RISE 2.3 後楽園ホール:引退エキシの清水賢吾「ベイノアには思いっきり来てもらいたい」。秀樹×白鳥大珠がWORLD SERIES 61kg最終枠決定戦に
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RISE 130(2月3日(日)後楽園ホール)で同門の後輩・ベイノア(RISEウェルター級王者)を相手にエキシビションマッチを行う清水賢吾(極真会館/RISE&SB日本ヘビー級王者)のインタビューがRISEクリエーションから届いた。清水のトレーナーである貝沼慶多氏、相見秀樹氏のコメントも届き、清水の強さの根源がわかる内容となっている。
なお、メインイベントのライト級王座決定戦・秀樹(新宿レフティージム/1位) vs. 白鳥大珠(TEAM TEPPEN/2位)が、3月10日の大田区総合体育館で開幕するRISE WORLD SERIES -61kgトーナメントの出場者決定戦(一回戦の相手はヘクター・サンチアゴ(ブラジル))も兼ねることが新たに発表されている。タイトルマッチは5R制で、約1か月間隔のため、先を見据えればなるべく消耗したくない戦いだが、果たしてこの決定が両者の心理や戦略にどう影響するか?
清水賢吾
――引退試合お疲れ様でした。マイティ・モー戦では逆転KO負けでしたが、いかがでしたか。
清水 モー選手は大振りに見えて結構正確にパンチを打ってきて、自分のガードの隙間を打たれて効かされてしまいました。
――2Rにヒザ蹴りでダウンを奪いました。
清水 欲が出てしまったというか、最後ということでKOで終わらせたいという気持ちがあり、今なら倒せると思って行ったところを逆にもらってしまいました。
――引退試合ということで試合にかける想いは今までとは違うものでした?
清水 あまり意識しないようにいつも通り戦うことを心掛けていたのですが、入場曲がかかったときに、もう最後なんだなと感傷に浸って泣きそうになってしまいました。試合に向けての練習はしっかり積むことができましたし、モチベーションも高く保っていたので準備は万端でした。
――引退して悔いはないですか?
清水 ないですね。すっきりした気持ちでいます。応援してくれた方々から『今までたくさんの感動をありがとうございました』と言っていただいたのが一番嬉しかったです。
――今回は“ブラックパンサー”ベイノア選手と引退エキシビションマッチが決まりました。ファンにどういうものを見せたいですか?
清水 本当に最後のリングになるので良いところを見せたいという気持ちはあります。無敗の現役チャンピオンで黒人の過去最強の相手だと思うので、しっかり気を引き締めて頑張ります。ベイノアには思いっきり来てもらいたいと思います。
――ファンの皆さんにラストメッセージをお願いします。
清水 現役時代にはたくさん試合を見ていただき、ここまで続けられたのはファンの皆さんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。最後にいいところを見せます。期待していて下さい。
◆貝沼慶多氏コメント(国際空手道連盟 極真会館 総本部 指導員)
彼と出会ったのは13年前ぐらいです。極真会館東京城西支部明大前道場でキックの試合に出る選手たちを集めて、私はキックの経験(第20代全日本キックボクシング連盟バンタム級王者)があるのでそこで指導させてもらいました。
清水君は元々極真の大会で実績があったので力強い、身体がしっかりしている印象がありました。彼は性格的には真面目で比較的クールなのですが、試合が始まるとファイタータイプになり、空手やキックの技術ではなく自己流で倒しに行くことが多かったですね。KO率が高いところが魅力的でしたし、極真の選手だけにフィジカル面も強かったですね。
自分が思う彼のベストバウトは、天田ヒロミ戦(2014年4月29日)。ボコボコに打たれていましたが、最終的に右ハイキックで大逆転KOした試合でした。ずっと13年間セコンドに付いていたのでもうセコンドに付けなくなるのは寂しいのですが、私としては良い勉強、経験をさせてもらいました。ありがとうございました。お疲れ様でした。
◆相見秀樹氏コメント(国際空手道連盟 極真会館・東京城北支部 成増道場 分支部長)
彼が中学生の頃、2人の同級生と一緒に極真の道場に入会してきました。それほど目立った存在ではなく、むしろ他の2人の方が素質があった印象があります。当時は身長は今ほど高くはなかったのですが、身体が細くてマッチ棒のようでした。結局その友達2人は先に辞めて清水だけが残りましたが、最後まで続けられたのは、格闘技が好きだったからだと思います。人に左右されず常にマイペースで練習していて、奥底には必ず強くなってやるというものを感じました。
高校卒業後、大学進学ではなく格闘技の道を選んだ時点で、彼は凄く良いところまで行くと思いました。キックを始めると聞いた時は、旧K-1が流行っていて大きな外国人選手ばかりだったので大丈夫かなと心配でしたし、まさかチャンピオンになるとは思っていませんでした。キックに転向して一番感動したのは、自分が倒されてからも立ち上がって逆転KOしてきたこと。なかなか出来ることではないですが、そういうことを出来たのは彼の一番の持ち味かもしれません。
私の彼のベストバウトは、上原誠戦(2010年7月31日)。2Rにダウンを奪いましたが、3Rに左ハイキックで倒されたんです。KO負けしましたが、それでも立ち上がった姿を見て感動しましたし、これでキックをやらないと言うのかなと思ったら続けるということだったので腹を括っているんだなと思いました。
彼は試合中に結構打たれるので、“Strek”バダ・フェルダオス戦(2018年6月17日)でKO負けした時にそろそろ(辞めても)いいのではないかと思った時に引退の話がありました。チャンピオンにもなっていますし、彼はやり切ったと思います。
