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グラップリング選手権 佐々木憂流迦、初のフライ級で優勝:10.25 大久保

  • ZST
  • 更新・2015-10-25 (Sun)23:11
第1回全日本グラップリング選手権2015
2015年10月25日(日) 東京・大久保・GENスポーツパレス
 賞金総額100万円(4階級/優勝20万円、準優勝5万円)で初開催されたグラップリング選手権は、UFC 2連敗中の佐々木憂流迦がフライ級に初めて落として参戦し、3試合中2試合で一本を奪い優勝。「残り600gで死ぬかと思いました」と減量苦を明かしたが「当日計量でこれだけ動ければチャレンジしたい」とフライ級での手応えを感じた様子だった。
  レポート&写真:井原芳徳


フライ級トーナメント


一回戦(1) 5分1R
○佐々木憂流迦(フリー/元修斗フェザー級(60kg)環太平洋王者、ADCC'13日本代表)
×竹中 慎(パンクラスP's LAB東京/パンクラス・プロアマキャッチトーナメント'11 '12優勝)
4'56" フロントチョークスリーパー

一回戦(2) 5分1R
○正田昭治(ストライプルオハナ/柔術マスターズ世界選手権2013優勝)
×杉本寛樹(AXIS千葉/プロアマGTトーナメント'13優勝)
1'06" アンクルホールド

一回戦(3) 5分1R
○澤田健壱(パラエストラ東京/プロアマGTトーナメント'14準優勝)
×中尾 亮(X-TREME柔術アカデミー/プロアマGTトーナメント'13準優勝)
判定3-0

一回戦(4) 5分1R
○八田 亮(ストライプルオハナ/元ZSTフライ級王者、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
×ヒートたけし(和術慧舟會船橋道場)
0'31" 膝十字固め

準決勝(1) 5分1R
○佐々木憂流迦(フリー/元修斗フェザー級(60kg)環太平洋王者、ADCC'13日本代表)
×正田昭治(ストライプルオハナ/柔術マスターズ世界選手権2013優勝)
判定3-0

準決勝(2) 5分1R
×澤田健壱(パラエストラ東京/プロアマGTトーナメント'14準優勝)
○八田 亮(ストライプルオハナ/元ZSTフライ級王者、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
0'38" 腕ひしぎ十字固め

決勝 5分2R
○佐々木憂流迦(フリー/元修斗フェザー級(60kg)環太平洋王者、ADCC'13日本代表)
×八田 亮(ストライプルオハナ/元ZSTフライ級王者、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
1R 1'31" チョークスリーパー
※佐々木が優勝

 UFCバンタム級で2連敗中の佐々木が、グラップリングルールながらもフライ級に初めて落としての試合。6月の敗戦後、和術慧舟會駿河道場を離れフリーとなり、今回のセコンドには上京後の主な練習先であるチームOTOKOGIの植松直哉コーチ(Nexusense代表)がつく。



 一回戦の1Rは慎重に上から押さえに行く展開が続き、竹中に下からギロチンを仕掛けられる場面もあったが、終盤に竹中がタックルに来たところを逆にギロチンでつかまえて一本。まずまずのスタートを切る。
 準決勝も序盤から正田を崩して、持ち前の素早い動きでバックマウントを取ると、チョークを狙い続け、終盤はブレイクがかかったものの、危ない場面を作らず完勝。
 決勝は正田の弟子で元ZST王者の八田が相手だったが、八田が潜って足を取りに来た動きをかわしてバックに回ると、今度はチョークをガッチリと極めタップを奪い見事優勝を果たした。



◆佐々木「減量は残り2kgまでは余裕だったんですけど、残り600gで死ぬかと思いました。いつもは前日計量ですけど今回は当日計量で、リカバリーが超下手糞でしたね。食べ過ぎて腹パンパンでした(苦笑)
 一回戦はフライ級の選手の力量がわからなくて、めっちゃパワーを使ってしまいました。でもフライのフィーリングはいいですね。コントロールしやすいし、組み負けるイメージが無いというか。(今後もフライ級?)当日計量でこれだけ動ければチャレンジしたいです。



