必ず用意するんだという気持ちです。タイトル獲るまでもそうですし、タイトルを獲ってからも変わらず試合に向けて過ごしてます」と王者になった今も試合に向けての真摯な姿勢は変わらない。
挑戦者の西京については「技術的に完成度も高いし、強敵だと思ってます。高校一年生でK-1甲子園のチャンピオンになって、同門の先輩からも才能溢れる天才だと言われるような選手なんで。本当に厳しい戦いになることも覚悟してますし、年齢も関係なく、一人の選手として強敵だと思ってます」と警戒すべき相手だと語り「挑戦者にふわさしい、凄い強い選手だと思っています」とその実力を認める。
島野にとってはKrushでK-1甲子園世代と対戦するのは初めてで、新世代との対戦という側面もあるが「そこを意識するというよりも、西京選手との試合に集中すること、その試合に勝つことが全てだと思ってます」と西京という一人のファイターとの対決に集中している。
「新世代との対決よりも、自分はKrushという大会にすごく思い入れがある。自分は竹内先輩(“狂拳”竹内裕二)がKrushで活躍していたのを見て、その憧れの気持ちから始まって、自分がKrushでデビューして、そこで沢山の人に知ってもらって、応援もしてもらってきました。その最後のKrushでベルトを防衛して、自分がチャンピオンベルトを巻いて締められることをチャンスだと思っています」とKrushのベルトに対する想いが溢れ出す島野。
続けて「Krushというリングは本当に激闘で熱い試合が多いリングで、沢山のファイターだったり、先輩達が歴史を作ってきたリングです。簡単に口で言えるものではないですけど、その覚悟で当日自分をリングに上げることに集中してます。(Krushの理想のチャンピオン像は)やっぱり名前にあるとおり、攻めて壊して、KOして勝つことが一番の形だと思うんですけど、Krushは超破壊型打撃格闘技なんで、見ている人がハラハラするような、そういう選手の戦いの舞台だと思います」とKrushは特別なリングだと強調する。
この大会のキャッチコピーは“壊しの最終決戦”とつけられているが、島野は「守りに入らないで、攻めて壊して何が何でもチャンピオンベルトを締める気持ちです。大会名称が変わって、先にどうつながるかは分かりませんが、とにかく試合の日に100%準備をして、全力で一日ぶつかって、必ず壊して勝って防衛したいと思います」とKrushらしく“壊し”を体現して防衛すると宣言した。
改めて「最後のKrushのタイトルマッチ、全て集中して準備して、当日リングに注ぎたいと思います。注目よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った島野。新世代の西京を相手に“壊し”を体現し、自らの戦いをKrushの集大成とすることができるか?
挑戦者・西京佑馬、“Krush最後のタイトルマッチ”を新時代の幕開けにする!
「Krushらしくパンチでも蹴りでもしっかり倒す」
3月15日(金)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、3月30日(土)東京・後楽園ホール「Krush.99」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・島野浩太朗と対戦する挑戦者・西京佑馬が公開練習を行った。
以前から目標に掲げていた高校生チャンピオンになるべく、3月30日のタイトルマッチに挑む西京。タイトルマッチに向けて「試合まであと2週間ぐらいですけど、仕上がりも体調もバッチリです。正直タイトルマッチが決まるのはまだ先だと思ってたんですけど、今回このようなチャンスをいただいて、勝てば高校生チャンピオンになれるってことで嬉しかったです」と心境を語る。
公開練習で西京は得意のパンチに加え、鋭いテンカオと左右ミドルも交えたミット打ちを披露し「周囲の期待は感じてますけど、そこはあまり気にせず頑張りたい。練習は相手の対策ももちろんやってるんですけど、パンチと蹴りの強化と、しっかり3R戦えるように仕上げてます」と自身のレベルアップとベルト奪取に集中している。
昨年の西京は4月にキャリア上位のレオナ・ペタスに挑み、6月にはK-1甲子園の決勝を争った横山巧と再戦。12月に自身初の国際戦となるアリ・ザリンファー戦と、それぞれ異なるテーマを持った試合が続いた。
西京も「敗戦もあったんですけど、負けたから得られるものもあったし、再戦にもしっかり勝てて、初外国人選手もしっかり倒せた。去年は凄い成長した一年だったと思います」と各試合で成長を実感し、それぞれの試合を以下のように振り返った。
「レオナ戦ではスタミナもそうだし、ほぼ全部の部分であの時点ではトップファイターには及ばないと思いました。横山戦は、あの試合で初めて延長戦まで行って、けっこう辛かったんですけど、そこで競り勝てたってのは大きかったですね。