最後の引退試合はKO負けでしたが、大きなケガをしなかったことが一番良かった。これから彼は引退して第2の人生がスタートします。人を感動させる試合をしてきたので、良き指導者にもなれると思います。頑張って下さい」
【RISEからのプレスリリース】
◆メインのライト級新王者がWORLD SERIES -61kgトーナメントに参戦
今大会のメインイベントで行われるライト級王座決定戦『秀樹vs白鳥大珠』の試合について追加情報をお知らせします。
このタイトルマッチ勝者が3月10日(日)大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2019 1st Round』にて-61kg世界トーナメントに参戦することが決定しました。
RISE・伊藤隆代表は『両者にはライト級のベルトとWORLD SERIES 61kgトーナメント最後の一枠を争ってもらう事に決めました。二人ともトーナメント参戦の意思は確認済みで粉骨砕身の覚悟でタイトルマッチに挑むと思います。この試合がライト級新王者決定戦、そしてWORLD SERIES参戦選手として相応しい試合になる事を期待してます。』とコメント。
タイトルマッチに加え世界トーナメントを懸けたメインイベントをどうぞご注目下さい。
☆RISE130トレーラー
対戦カード
第11試合 メインイベント 第5代RISEライト級(63kg)王座決定戦(兼・RISE WORLD SERIES 61kgトーナメント出場者決定戦) 3分5R(無制限延長R)
秀樹(新宿レフティージム/1位、K-1 REVOLUTION FINAL -65kg級世界王者)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/2位、スーパーフェザー級(60kg)4位、元WPMF日本スーパーフェザー級王者)
第10試合 セミファイナル スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
田丸 辰(平井道場/RISEスーパーフライ級王者)
一樹(PLACE-K/MA日本スーパーフライ級王者)
第9試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)
北井智大(チームドラゴン/RISE 3位)
~休憩~
第8試合 清水賢吾引退エキシビションマッチ 2分2R
清水賢吾(極真会館/RISE&SB日本ヘビー級王者)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級王者)
第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
森田崇文(フリー/RISE 1位・元王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/RISE 3位)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星(平井道場/RISE 2位、Bigbangスーパーバンタム級王者)
竹内将生(エイワスポーツジム/MA日本スーパーバンタム級王者、WMC日本スーパーバンタム級1位)
第5試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子 梓(新宿レフティージム/RISEスーパーフライ級(53kg)1位)
堀尾竜司(TRY HARD GYM/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
第4試合 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級(57.5kg)5位)
Ryuki(RKS顕修塾/中国英雄伝説2017年-60kg級アジア王者)
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
高橋幸光(はまっこムエタイジム/元MA日本ライト級王者、元J-NETWORKライト級王者)
山田洸誓(正道会館 高知/RISE 2位)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
津田鉄平(新宿レフティージム/RISE 10位)
澤谷大樹(HAWK GYM/RISE 11位、2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝)
門口佳佑(EX ARES/那須川天心挑戦者決定トーナメント優勝)
オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
中澤良介(TRY HARD GYM)
大日方景都(TARGET/2015年KAMINARIMON全日本大会 -60kg級優勝)
オープニングファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
須田翔貴(TEAM TEPPEN/2018年KAMINARIMON×新空手アマチュア最強決定戦-57.5kg級優勝)
松元アウトサイダー仁志(FLAT UP)
概要
大会名 RISE 130(ライズ ハンドレッドサーティ)
日時 2019年2月3日(日) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後17時10分よりオープニングファイト予定
チケット料金 SRS席 15,000円(完売) RS席 9,000円(完売) S席 6,000円(完売) A席 5,00円 ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEクリエーション(03-5319-1860)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 https://www.rise-rc.com