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小谷、ZST名物・横洗濯挟みで中村大介から一本

  • ZST
  • 更新・2009-11-27 (Fri)16:00
ZST.22 〜旗揚げ7周年記念大会〜
2009年11月23日(月/祝) 東京・ディファ有明
  レポート&写真:久保与志


第6試合 メインイベント ライト級 5分2R
○小谷直之(ロデオスタイル)
×中村大介(U-FILE CAMP.com)
1R 1'37" 横洗濯挟み

 リングスでプロデビューを飾りZSTのエースとして活躍してきた小谷と、田村潔司の一番弟子である中村大介。U系色の濃い二人が激突した一戦は、目まぐるしく上下が入れ替わる、まさにUWFを彷彿とさせるようなグラップリング勝負となった。
 距離を取りながら左ミドルを出していく小谷に対し、中村はパンチを振るいながら距離を詰める。コーナーに詰められた小谷は、右ストレートをかいくぐって片足タックルをしかける。中村はこれをしっかりと切ると、小谷の左手を捕らえてアームロック。小谷は両手をクラッチしつつ立ち上がるが、中村もアームロックに捕らえたまま立ち上がり、足をかけて再びグラウンドに持ち込む。中村の執拗な仕掛けにもクラッチを切らない小谷は、中村の動きに合わせてトップポジションを奪うと逆にアームロックを仕掛ける。回転して逃れようとする中村に対し、小谷は中村の左手を捕らえたまま首を両足で挟みこみ横洗濯挟みの体勢に。中村は何とか足を外そうとするが、ガッチリと極まり身動きが取れず。タップはせずに我慢し続けるが、ついに力尽きて完全に落ちたところでレフェリーが試合をストップした。

 小谷はマイクを渡されると「一応、大晦日の予定は空けておきます」と大晦日興行への参戦を控えめにアピール。インタビュースペースで小谷も「そんなに得意ではないけれど、ZSTでは使う選手が多いので参考にしてました」と語ったように、横洗濯挟みと言えば矢野卓見や清水俊一などZSTを主戦場とする選手達が得意としている印象が強い。ZSTのお家芸とも言える横洗濯挟みでの一本勝ちで、7周年興行のメインイベンターとしての面目を保った。


第5試合 セミファイナル 83kg契約 5分2R
×渋谷修身(フリー/ZSTウェルター級王者)
○鈴木信達(武心塾)
2R 4'03" KO (右膝蹴り)

 1R、渋谷は左ミドルを盛んに飛ばして距離を掴むと、右アッパーからパンチの連打で鈴木を後退させる。鈴木も右ボディストレートなどで反撃。渋谷が片足タックルからしつこく組みついて倒そうとするが、鈴木はロープに手をかけてテイクダウンを防ごうとする。レフェリーからドントムーブがかかり、鈴木にはロープを掴まないように注意されるが反則は取られず。再開後、渋谷は四つに組みなおして両手をクラッチすると、抱え上げるようにしてようやくテイクダウンを奪う。鈴木はすぐに蹴り放して立ち上がろうとしたところ、渋谷がフロントチョークをしかけるがこれは極まらず。

 2R、鈴木はプレッシャーを強めじりじりと距離を詰めると、強烈な左ジャブをクリーンヒットさせる。これで後退した渋谷に対し、鈴木はさらに左フックで追撃。タックルで流れを切ろうとする渋谷に、鈴木は右アッパーを強振する。鈴木は足を抜くようにタックルを切ってスタンドに戻すと、渋谷がパンチで前に出たところを左フックで迎え撃つ。鈴木はさらにコーナーに詰めてパンチを浴びせると、たまらずタックルにきた渋谷の顔面にカウンターの右膝蹴りをクリーンヒット。渋谷はそれでもしがみつくようにタックルに行くが、鈴木がさらに膝蹴りを入れつつこれを切ると、レフェリーに促されても渋谷は立ち上がれず。レフェリーが試合続行不可能と判断し鈴木がKO勝利を飾った。

 マイクを渡された鈴木は「今日は残念なお知らせがあります。行政書士として自分の事務所を開設して、行政書士と格闘家、二足の草鞋を履くにはキャパシティーがオーバーしております。この試合を最後に31年間追い続けた大リーガーを目指します」と、冗談を交えながら引退を匂わせる発言と共にリングを降りた。
 インタビュースペースでも「前回、内村選手とやってから行政書士の仕事が忙しくなり、現役としてやっていくのは無理かなと思った。今回は4カ月前ぐらいに健康診断に引っかかって、それで運動を再開して試合も出来るかなと思った」と両立の難しさを語った鈴木。正式に引退か?との問いには「僕の場合、方向性が曖昧なので(笑)」と明言は避けた。


第4試合 グラップリングタッグマッチ ライト級 15分1本勝負
△金原正徳(パラエストラ八王子/戦極フェザー級王者) & バレット・ヨシダ(米国/SDアンディスピューテッド)
△矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場) & 山田哲也(しんわトータルコンバット)
時間切れ