横山戦のあとは怪我もあって試合間隔が空いたんですけど、その分強くなる練習が出来たんで、半年空いて良かったって感じです。ザリンファー戦はオファーが来て、初外国人で他団体のチャンピオンということもあって正直怖さはありましたが、ここで勝てばデカイと思ってオファーを受けました。
(ザリンファー戦は)始まってすぐに相手がガッと来たんですけど、一発一発相手の攻撃も見えていて冷静でした。パンチを合わせてやろうと思ったら合わせたら入ったって感じですね。レオナ戦で負けてから、(横山戦から)試合が半年空いてた間に、接近戦の練習をしっかり積んできたんで、ショートレンジでの一発で倒したことも自信になりました」
王者・島野について、西京は「前回の試合を生で見させてもらったんですけど、タフでパンチ力があるって感じですね。チャンピオンになってからは勝ちに来てる感が凄い伝わってきました。自分とやる時もきつい戦いになるんじゃないかと思います」と厳しい戦いになると分析しつつも、「試合が終わるまで、しっかり自分のスタイルをやり続ければ勝てると思います」と自らのスタイルを貫き通せば勝てると自信を見せる。
4月大会からKrushの大会名称がK-1 KRUSH FIGHTに変更となるため、今大会は“Krush最後のタイトルマッチ、壊しの最終決戦”というキャッチフレーズがつけられている。
そのタイトルマッチで長年Krushのリングを沸かせてきた島野と雌雄を決することについては「けっこう前からKrushで島野選手の試合を見てたんですけど、やるタイミングがタイトルマッチとは思ってなかったですね。でもしっかり勝ちたいです。Krush最後の大会なんで、Krushらしくパンチでも蹴りでもしっかり倒したいと思います。しっかり倒して新時代の幕開けにしたいですね」とKOでKrushの最後を締め、新しい時代の幕開けにすると宣言。
今後の展望については「ここをしっかり勝たないと意味がないんで、しっかり勝って、行く行くはK-1のチャンピオンになりたいです。王者になった上で、敗れているレオナ選手にもリベンジしたいです」と島野戦に全力を注ぎ、将来の目標としてK-1チャンピオン、そしてプロキャリアで唯一黒星を喫したレオナへのリベンジを掲げた。
最後に「3月30日は勝って高校生チャンピオンになるんで、応援よろしくおねがいします」とファンにメッセージを送った西京。Krush最後のタイトルマッチに勝利して、高校生チャンピオンとして新時代幕開けの象徴となることができるか?
対戦カード
第9試合 メインイベント Krushスーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/王者)※2度目の防衛戦
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)
第8試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
藤村大輔(A-BLAZE×KICK GYM)
第7試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
林 京平(湘南格闘クラブ)
~休憩~
~塚越仁志(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第5代Krushウェルター級王者)引退セレモニー~
第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
横山 巧(リーブルロア)
第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
齋藤祐斗(JK TRIBE)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
久保一馬(FIGHT CLLUB 428)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
堀井 翼(ネクサスジム)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
山田泰士(K-1ジム五反田チームキングス)
勝輝(K-1ジム・ウルフTEAM ASTER)
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
良輝(TEAM TOP ZEROS)※晴山塾から所属変更
多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2018 -55kg王者)
概要
大会名 Krush.99
日時 2019年3月30日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(4月6日(土)19:30~24:00)
チケット料金 SRS席18,000円 RS席10,000円(完売) S席8,000円(完売) A席6,000円(完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/