 今日は植松コーチのアドバイスが活きましたね。一回戦は自分から胸を合わせに行く動きが多くて、押さえに行ったんですね。でも決勝の前に『胸合わせるな。動き負ければそれまでだ』と言われて、勝負しようと思ったら、相手がミスしてくれたところで、いい感じでトライできました。植松コーチのおかげです。植松コーチの動きに憧れているので、そういう方に習うのが確実ですね。常人じゃないですよ、植松コーチは」


バンタム級トーナメント


一回戦(1) 5分1R
○嶋田裕太(Nexusense/柔術世界選手権ライトフェザー級(64kg)'15 3位、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
×松本義彦(CARPE DIEM/柔術世界選手権茶帯優勝、パンクラスプロアマキャッチ'08 '14優勝)
4'00" フロントチョークスリーパー

一回戦(2) 5分1R
○榎本 悟(リバーサルジム川口リディプス/VTJグラップラーズクラウン'15優勝) 
×桑原 悠(PUREBRED大宮)
1'00" チョークスリーパー

一回戦(3) 5分1R
×橋本知之(CARPE DIEM/柔術世界選手権ルースター級(57.5kg)'15 優勝)
○村田卓実(和術慧舟會東京道場/プロアマGTトーナメント'13優勝)
判定0-3

一回戦(4) 5分1R
○牧野仁史(リバーサルジム東京スタンドアウト/プロアマGTトーナメント'11 '12 '14優勝)
×清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A/フライ級キングオブパンクラシスト)
0'55" ヒールホールド

準決勝(1) 5分1R
○嶋田裕太(Nexusense/柔術世界選手権ライトフェザー級(64kg)'15 3位、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
×榎本 悟(リバーサルジム川口リディプス/VTJグラップラーズクラウン'15優勝) 
4'40" フロントチョークスリーパー

準決勝(2) 5分1R
○村田卓実(和術慧舟會東京道場/プロアマGTトーナメント'13優勝)
×牧野仁史(リバーサルジム東京スタンドアウト/プロアマGTトーナメント'11 '12 '14優勝)
判定3-0

決勝 5分2R
○嶋田裕太(Nexusense/柔術世界選手権ライトフェザー級(64kg)'15 3位、プロアマGTトーナメント'14 '15優勝)
×村田卓実(和術慧舟會東京道場/プロアマGTトーナメント'13優勝)
判定3-0
※嶋田が優勝

 嶋田は一回戦、互いにギロチンを狙う攻防が続く中で、終盤にマウントからギロチンを極めタップを奪取。「松本選手には負けていたので、初戦で勝てたのが一番うれしかった」「今年に入ってから練習していた技で勝てたのが良かった」といい、準決勝の榎本戦もしつこいタックルから上になり、マウントからのギロチンで一本を奪う。



 反対ブロックでは嶋田と同じ柔術の強豪の橋本、パンクラス王者の清水が初戦敗退。決勝にはZSTのグラップリング部門のエース・牧野を足関で追い詰めた村田が上がってきた。

 決勝でも上になる嶋田に対し、村田が下からアキレス腱固めやアンクルホールドを狙う展開がしばらく続くが、中盤に嶋田が村田をハーフで押さえ込むと、以降はサイドからの腕十字、バックからのチョーク、マウントからの肩固めで圧倒。2Rもギロチン狙いとバックコントロールで攻め続け、3試合連続一本勝ちとはならなかったものの、圧倒的な強さを見せつけ優勝した。



 試合後の嶋田は「ルールは違いますけど、いつも通り柔術と変わらず動けたのが良かった」「これからも柔術一筋です。総合はやらないですけど、グラップリングも声をかけてもらえたら出たいです」とコメント。賞金の使い道について聞かれると「お世話になった人との祝勝会と、アメリカ遠征に使って、余ったら(アイドルグループの)アップアップガールズ(仮)の佐保明梨さんに貢がせてもらいます」と笑顔で語っていた。


フェザー級トーナメント


一回戦(1) 5分1R
○中村“アイアン”浩士(CARPE DIEM)
×藤井理夫(和術慧舟會兵庫支部)
判定3-0

一回戦(2) 5分1R
○西林浩平(リバーサルジム新宿Me,We/柔術全日本選手権マスター黒帯'14'15優勝)
×水洗裕一郎(X-TREME柔術アカデミー/プロアマGTトーナメント'14準優勝)
判定3-0