 戦極フェザー級王者となって初のZST出場となった金原。世界的なグラップラーとして知られるバレット・ヨシダとタッグを組んで、矢野&山田の新旧ZST寝技師とグラップリングマッチで凱旋を果たした。
 先発は金原と山田。引き込んで下からアームロックを山田に対し、金原も仕掛けを潰しながらパスガードを試みる。両チームともタッチしてバレットと矢野の対戦に。バレットがシッティングガードからスイープしてトップポジションをキープ。素早くパスガードしてサイド、マウントと畳み掛けるが、矢野のディフェンスも固く一本を取るには至らない。矢野が山田と交代し、この組み合わせでもバレットが下からあおって上を取り、パスガードを狙っていく。
 バレットの肘が山田の顔面に当たるアクシデントもあり、両チーム入れ替わり金原と矢野のマッチアップ。金原のタックルに矢野はフロントチョークで切り返すが、金原は外してパスガードからマウントポジションを奪うと、肘を顔面に執拗に押し付けるえげつない攻めを見せる。矢野はこの攻撃に「痛え…」と呟きながらも守りを崩さない。
 両チーム入れ替わり、バレットがフロントチョークから素早くバックに回りチョークスリーパーをしかけるが、山田は間一髪で矢野にタッチして難を逃れる。タッチされた矢野はすぐに山田にタッチしようとして場内の笑いを誘う。結局、バレットと矢野のマッチアップのまま試合が進み、両者足関節を取り合ったところで試合終了。双方見せ場は作ったものの、一本を取るには至らず時間切れのドローに終わった。


第3試合 ライト級 5分2R
○伊藤健一(ALLIANCE)
×奥出雅之(ゴールドジムサウス東京 / チーム09)
1R 5'00" TKO (ドクターストップ:眼窩底骨折の疑いのため)

 伊藤は遠い間合いから右ロングフックを振るいつつ、距離が詰まるとすぐに引き込んでグラウンドに持ち込もうとするが、奥出は付き合わずすぐに立ち上がる。スタンドから伊藤の右ロングフックが何度か顔面を捕らえる。奥出もパンチを返すが、伊藤の右フックが浅くヒットし、奥出はしきりに目の辺りを気にする。奥出は打撃を避けてタックルにいくが、伊藤は足を抜いてテイクダウンを許さない。その後も、しきりに目を気にする奥出に伊藤が時折右フックをヒットさせて1Rが終了。インターバル中にドクターチェックが入り、眼窩底骨折の疑いがあるためドクターストップ。再三右フックをヒットさせるなど押し気味に試合を進めた伊藤がTKO勝ちを収めた。
 

第2試合 フェザー級 5分2R
×稲津 航(フリー)
○中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
1R 1'35" 腕ひしぎ十字固め



 中村が距離を詰めたところを、稲津が首相撲に捕らえてボディに膝蹴りを入れていくが、中村はそのまま組み付いてテイクダンを奪う。ZST初参戦の中村に、セコンドの朝日昇からも「パウンドいっちゃ駄目だからな」と声がかかる。中村は体を起こし、じっくりとパスガードの機会を伺いながら足関節を仕掛ける。稲津も反応して体を起こして上を取ろうとするが、中村はこれを潰して再び上になるとすかさず腕十字。一気に腕を伸ばしきり稲津はたまらずタップ。レスリング力をベースとしたテイクダウンからのパウンドのイメージが強かった中村だが、パウンド禁止のZSTルールで見事なグラウンドテクニックを見せて一本勝ちを収めた。
 中村はこれで09年は4戦4勝のパーフェクトレコード。DREAM、戦極のフェザー級トーナメント、ホームリングの修斗でもタイトル戦線に絡むような出場機会には恵まれなかったが、その実力は国内フェザー級のトップファイターと比較しても全く遜色ない。


第1試合 タッグマッチ フェザー級 15分1本勝負
×清水俊一(総合格闘技宇留野道場) & 杉田一朗(心温塾)
○和田竜光(吉田道場) &小森亮介(吉田道場)
1R 1'50" KO (スタンドパンチ連打)

 先発は杉田と小森で試合開始、杉田が打撃でやや優勢に試合を進める。吉田道場タッグは和田に交代するが、清水&杉田は交代せず。和田が強烈な右アッパーを突き上げると、杉田はふらつきながらコーナーに後退。和田は機を逃さずパンチの連打を浴びせてダウンを奪ったところでレフェリーが試合をストップ。出番のなかった清水にはかわいそうな結果となったが、和田の豪快なKOで吉田道場チームがタッグマッチを制した。


SWAT!バウト



第12試合 バンタム級 5分2R
×小林悟郎(U-FILE CAMP.com)
○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
不戦勝

第11試合 フェザー級 5分2R
△倉岡幸平(蒼天塾)
△中村将光(GRABAKAジム)
時間切れ

第10試合 フライ級 5分2R
×藍 寛之(総合格闘技GROW)
○早坂優瑠(CORE)
1R 1'43" ヒールホールド

第9試合 ライト級 5分2R
○鈴木亮司(ALLIANCE)
×大迫元喜(GRABAKAジム)
1R 3'43" KO (右ハイキック)

第8試合 ミドル級 5分2R
△大沼啓介(マスタージャパンMMA)
△小池秀信(GRABAKAジム)
時間切れ

第7試合 ライト級 5分2R
○岡澤弘太(AXIS一宮)
×安井 隆(総合格闘技move)
1R 4'00" 腕ひしぎ十字固め

第6試合 フェザー級 5分2R
×大村 朗(ケルベロス柔術)
○伊禮真也(総合格闘技武蔵村山道場)
1R 3'22" KO

第5試合 ライト級 5分2R
○佐藤好宏(チーム09)
×佐藤 洋(総合格闘技move)
1R 2'10" KO (右フック)

第4試合 バンタム級 5分2R
△大久保謙吾(MSD護心道)
△新堀総司(U-FILE CAMP 赤羽)
時間切れ

第3試合 ウェルター級 5分2R
○濱岸正幸(U-FILE CAMP 登戸)
×高橋 弘(蒼天塾)
1R 2'10" アームロック

第2試合 GT-Fルール ライト級 5分2R
△太田裕之(ZFC)
△二ツ森敬浩(フリー)
時間切れ

第1試合 GT-Fルール フェザー級 5分2R
△牧野仁史(リバーサルジム)
△西林浩平(GRABAKAジム)
時間切れ

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