一回戦(3) 5分1R
×徹肌ィ郎(和術慧舟會東京道場/プロアマGTトーナメント'15優勝、ADCC'05 '07 '11 '13日本代表)
○竹内 稔(T.T.M URUSHI DOJO/プロアマGTトーナメント'15ライト級優勝、VTJグラップラーズクラウン'14ライト級準優勝)
判定0-3

一回戦(4) 5分1R
○平尾悠人(X-TREME柔術アカデミー/ADCC'15日本代表)
×村山大介(マスタージャパン)
判定3-0

準決勝(1) 5分1R
○中村“アイアン”浩士(CARPE DIEM)
×西林浩平(リバーサルジム新宿Me,We/柔術全日本選手権マスター黒帯'14'15優勝)
判定3-0

準決勝(2) 5分1R
○竹内 稔(T.T.M URUSHI DOJO/プロアマGTトーナメント'15ライト級優勝、VTJグラップラーズクラウン'14ライト級準優勝)
×平尾悠人(X-TREME柔術アカデミー/ADCC'15日本代表)
判定3-0

決勝 5分2R
○中村“アイアン”浩士(CARPE DIEM)
×竹内 稔(T.T.M URUSHI DOJO/プロアマGTトーナメント'15ライト級優勝、VTJグラップラーズクラウン'14ライト級準優勝)
1R 4'09" レッグロック
※中村が優勝

 中村は一回戦の藤井戦は「久々の試合で硬くなった」といい、何度かバックを取られ、腕十字やチョークを狙われる場面もあったが、足関と腕十字狙いでチャンスを作り接戦を制す。準決勝は「アップをしたら動きが良くなった」といい、終始上になりながらサイドから腕十字を狙い続け完勝した。



 反対ブロックから上がって来たのは竹内。一回戦ではフェザー級実績ナンバーワンの徹肌ィ郎をアナコンダチョークで追い詰め判定勝ちしている。
 中村と竹内は昨年10月のVTJグラップラーズクラウンの準決勝で戦い、竹内がチョークで一本勝ちしている。中村は「一度負けているので気持ちが乗っていた」といい、序盤からテイクダウンを重ね主導権を握る。中盤、竹内が下から腕をつかんだり、ギロチンを仕掛けたりと挽回してくるが、しのいだ中村は、終盤に上になると、変形のレッグロックを極めタップを奪い、見事リベンジと優勝を果たした。



 今後について中村は、最近巻いた柔術茶帯での試合に意欲を示すと共に、本業のMMAについても「この試合がモチベーションを作ってくれた。これまでアグレッシブに攻めることが無かったので、スタイルを変えるきっかけになった。この経験を総合に活かしたい」と話していた。


ライト級トーナメント


準決勝(1) 5分1R
○太田裕之(OFC/プロアマGTトーナメント'11'14優勝)
×菅原和政(マスタージャパン)
判定3-0

準決勝(2) 5分1R
×ホブソン・タカノ(ブラジル/DAMM FIGHT JAPAN)
○渡部拳士郎(パラエストラ吉祥寺/全日本サンボ選手権'14 74kg級優勝)
2'55" 膝十字固め

決勝 5分2R
×太田裕之(OFC/プロアマGTトーナメント'11'14優勝)
○渡部拳士郎(パラエストラ吉祥寺/全日本サンボ選手権'14 74kg級優勝)
判定0-3
※渡部が優勝

 渡部は柔道全日本学生ベスト16、柔術東日本選手権紫帯優勝、全日本サンボ優勝等、組み技の多様な競技で実績を残している注目株。準決勝はタカノに左足首を壊されたが「僕にタップという言葉は無い」といい、耐え抜いた後は膝十字を極め返してタップを奪った。



 決勝は足を引きずりながらの戦いだったが、1R終盤に素早くバックを取ってからの腕十字でチャンス。2Rにはバッティングで右まぶたを切られ出血し、厳しい戦いとなったが、終盤にも太田のカニばさみを潰してバックを取る等、全般に優位に試合を運び勝利した。
 試合後は「柔術で勝ちたい相手がいるので、グラップリングを極めないといけない」と話し、5月の一騎討で判定で敗れている柔術黒帯の強豪・細川顕へのリベンジを今後の目標に掲げた。




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